- 2016-12-19
- おすすめ記事, センター試験対策, 効率的な勉強法~中上級編~, 直前期の勉強法, 過去問の勉強法
こんにちは、中西です。
最近は「ブラック企業」や「長時間労働」の問題が
大きな話題になっていますが、
現在の大学受験生や大学生には、
むしろ今日のこのニュースのほうが
身近に感じられるかもしれません。
▼最低賃金、5%超が下回る
…東京、大阪の中小 今年度(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20161219/k00/00m/040/089000c
簡単にまとめると、アルバイトやパートで
「国が定める最低賃金を下回る給与で働く
中小企業労働者の比率が、
2016年度に東京都と大阪府で
5%を超えた」
という話。
ポイントは「最低賃金で働く人」の割合ではなく
「最低賃金を”下回る”給与で働く人」
の割合っていうことですΣ(゚д゚;)
ひと言でいうと、
違法やん!!!!なめんなハゲ!!!
という話なのですが、5%以上ともなると
違法といっても事業者側はもう
「軽いスピード違反」
くらいの認識しかないのかもしれません。。
私も学生時代に時給600円台で働いたり
丸1日気が狂いそうになる単純肉体労働をして
6,000円台なんてザラにありましたので、
最低賃金レベルで働く絶望感は
感覚的によくわかるのです。
上の記事によると、
「最低賃金は今年10月の改定で全国平均が823円になり、
初めて800円を超えた。
政府は1000円の実現を目指している。」
ということですが、政府の基準と
実際の仕事現場ではかい離があることも
少なくないということです。
この問題は突っ込んで話すと、
経営者側の観点、
労働者側の観点、
政策側の観点
といった多面的な問題を含んでいるので
いろいろ根が深すぎて、とても一記事では
書ききれません。
ただ、この問題は「大学生活」はもちろん、
場合によっては大学卒業後にも
影響する可能性も十分あります(゚゚;)
昨日の奨学金返済の話もそうですが、
この手の現実的な「お金」にまつわる本音論は、
学校や塾ではほぼ完璧にスルーされますからね。
本当はそこも教育の仕事だと思うのですが
現状(というか戦後ずっと)教育現場では
もっとも大事なお金の話はほぼ完全スルー
されているので、
最低賃金で働く人生にならないためには
自己防衛するしかありません。
私は自分が最低賃金レベルで働いていた
ときの怒りやうっぷんが尋常じゃないほど
たまっておりますので、
それを爆発させるべく(笑)、また何より
大学を卒業してようやくハッキリ判明した
「受験時代~大学時代に絶対に知って
おかなければならない資本主義社会の真実」
を学生が地獄のループに落ちる前に伝えるべく、
こちらの音声を語ったわけでございます。
「大学生活パーフェクト攻略法
~ヤバいくらい本音で語る大学論~」
※12/18(日)10時~20(火)24時まで
※この教材は割引は一切してこなかったのですが、
明日24時まで初の年末大バーゲンで1,000円割引で
お届け中。
たぶん入学式ごろの4月前後にまたキャンペーン
をやるかと思いますが、
そのときは割引は絶対しないので、いずれ聴いて
みたいと思っていた方は、明日までに手に入れて
おくのがおすすめかと。
学校でも塾でも語られない、本音ベースの話を
しっかり聞いて、時代に負けない強い学生に
なってほしいと思いますヽ(`Д´)ノ
前説が長くなりましたが、本題へ。
間近に迫っているセンター試験をはじめ、
大半の試験というのは言うまでもなく
“時間勝負”
になっています。
センター試験はとくにその傾向が強いわけ
ですが、いっぽうで
「毎年出題構成はほぼ同じ」
という特長もあります。よって、対策法の1つとして
「大問ごとに時間を計って過去問演習をする」
というやり方が、かなり通用しやすい試験
でもあるわけです。
つまり過去問演習をするときに、60分の
試験なら60分で演習するのではなく、
大問ごとに必要な時間配分を考えて、
「今から大問2を○分で解こう!」
という形で演習をすることができるわけですねヽ(´▽`)/
ところが、です。
その演習の仕方をいつまでやるのですか?
っていう問題が浮上するわけです。
ふつうに考えればわかると思いますが、
「大問ごとに時間を計る」形でずっと演習
していって、そのまま本番を迎えるわけに
はいきません。
もちろん弱点となっている大問があれば
それを重点的にやっていくのはアリですが、
その対策とは別に
「試験と同じ制限時間でトータルで過去問を解く」
という演習をやっていく必要があります。
これ、甘く見ている人は、ずーっと直前
まで「大問ごと」に演習していて(その方
が1つ1つが短時間なので楽だから)、
試験1週間くらい前になってからようやく、
申し訳け程度に1~2回だけ
「試験と同じ制限時間でトータルで
過去問を解いてみる」
というやり方をしたりする人がいます。
なんでわかるかっていうと、私が高3のとき
そういうやり方をしてたからだぁあああー!!!
そうやって私自身がいくつかの科目で失敗
したからである!!!!(ノД`)・゚・。
たとえば各大問ごとの時間を足したら
ちょうどその試験の制限時間におさまった
としても、それはあくまで“理論上”の話
なのです。
試験を受けるまで、私はこれに
気づけませんでした(´-`)アホ
その“理論上”の足し算だけでシミュレー
ションすると、たしかにある程度はそれで
行けることもありますが、
実際にトータルで試験の制限時間でやって
みると、全く違う想定外のことが次々と起
こるのです。
たとえば、最後のほうの大問は、思いのほ
か疲れていて、その大問単体で時間を計っ
ていたときよりも、数割増しで時間がかか
ってしまう。
あるいは、「解く順番」によっては特定の
大問は考えすぎる場合がある。順番を逆に
したら必要以上にあまり考えすぎなくなる。
そういった
「トータルの制限時間でやるパターン特有の事象」
が必ず複数出てきます。単純な
「大問ごとの制限時間を足したシミュレーション」
だけではわからない事象が、必ずと言って
いいほどあるのです。
だからとにかく重要なのは、
「練習を本番のように、本番を練習のように」
の格言どおり、限りなくリアルな本番と
同じ状況で演習しておく必要があります。
それをギリギリ1週間前にようやく
チョコチョコとやったくらいでは、
絶対に対策としては不十分ですから。
「大問ごと」の対策をしてはいけないとい
うことではないですが、それだけでは絶対
ダメなので、
それとは別に、試験当日まではガンガン
「本番と同じトータルの制限時間」
で演習をやっていきましょう。
それではまた。