- 2011-2-17
- Todoリストで受験勉強するコツ, 効率的な勉強法~中上級編~, 勉強のやる気アップ法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
前回のつづき。
前回は、勉強を始める前に
「Todoリスト」(その日やることの一覧)
を作成してから始めることの重要性をお話しました。
<前回の記事>
1日の勉強を始める前に、必ずやるべきこととは?
大量に存在する「やるべきこと」から逃げないで、毎日しっかりそれらを処理していくためには、
気の向くまま、その時々の思いつきで勉強をしていては、それが数ヶ月も積み重なると途方もない無駄をしかねない、
そんなお話でした。
このとき1つコツがありまして、紙に書いたTodoリストの勉強が1項目終わったら、
赤線でしっかり消す
ということです。これ、当たり前の話のようですが、想像以上に重要なのです。
なぜなら、よほど変わった人でない限り、赤い線で終わった項目を消す作業は、
快感だから(!)
です。そりゃそうです、この「赤線で消す」という作業で、やるべきことを1つ終わらせたことを、ハッキリ実感として感じることができるのですから。
この瞬間の「快感」を軽視してはいけません。
というのは、毎回Todoの処理が進むごとに「赤線で消す=快感」と感じる作業を繰り返していくうちに、
「赤線で消す=快感」
という感覚が、いつの間にか、
「Todoを処理する=快感」
というふうに、脳がいい意味でだまされていくからです(「赤線で消す」ということは、「Todoを処理した」ことの結果ですから、ある意味当然といえば当然ですが)。そしてこれがついには、
「勉強をしていく=快感」
という理想の感覚につながっていきます。
もちろん、勉強を処理するごとに直接的に激しいエクスタシーに達するまでにはならないでしょうが(笑)
この作業を繰り返すことで、潜在意識の深い部分に「勉強を1つ1つ終わらせることは快感だ」と刷り込ませることができます。結果、いつのまにか
「勉強ってなんとなく楽しいな」
と感覚的に思えるようになってきます。ここまで来ればしめたもの。脳内麻薬のドーパミンが分泌されて、「またこの感覚を味わいたい」と潜在意識レベルで感じるようになってくるのです。
そうなれば、勉強することに対する無意識の抵抗感も劇的に下がり、
いつのまにかTodoを処理していくことに、ゲームのような面白さ(あるいは「やみつき感」)を感じることができるようになります。
したがって、作成したTodoリストの項目が1つ終わったら、気持ちをこめて項目を赤線で消し、その都度しっかりと快感を味わっておくことが後々非常に重要になってくるといえるのです。
Todoリストにおけるこのゲームのような“やみつき感”をさらに増幅させ、脳内麻薬をもっと出すコツが1つあるのですが・・・・
次回に続きます。
P.S
このTodoリストに関する話は、ガッツリ解説していくと本1冊くらいになるほど奥が深いです。
ちなみに中西は「人生とはTodoリストである」くらいの悟りの境地にまで達しております(!?)
今回は、そのうちの基本的な概要やテクニックにあたる部分をお話していますが、
とはいえ、このテーマで長編シリーズにしたら読者さんもきっと飽きるでしょうから、次回でなんとか着地させますね(笑)