- 2023-9-30
- 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
前回は、
「15分の運動がメンタルを改善させる」
というアシックスの研究結果をご紹介しました。
▼「約15分9秒」の運動が、精神にポジティブな影響をもたらす スポーツがメンタルにおよぼす効果に関する研究成果について
https://corp.asics.com/jp/press/article/2022-03-31
私が運営するコーチングプログラムの男性メンバーTさんが、朝15分のジョギングを始めてから体調が良くなりメンタルも整った点、
さらにTさんがジョギングを始めて1ヶ月間、見事な右肩下がりで体重が減り続け、2.5キロ痩せたこと。
私自身も最近15分の朝ジョギングを始めてから、体調やメンタルや集中力がすごく良くなっていること。
そういった体験的なところで朝15分のジョギングの効果を実感しておりましたが、この「15分」という時間が研究でも認められていたという話でした。
この流れでもう一つ、興味深い研究を発見したのでご紹介します。
結論から言うと、
【 ダイエットのために運動をするなら「朝」が効果的 】
という可能性が示唆されることが、オンライン医学ジャーナル「Obesity」誌で発表された研究で判明しておりました。
▼参考 Study: Morning Workouts May Be Better for Weight Loss
https://www.prevention.com/fitness/workouts/a45266656/morning-workouts-better-for-weight-loss-study/
こちらの研究では、アメリカのCDC(米国疾病予防管理センター)が2003年から2006年にかけて行った国民健康・栄養調査(20歳以上の5285人の運動・食事・生活習慣についての調査)のデータを使用し、
その参加者の活動レベルの測定を行ったようです。
その結果、朝(特に午前7時から9時の間)に中程度から強度の運動をした人は、
【 昼から夕方に運動をした人たちよりもBMI(肥満度を表す体格指数)が低い 】
ことを発見しました。
また、朝に運動する人は「毎日同じ時間」に運動をする傾向が高く、
さらに、1日の後半の時間帯に運動をする人よりも、1日の摂取カロリーが少なかったそうです。つまり
【 朝に運動をした人は、1日の摂取カロリーが少なくなる結果、昼以降に運動する人よりも食事の量が減って痩せやすい 】
ということになりそうです。
まさにTさんの体験談がドンピシャでその通りになっていて、前回もお話しした通り、Tさんは朝に運動をした後、
朝食・昼食・夕食が(それ以前のストレスによる暴食気味から)落ち着いて、間食も激減したとのことでした。
要するに、朝に運動をすると、そこから運動の効果がスタートするので運動のメリットを享受できる時間が増えるが、
1日の遅い時間になればなるほど、運動のメリットを享受できる時間が減ってしまう…ということを、この研究結果は意味しているのだと思います。
とはいえ、研究者によるとこれで結論が出たわけではなく、さらに研究が必要とした上で、
「運動をするのは時間帯も大事だが、それ以上に、生活習慣に組み込んで続けることが何より大事。
またダイエットにおいて重要なのは、運動より食事」
とのことで、最後は一周してなんだか当たり前の結論となっておりました笑
というわけで、ジョギング(運動)がメンタルにプラスに働くには「15分」以上が良いということと、
そのジョギング(運動)によるダイエット効果も得たいなら、時間帯は朝の方が他の時間帯よりもより良い
・・・ということになりそうですね。
つまり私が最近朝に15分のジョギングを始めたのは、いろんな意味で正解のようですヾ(´▽`)ゝ
ジョギングを始めてから研究を知ったので完全に結果論ですが、経験則でいいと思っていたことが科学的にも良かったというのはよくある話。
明日から10月に入ってまさにスポーツの秋に突入してきましたので、運動の習慣をつけたい人・痩せたい人は、
このタイミングで1日15分くらいから(できれば朝!)始めてみると良さそうです。
それではまた。