- 2015-5-16
- おすすめ記事, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
今回はみんな大好き「食事」を切り口に
集中力のお話を。
ただ、今までとはちょっと違う視点で。
勉強している最中の
“満腹感”
というのは集中力を妨げる要因に
なりやすいものですよね。
その逆の空腹という状態であれば、
“極端な空腹感”
ではない限り、軽い空腹感レベルなら
むしろ集中力がアップすることが
わかっています。
問題は、満腹感の方なのです。
この満腹感については、
多くの人が誤解している点が
1つあると私は思っています。
満腹感というと
「胃の中にたっぷりと食べ物が
満たされているとき」
に感じるもののイメージがありますが、
必ずしもそういった
「胃の中にある食べ物の量(胃の中の占有体積)」
だけで満腹感が引き起こされる
わけではないのです。
じゃあ「食べた量」以外に、
一体何が満腹感を感じさせて
いるのかというと、これは
「摂取した栄養素の量」
です。
つまり栄養が足りていない場合は、
たくさん食べても満腹感が得にくいのですが、
【 栄養が足りているなら、
食べる量が少量でも満腹感を感じやすい】
ということです。これは重要。
私は最近、「MEC食」という
食事の取り方をすることがあるのですが、
このMECとは
Meat・・・肉
Egg・・・卵
Cheese・・・チーズ
のそれぞれの頭文字をとったもので、
肉・卵・チーズだけでビタミンC以外の
栄養素は基本的にすべてとれる、
という考え方をもとにした食事法です。
これは沖縄の渡辺信幸先生という
お医者さんが提唱している食事法で、
本にもなっていますしテレビでも
取り上げられている、わりと有名な食事法です。
▼参考:
日本人だからこそ「ご飯」を食べるな
肉・卵・チーズが健康長寿をつくる (講談社+α新書) 渡辺 信幸著
この食事法の詳細については
ここでしっかり説明するのは難しいので、
興味のある人はご自身で
調べてみてほしいと思います。
今回この食事法を推薦するということではなく、
私がMEC食をしていて
気づいたことがあるのです。それは
「食事の量が少量でも満腹感がある」
ということです。
しかもこれは私だけの感想ではなく、
同じような感想を持っている人は多いようです。
その理由は
「食べる量が少量でも
栄養素が一通りあるから」
ということ。
MEC食はあくまで一例なのですが、
ようは何が言いたいかというと、
【 満腹感というのは「食べた量」だけでなく、
「食べた栄養量」にも影響を受けている 】
という点ですね。
この視点は意外に見落とされがちですが、
私自身は経験的にたしかに
そういう部分はあると感じます。
つまり、しっかり栄養があるものを食べれば
比較的少量でも満腹感を得られることは
少なくありませんし、
逆に栄養が少ないもの(たとえば大半が
炭水化物だけの食べ物とか、菓子パンとか)だと、
いっぱい食べないと満腹感が得にくく、
つい食べ過ぎてしまう・・・ということがあるわけですね。
そういう栄養素が少なくて
胃の体積を満たす形の満腹感は
眠気にもつながりやすいです。
というわけで、受験生の人で
“快適なお腹の調子”を維持して
勉強に集中して行きたいという人は、ぜひこの
「満腹感は食べた量だけでなく、
栄養量にも影響を受けている」
という視点も覚えておくといいと思います。
栄養素も意識しながら
食材を選んで食べるようになると、
ヘタに満腹になりすぎて眠くなって
勉強に集中できない(ノд-。)
といった失敗も、防ぎやすくなりますからね。