こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
もし、大学受験の全科目の中で
「なんだかイマイチよくわからない科目ランキング」
を全国規模で実施した場合、ダントツナンバー1に君臨することになるであろう科目が
「現代文」
です(たぶん)。
この現代文という科目は、なんと言えばいいんでしょうか、
本当はアツクてやさしい人なのに、冷たくてクールな人だと思われがちな私のように、すごく誤解を受けやすい科目なんですよね。
とくに、今から一ヵ月半後に多くの人が受験する
「センター現代文」
という科目がありますが、彼も相当誤解をされやすい奴なんですね。
時々いるんですが、いや、時々じゃないですね、かなりこの時期多いんですが、
「現代文は今からやっても伸びないから、時間の無駄だし、もう捨てる!」
的な判断をしてしまう人がいます。非常に気持ちはわかるんですが、 この判断は人生を狂わせる可能性があります。
「あと1ヶ月半しかないから、現代文はもう捨てる!点が上がりやすい科目をやる方が効率的!」
といった判断。もったいないです。チョベリモなのです!
(チョベリモ:チョーベリーモッタイナイの略。W研究会N氏の造語。ただし「チョベリ○」と言う表現自体は前世紀にアジアの某国において大流行した)
なぜかというと答えは簡単で、
センター現代文は1ヶ月前からでも演習をこなせば点数が上がる科目
だからです。
それぐらいに点数の取りやすい科目です。
慣れたらわかるのですが、センター現代文は「わけがわからない」どころか、
どの問題も「答えはもうこれしかありえない」というレベルまで論理的に回答がハッキリと1つにしぼられるので、
まるで数学を解いているかのような感覚になります。
そしてそれはある程度の過去問や同系統の問題演習を積み重ねることで、解き方の感覚(厳密にはロジック)がわかってくるものなのです。
毎回しっかり解説を読んで理解していけば、本当に
誰もが満点に近い点数を十分狙える科目
なのです。少なくとも8割以上は確実に狙える科目です。
では、高得点を取れるようになるまでに半年も1年もかかるかというと、そんなにかからないわけです。
もちろん1日の演習量にもよりますが、1ヵ月半前の今からならまだ全然高得点をねらっていけます。
ただ、すでに現時点でコンスタントに80~90点前後まで取れるような人にとっては、
その状態から満点を目指すために、残り1ヵ月半の時間を現代文にたくさん時間を割くのは、他の科目との兼ね合いで時間がもったいないということはありえます。
が、まだ現代文が半分そこそことか6割とか(あるいはそれ以下)くらいしか点がとれないような実力なら、
この時点で捨ててしまうのは、あまりにももったいない判断といえます。
「記述式」の現代文はたしかに簡単には点数が上がりにくい部分があるのですが
こと「センター現代文」については、ある時点まではやればやるほど面白いくらいグングン上がっていく科目ですので、
あなたの状況にもよりますが、決して安易に
「捨てる!」とか「もうあきらめる!」といった判断をしてしまわないように、
くれぐれも注意しておいてほしいと思います。