- 2025-8-28
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する生活習慣術, 夏の対策
こんにちは中西です。
8月がもうすぐ終わりますが、気象の報道を見る限り、まだまだ暑い日は当面続きそうです。
しばらくはエアコンで冷房を使う日々が続くと思いますが、使い方によっては電気代が無駄に高くなりますのでご注意ください。
最近、私が運営する個人プログラムのメンバーさんでも、エアコンの大掃除をしていた人が何人かいました。
もしエアコンの掃除をしていない人は、早めにやっておくことをお勧めします。
エアコンのフィルターは非常に埃(ほこり)がたまりやすく、放置していると埃がどんどん溜まり、体にもよくありません。
メンバーさんでフィルター掃除をしたら、しばらく悩まされていた咳が止まった方もいました(゚o゚;)
さらにフィルターの汚れは、それが原因で電気代も上がってしまうのです。
というのも、フィルターが埃で詰まると空気の通りが悪くなり、その結果、冷暖房効率が低下するからです。結果、電気代が高くなります。
このフィルターの汚れによる電気代の増加は、複数の研究でも示されています。
例えば、エアコンのトップメーカーであるダイキン工業の研究では、
フィルターに約3年分の埃が溜まっている場合、掃除をすることで無駄な消費電力が約50%削減され、
電気料金も1ヶ月あたり800円も減ることが分かりました。
これは午前9時から18時までの9時間利用した場合の計算ですので、18時間つけている場合は1600円、一日中つけている場合は2000円以上の電気代の違いとなります。
また、中部電力の実験では、エアコンを28度に設定した場合に、運転をスタートしてから何分後に28度になるかを比較しました。
その結果、きれいなフィルターでは約30分で28度に到達したのに対し、汚れたフィルターでは184分もかかっていました。
つまり、3時間経ってようやく設定した28度に到達するということで、効率が非常に悪くなることが分かります。
そして、それが電気代に跳ね返ってくるということです。
同じ実験で、汚れたフィルターときれいなフィルターで運転開始から8時間後までの消費電力の違いも分析されていました。
結果を見ると、汚れたフィルターの場合は時間が経つごとにきれいなフィルターとの差が広がっていきます。
しかも汚れたフィルターでは26度設定にした場合、8時間運転しても設定温度に到達しませんでした。
(これは私も少し前に実感していて、フィルター掃除をする前、温度計を見ても、設定した温度(26度前後)に何時間たってもなっていないことがありました。)
3時間以上使う場合は、汚れたフィルターだと使えば使うほど電気代の差が開いていきます。
そのため、1日3時間以上利用していて電気代が高い気がする人は、フィルター掃除をしていないことが原因の可能性があります。
また、快適さを示すPMVという指標でも比較されていましたが、やはりフィルターが汚れていると快適な空間を作るまでに長い時間がかかることが分かりました。
中部電力によると、エアコンのフィルター掃除の目安は2週間に1回とのことです。
2週間に1回キッチリやる人は少数派ではないかと思いますが、
1ヵ月、数ヶ月、半年、数年という単位で掃除をしていない人ほど、無駄な消費電力や電気代がかかっている可能性が高いです。
まだまだ暑い日が続きますので、最近フィルター掃除をしていなかった人は、無駄な電気代を払わないためにも、早めにフィルター掃除をしておくことをおすすめします。
※参考
フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証(ダイキン工業)
https://www.daikin.co.jp/press/2022/20220809
エアコンの掃除をすると電気代はどれくらい変わる?(中部電力)
https://katene.chuden.jp/clubkatene/p/entertainment/labo/column01/index.html


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