- 2025-5-31
- 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 第二領域コーチング
こんにちは、中西です。
前々回・前回と
「集中レベルを5段階評価する」
というやり方で、集中力がアップする話とその体験談をご紹介しました。
タスク単位もしくは時間単位で、終わった後にどれぐらい集中できたかを1から5で記録する、と言うシンプルな方法。
5段階は感覚的なものでよくて、目安を言うなら、自分にとって「これ以上はもう集中できない」というレベルを5、
5ほどではないが、それなりに満足いくレベルで集中できたら4、
概ね集中できたが、ちょっと集中できない瞬間もあったら3、
あまり集中できなかったら2、全く集中できなかったら1
ざっくりこんな感じで採点するわけです。
この記録する前提があることで、少しでも良い点にしようと言うモチベーションが働きやすくなります。
前回お話しした通り、私のコーチングプログラム内でも、数日前からこの集中レベル評価の専用スレッドを作って試してみたところ、
私自身は緊張感が出て、集中力を高める&維持する効果を感じました。
また、利用したメンバーの皆さんからも非常に高評価をいただいてます。
プログラム内では、何種類もの目的別のスレッドがありますが、最近作ったスレッドの中では当たりが出た感じ笑
(結構思いつきで実験的に作るのでハズレるときもあります。その場合は撤退。今回の集中レベルのスレッドも思いついて1分後には作ってました。)
最近では、セッション中のタスク実行でも試してもらって感想もいただいてまして、私の元にはこの手法の体験談ベースの情報がどんどん蓄積されております。
それで気づいたことがいくつかあるのですが、そのうちの1つを言うと、
このテクニックは、あまり長時間のタスクではやらないほうがいいかもしれない、
もしくは効果が低下する可能性がある、ということです。
まだデータ量が充分ではないので仮説レベルですが、
例えば1時間とか90分とかそれ以上の時間がかかるタスクの集中レベルを評価しようとしても、これではおそらく時間が長すぎます。
仮に1時間だとしても、その1時間の間に集中力の波があることが多いからです。
以前、医学博士の吉田たかよし氏が専門の書籍で、経過時間による集中力の波の曲線データを公開していました。
それを見ると、人によって波のタイプが複数種あるとは言え、集中力は時間が長くなるほど上下しやすいのは共通していました。
そのこと自体が良い・悪いというより、集中レベルを5段階評価するには、おそらく90分以上は長すぎると思います。
1時間でも長い方で、これぐらいの時間だと集中力の波が出やすいので、5段階評価が難しくなりやすいと思われます。
そう考えると、長くても、学校の時間割レベルの50分とか45分位まで、
理想は30分以内と言うのが私の見解です(今のところ)。
つまりは、短時間きざみ勉強法の1単位の上限と同じです。
私は最近20分単位でやることが多いのですが、これぐらいの時間だと5段階評価はやりやすいです。30分ぐらいまでは特に問題ないと思います。
それ以上でもいけるでしょうが、長くなるほど、だんだん5段階評価は難しくなっていき、おそらくマックスで1時間あたりが限度ではないかと思います。
逆に短くなればなるほど、5段階の評価自体はやりやすくなるでしょうね。
なので、タスク単位で評価するにしても、1時間以上かかりそうなら、半分とか3回に分けて評価した方が良いのではないかと感じます。
まだこのテクニックについては、試行錯誤中なので、あくまで現時点での見解ですが、
5段階評価をやってみる場合は、長時間の集中レベルを評価しようとして、効果が薄れないように注意しておいてください。


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