- 2015-10-23
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こんにちは、中西です。
先日、OCPのメンバーさん(女子)が、
自分の中で乗り越えないといけないと
感じていたある課題を
なんとかがんばって、
無事乗り越えた話を書いていました。
内容の詳細は書きませんが、
彼女なりに大変な経験だったようです。
その体験談のあと、
彼女はこんなことを書いていました。
「この先の壁も乗り越える必要がある・・・。
その壁っていうのは
『自分はできない』
と固く信じる自分のこと」
本人には確認していませんが、
この意味を前後の文脈から推察するに、
こんな↓意味かと。
「今回大きな壁を乗り越えたけど、
油断していると、また元の自分に
戻ってしまいかねない。それほど、
『自分はこれができないんだ』
と強く思い込んでいる自分がいる。」
・・・怖い話ですが、
こういうことって、
実際にあるわけです。
自分自身が、
「自分はできない」
と強く信じてしまっている状態。
とくに
「苦手意識が強いこと」
については、
なかなか簡単にはその意識を
払拭できない場合が少なくないです。
が、上の文章のあと彼女は、
以下のように書いていました。
「(次も今回のように)できる気がする。
まぐれだったかもしれないけど、今は
『自分は絶対できるんだ』
って信じられそうです。」
・・・一回乗り越えはしたが、
安易に油断しないで冷静に自分を
見つめている一方、
「一度乗り越えた壁だから次もできるはず!」
という前向きさも持ち合わせている点は
素晴らしいと思いました。
何かを乗り越えたあとの
考え方・精神状態としては
非常に理想ではないかと思うわけです。
個人的に、一度乗り越えられた壁については、
その「乗り越えた実績」が
何よりの自信につながって、
その後はもう比較的問題なく
乗り越えられることが多いと感じます。
ようするに場数が大事ということです。
そしてこの場合の場数とは、
より正確にいうと
(とくに初期段階における)
「小さな成功体験」
という意味です。
たとえば、受験生で
1日の勉強予定(Todoリスト)を作ること
に苦手意識があるけど、自分としては
その習慣を身につける必要がある
と思っているとします。
であれば、まずは1日分が難しいなら
「1〜2時間分のTodoリスト」
だけでも作成して、
それを達成することに挑戦してみる。
これを達成できれば、自分の中で
「小さい成功体験」
として実績が残ります。
あるいは、走るのは嫌いだけど
健康のためにジョギングを習慣にしたいなら、
いきなり30分も走るのではなく、まずは
5分のジョギング
からスタートしてみる。
5分のジョギングで「小さな成功体験」を
積むことができたら、
時間を10分、15分と延長していく。
・・・・そんな感じで、
苦手意識の強いことは
「小さな成功体験」
から目指していくと、
乗り越えやすくなります。
もちろん、
どうしても不向きなことは
「捨てる」
という選択肢もありますが、
実際問題、
生きて行くうえで、苦手であっても
乗り越える必要がある壁も
少なくないわけです。
とくに受験生活の中では
よくあるかと。
なので、自分の中で
苦手意識という心理的な壁があり、
それをどうしても乗り越える
必要があるなら、まずは
「小さな成功体験」
から目指してみるのがおススメですね。
「自分にはできないはず」
といった“マイナスの信念”は、おそらく
過去の経験や過去の自己イメージから
出来上がってしまうのでしょうが、
「『自分はできない』と固く信じる自分」
なんかに負けないでほしいと思います。
そいつはきっと、ニセモノの自分です(笑)
だって、一方では
「『自分はできる』と固く信じる自分」
もいるわけですから。
どっちの自分を信じるかは、あなた次第ですね。
それではまた。