- 2011-2-18
- Todoリストで受験勉強するコツ
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
前回の続きです。
前回、前々回と2回にわたり勉強するときに作成する
「Todoリスト」(やること一覧)
の重要性についてお話しています。
<前々回、前回の記事>
1日の勉強を始める前に、必ずやるべきこととは?
ウフフな快感を毎日味わいながら、勉強をする方法
簡単に復習しておきますと、
勉強をするときに、気の向くまま、その時々の思いつきでやりたいと思った勉強だけをやっていると、
長期的な生産性において、大変なムダ・ムラが生じてしまいかねない。
そこで、毎日「Todoリスト」(今日の勉強のやること一覧)を作成して、それにしたがって勉強していくことが非常に重要で、
1つ1つの項目が終了するごとに赤線でしっかり消していくことも重要。
なぜなら、赤線でしっかり消しこんで、「1つの項目が終わった実感をしっかり味わう」ことで、その消していく快感が積み重なり
脳はTodoリストの処理、つまり「勉強をこなしていくこと」を無意識レベルで快感だと感じるようになり、ついにはやみつきにもなっていく
とまあ、そんなお話でした。
ここでもう1つ、Todoリストの作成・処理において、あるちょっとしたコツを使うことで、勉強が何割増しかで楽しくなる方法があります。
その方法とは、
項目を細分化すること
です。「項目の細分化」とは、たとえば、今日中に英語の参考書の12ページから15ページまで進めたいという時に、Todoリストに
英語の参考書 P12~15をやる
と書くのではなく、
英語の参考書 P12をやる
英語の参考書 P13をやる
英語の参考書 P14をやる
英語の参考書 P15をやる
と、項目を「細かく複数にわけて」リストに書くということです。
これにどんなメリットがあるかといいますと、
前者の書き方だと、12ページから始めて15ページまで終わってから、ようやく「赤線を1つ引く」だけですが、
後者のように細分化して書いた場合、同じ15ページまでやる場合でも、「赤線を4回引く」ことになります。
「赤線を引く回数が増える」という意味では手間がかかる作業ともいえるのですが、人間の脳そんなに単純ではなく、むしろそうやって
「どんどん勉強が進んでいるのが実感できる」
ほうが、それを「楽しい」と感じやすい構造になっているのです。
進捗度合いが目でみてわかる方がモチベーションが高まるというのは、行動科学の分野でも明らかになっていますが、
項目を細分化してリストに書いておくことで、その処理が終わるごとに「赤線を引く」回数、つまり「快感を味わう回数」も増えることになります。
それがつまりは、前回も話した「勉強は楽しいなぁ」という感覚につながっていきます。この
▼勉強がどんどん進んでいる実感を持てる
▼赤線を引く快感を味わう回数が増える
という2つの意味において、「項目を細分化してリストに書く」という作業は、
勉強のモチベーションを持続させる、非常に有効な方法の1つだといえるのです。
P.S
前回の予告どおり、一応なんとか今回で着地させました(笑)
しかし、うーん、まだTodoリストのテクニックについては、たくさんありすぎまして、まったくもって全然書き足りません。。。
とりあえず、今回のシリーズはここで終了しときますが、
またTodoリスト論のセカンドシーズン(!?)を近いうちに書きたいと思います。
P.S2
最近、早稲田大学周辺を通りますが、ずっと入学試験やってますね。
昨日も本番終了後の受験生の大行列に出くわしました。
なつかしいなぁ。勝手に「がんばれー」と心の中で応援しておきました。もうがんばり終わったあとでしたが。。