- 2016-9-10
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは、中西です。
ZOZOTOWNという日本最大のファッション
通販サイトがあります。
「あります」といっても私は一度も見た
ことがないのですが、非常に有名なサイト
のようなのでご存じの方も多いと思います。
ちなみにこの社長さんは40歳くらいで資産
2000億だとか、プライベートジェットを
購入したとか、某女性タレントと“いい仲”
でも有名。
ここだけ聞くとなんだかチャラ男っぽい
ですが<(_ _)>、詳細を見ていくとやはり
(いい意味で)普通の経営者じゃないわけです。
私はZOZOTOWNにはあまり興味がないのです
が、その運営会社のスタートトゥディさん
の「ワークスタイル」(働き方)には、
前から非常に興味がありました。
とくに面白いのは、仕事が
「15時で終了」
という就業スタイルです。
通常の会社なら17時とか18時まで働くわけ
ですが、この会社はスタッフ全員15時あが
りというすごい就業ルールになっています。
しかも開始時刻が早いわけでもなく、
一般的な午前9時スタート。
ただし昼休憩は無いようなので、労働時間
としては「6時間」ですね。
私はこの「15時あがりの6時間労働」の話
を聞いたときは、相当頭がいい会社だなと
思ったのです。自分のこれまでの経験・研
究で、デスクワークの労働時間はそのあた
りがベストではないかと仮説を立てていたからです。
15時にすることで、その後のアフター
ファイブならぬアフタースリーが長くなり、
毎日のインプットを充実させることができます。
実際、社長の前澤さんは仕事を早く切り上
げて社員がプライベートを充実させること
を奨励されています。それがいいアウトプ
ット(仕事)につながるという考え方です。
通常の8時間労働よりも2時間短いですが、
その分思いっきり集中して仕事に取り組め
ます。
結果、生産性としてはあまり変わらない
どころか、むしろ6時間の方が生産性が
高くなる可能性が濃厚です。
ある調査では、デスクワークで8時間労働
の人たちの仕事の詳細を調べてみたら、
ネットサーフィンやらニュースをみたり、
余計な仕事をダラダラしたりして、実質
まともに仕事をしていたのは平均2~3時間
くらいだった、という結果も出ています。
実際、スタートトゥディさんは6時間労働
の就業スタイルでも、上場企業の経営を
傾かせることもなく、業界トップの通販
サイトとして君臨しているわけです。
「8時間労働と比べたら6時間労働は
パフォーマンスが著しく落ちる」
と思いがちですが、それはもしかすると
人間の集中力を過信した、単なる数字の
足し引きしか見ていない、常識に縛られた
考え方なのかもしれません。
「ブラック企業」「ホワイト企業」という
言い方がよくされますが、それを判断する
基準として一番焦点が当たっているのも、
この「労働時間」です。
つまり「残業が多いかどうか」が、いい
会社かそうでない会社かを見分ける重要な
指標の1つになりつつあります。
スタートトゥディさんがZOZOTOWNで業界
トップを走り続けているのと同時に、
「15時あがり&6時間労働」という短時間
の就業スタイルにおいても時代のトップを
走っているのは、果たして偶然でしょうか?
これを“偶然の一致”と考えるには、
あまりにも一致する確率が低すぎるのです。
なんせ上場企業で業界トップで6時間労働の会社なんて世の中の
何%かって話ですから。
ZOZOTOWNの著しい業績と、短時間の就業
スタイルには、何らかの相関関係があると
考える方が合理的だと私は思うのですが、
あなたはどう思いますか?
よかったら考えてみてください。
・・・この話、もう少し興味深いことが
あるので、次回に続けます。
To be continued