- 2017-4-10
- おすすめ記事, 勉強の習慣化, 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 勉強の集中力をアップさせる考え方
こんにちは、中西です。
私は学生時代にテニスをやっていたのですが、
毎日激しくやっていたので、2~3日休んだら
“調子が狂う”という実感がありました。
↑こんなにかっこよくないけど
受験生時代に毎日やっていた英語の長文読
解も、1日休むと“勘が鈍る”という実感が
ありました。
↑速読英単語が大好きでした
前にジョギングを長期間続けていたときも、
ほんの数日休んだだけで“感覚が鈍ったな”
と感じることが多かったです。
↑タンクトップ着てる男は偏差値が20低く見える説
ライター時代に毎日大量の文章を書いてい
たときも、休み開けは書くスピードが明ら
かに落ちていて、感覚を取り戻すまで少し
時間がかかりました。
↑こんなに速くはないけど
お笑い芸人は「しばらく休むと声がうまく
出なくなる」そうですが、これも同じ理屈
で“感覚が鈍ってしまう”ということです。
↑ヤバいヤバい、ギリギリだなこれ。
・・・こういった経験は、物事に継続的に
取り組んだ人なら誰でもわかると思いますが、
上記をふまえて考えると、俗に言う
「継続は力なり」というときの「力」というのは、
“2つの意味”
が含まれていることに気づきます。
1つは、これまでの長い継続によって得ら
れた知識・技能の「蓄積」という“力”です。
上の例のように、休み明けに一時的に勘が
鈍ってもすぐに元に戻るのは、その
「蓄積」の力があるからです。
2つめの“力”は、現時点における
「処理能力」です。
つまり「毎日続けているから高い処理能力
を維持できる」という部分があるのです。
「継続は力なり」というとき、実はこの
過去の「蓄積」の力と、
現在の「処理能力」の力
という、2つの“力”を意味していることが
わかります。(あくまで中西の独自解釈)
だからこそ、毎日継続していないと、
「蓄積力」のアップも止まるし、現在の
「処理能力」も低下してしまう
・・・という、二重の意味で力の停滞が
発生するといえるのです。
スマホやパソコンの
「ハードディスク」(蓄積データ)と
「メモリ」(処理能力)
の関係に似てますね。
経済学でも、お金の流れのことを
「ストック」(蓄積)と
「フロー」 (流れ)
という2つの概念で解釈することがあります
が、実は「継続力」についても同じではな
いかと私は感じています。
個人的に非常に興味深いのは、心理学でも
同じ「フロー」という考え方がある点です。
しかもその意味ですが・・・今、紹介用に
ウィキペディアの「フロー」を読んでみたら、
こんな文章が。。どう思います??
「フローとは人間がそのときしていることに、
完全に浸り、精力的に集中している感覚に
特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、
その過程が活発さにおいて成功しているよ
うな活動における、精神的な状態を言う。」
・・・・えっと、私の日本語の読解力が
不足してるためか、↑は何言ってるのか
よくわからん(つД<)・゚。
「頭の悪いヘタクソな日本語だな」と
思った私は、きっと日本語能力が著しく
低いのでしょう。
私のように「何言ってるかよーわからん」
と思った方は、こう解釈してください。
「完全に没頭し切っているときの感覚」。
これがフローという理解でほぼ問題ありません。
ウィキペディアの5行もこの1行とほぼ同意です。
この心理学における「フロー」という概念は、
心理学者のミハイ・チクセントミハイという、
なんか「バイク川崎バイク」みたいな変な
名前の人物<(_ _)>によって提唱されたのですが、
ここまでの話をまとめると、実はこの
フロー状態(完全に没頭し切っているとき
の感覚)に入るための条件の1つが、
「継続力」
だと言えるのです。つまり、
フロー状態
=完全に没頭し切っている状態
=集中力の最高レベル
=集中力ピラミッドの頂点の位置
・・・ということであり、そこに行き着く
には「継続力」も必要だという結論になります。
というわけで「継続は力なり」の“力”とは、
「ストック」(蓄積)の力と
「フロー」(現在の処理能力)の力
の2種類があり、その2つの力を高めることが、
最終的に
最高レベルの集中状態=「フロー」状態
に入る条件になる言う、たいへん興味深い
結論になりましたヽ(´▽`)/ツヅケヨォ
いつも高いレベルで集中するためにも
「毎日コツコツ継続する」
ことのすごい力を忘れないでほしいと思いますね。
それではまた。