- 2015-11-4
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 効率的な勉強法~基礎編~, 受験を突破するマインドセット, 過去問の勉強法
こんにちは、中西です。
前回は、
受験生にとって鬼大事な
「過去問」
について考えてみました。
結論的には、
過去問についての
“認識”が間違っていると、
合格が遠のいてしまうよ、
という話でした。
※詳しくは前回の記事をどうぞ。
ようは、
過去問についての“認識”が、
過去問=「『自分の実力』が合格レベルに達したかチェックするもの」
と思っている人は、
「あとでまとめてやるために、今はとっておこう」
と考えて、実力が付くまで
過去問をやろうとしない傾向があるのに対し、
過去問=「『試験の傾向・レベル』をチェックするもの」
という認識を持っている人は、
「過去問をさっさとやってしまおう」
と考える傾向がある、という話でした。
つまり、過去問を
「自分の実力」をチェックするもの
と認識しているか、
「試験の傾向・レベル」をチェックするもの
と認識しているかで、
結果が大きく変わってしまう
ということ。
そして、そのどちらが正解かと言えば、
言うまでもなく後者だということです。
ええ、あえて「言うまでもなく」と
言っておきます(言ってるけど)。
たしかに過去問には
「自分の実力をチェックする」
という側面もあるといいえばあるのですが、
それはあくまで副次的な要素であり、
メインの目的ではありません。
・・・というのが前回までのお話。
で、今回考えてみたいのは、
多くの受験生が悩む
「過去問は2回以上やってもいいのか?」
という疑問についてです。
受験生の中には、
「過去問は2回以上やっても意味がない」
と考えている人が少なくありません。
が、勘のいい本メルマガの読者さんなら、
もう気づいたはずです。
「過去問は2回以上やっても意味がない」
のかどうかについては、
前回の話をふまえれば、
あっというまに答えが出てしまうからヾ(´▽`)ノ
そもそもなぜ、
「過去問は2回以上やっても意味がない」
と考えてしまうかというと、
過去問=「『自分の実力』が合格レベルに達したかチェックするもの」
と考えているからです。
「自分の実力チェック」が目的なら、
2回目はもう答えを知っているわけですから、
やっても意味がなくなると。
よって、過去問を
「自分の実力チェック」
だと考えている人は、
当然の帰結として、
「過去問は2回やっても意味がない」
と考えることになります。
いっぽうで、
過去問=「『試験の傾向・レベル』をチェックするもの」
と考えている場合はどうでしょうか。
「試験の傾向・レベル」
をチェックする(知る・覚える)のが
目的であれば、
「2回以上やっても意味がない」
なんて話にはなりません。むしろ、
「2回でも3回でも、時間の許す限り
何回でもやった方がベター」
という結論になります。
よくある勘違いの1つとして、
「過去問を1回やって
答えを知ってしまったら、もう意味がない」
と考えてしまうことです。
これは間違いですね。
なぜなら、
過去問=「『試験の傾向・レベル』をチェックするもの」
なのですから、
「試験でどんな問題が出るか」
「問題をどう解いていけばいいのか」
といった点をチェックするのが目的なので、
答えなんて知っていても
大して問題ではないからです。
ところが、
過去問=「『自分の実力』が合格レベルに達したかチェックするもの」
と思っている人は、
「1回やって答えを知ってしまったら、もう意味がない」
と考えることになり、結果、
「2回以上やっても意味がないやん」
という結論に行き着きます(゚口゚;
そう考えると、
前回も言いましたが、
最初の“認識”が間違っていると、
怖いくらいにどんどん間違った方向に
行動が進んでいくということが
よくわかると思います。
そして最終的には、
不本意な“結果”。・゚・(ノД`)・゚・。
を導いてしまうということですね。
過去問は受験勉強のカギを握っていますので、
くれぐれもこの過去問に対する
“認識”
を間違えないでほしいと思うのです。
以上、前回と合わせて過去問論でした。
それではまた。
<関連記事>