- 2015-5-29
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法
こんにちは、中西です。
私は高3のときに、家で
「お風呂掃除」
の担当をしていました。
当時の私は超がつくほどの
面倒くさがりだったので、
このお風呂掃除の当番が
本当に嫌で嫌でしかたなかったのですが、
親父の厳命でもあり、仕方なしに
ブツブツ文句を言いながらやっていました。
「なんで受験生のオレが
風呂そうじなんかしなあかんねん」
とか思ってました。
が、もし今タイムスリップして
高3に戻ったら、間違いなく私は
喜んでお風呂掃除をする自信があります。
なぜなら、心を込めてお風呂掃除をすると
「勉強のパフォーマンスがアップする」
ことを知っているからです。
こんな実験があります。
「ふつうにキャベツを切る」場合と、
「心を込めてキャベツを切る」場合とで
脳の状態を調べた実験です。
実験の結果、
「心を込めてキャベツを切る」
と脳の前頭前野が活性化する
ことがわかりました。
前頭前野というのは、
記憶したり、考えたり、
アイデアを出したり、感情をコントロールしたり、
状況に合わせて判断をする、
・・・といった点をつかさどっている部位。
大脳の30%も占めているのですが、
そんなに発達しているのは人間だけで、
チンパンジーですら7%~10%ほど。
つまり、もっとも人間を
人間たらしめている部位といえます。
いわゆる「頭の良さ」というのは
この部分と関連しているといえますね。
その部分が
「心を込めてキャベツを切る」
と活性化することがわかったのです。
そして当然ながら、これは
キャベツを切る行為に限りません。
机の上を拭いたり、掃除機をかけたり、
筋トレをしたり、計算問題をするときも、
前頭前野が活発化する
ことが判明しています。
つまり、運動する前にウォーミングアップを
しておくと運動のパフォーマンスが上がるように、
勉強前に前頭前野を活発化させておくと、
勉強のパフォーマンスがアップするということです。
よって勉強前に「お風呂掃除」などの
家事をこなしておくと、
脳が活性化して
勉強の処理能力が上がって、
生産性がアップするわけですね。
まあ「勉強前」ではなく、
「勉強の途中」に休憩代わりにやってもいいです。
お風呂掃除って、単純な作業のようですが、
実際はどこが汚れているかを見つけたり、
汚れている部分にブラシを強く当ててみたり、
浴槽の底から前後左右の側面もチェックして、
洗剤の量も考え、水で泡をしっかり洗い流したり
水に濡れないか注意したり
・・・などと、意外に
けっこう頭を使っているわけです。
これらの行為によって
脳が活性化するわけですね。
家事でなくても、上記の通り
「机を拭く」という行為や、
部屋の掃除や整理整頓でも同じです。
勉強前の儀式として2~3分心を込めて
机拭きや整理整頓・清掃をやっておくと、
単に気持ちのいい環境ができあがるだけではなく、
脳が活性化することにより
勉強の処理能力までアップしますヾ(´▽`)ノ
というわけで、家事の手伝いなんて
つい「面倒くせー!」と思いがちですが、
心を込めてやれば脳を活性化して
受験勉強の生産性がアップするので、
できるだけ積極的にやった方がお得ですね。