- 2015-3-11
- おすすめ記事, 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは、中西です。
これは受験勉強も含めて、
なんらかの「実行力」が必要となる作業において
全般的にいえることですが、
実行力を高めるためには、あまり
「意志力」には頼らないほうがいいです。
意志力に頼ろうとしたり、そこにフォーカスした仕組みは、
長期的にはたいがいうまく行きませんから。
とくに「自分は意志が弱い(。´Д⊂) 」
といった自覚がある人はなおさらですし、
「私は意志が強い!」と思っている人でも、仕組みを考えるときは
「自分は意志が弱い」という前提で考えるほうが
長期的にその意志の強さを持続できるようになります。
それでは意志力に頼らず、何に頼ればいいのか?
答えは簡単。
【 強制力 】
に頼って下さい。
具体的に言うと、たとえば以下のような環境・ルールを課せば、
一定以上の「強制力」が働きます。
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<「強制力」が働く例>
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1、辞めると大変なことになる(学校、会社など)
2、責任のある立場につく(リーダー的な立場、指導する立場など)
3、一定以上のお金を払って手に入れる(塾、家庭教師など)
4、罰金・罰則を設ける
5、誰かと約束(契約、コミットメント)する
6、周りに宣言する(引くに引けなくなるほど思い切った表現で)
7、周りから期待(or信用・尊敬)されている状態にある
8、完全に習慣化する(毎朝必ず○時までに起きる、など)
9、1日も欠かさず続ける(途切れさせたくない効果)
10、仲間やコーチ(指導者・監督)がいるコミュニティに属する
・・・最後の10は他の部分と重なるところもありますが
こうしてみると、ほとんどが
「できなかったら、何らかの損害をこうむる」ものばかりですね。
これとは全く逆のやり方で、何らかのメリットが得られる形で
実行力を上げる方法もたくさんありますが(たとえば「ご褒美の設定」など)、
「強制力」が働く場合というのは、ほぼすべて
「やれなかったら、なんらかの損害(デメリット)をこうむる」
ものばかりです。(ここでいう「損害」は、信用喪失・恥をかくなど、
「目に見えない損失」も含みます)
これとは逆に、受験勉強を「楽しみ」に変えることで
実行力を高める方法も多数あり、私のブログの過去記事を
(カテゴリー欄や検索窓から)調べてもらえばいくらでも出てきます。
ただ、そういった楽しくやる方法を知ると同時に、上記のような
「強制力」が働く環境・ルール・仕組みを勉強の中に組み込んでおくと、
【 楽しさ×強制力 】
の最強の組み合わせで、意志力にあまり頼ることなく
ストレスも最小限に抑えながら、勉強に集中できるようになります。
これから受験勉強をしていく人は、
このあたりを意識しながら、毎日の勉強の仕組みを
作っていくのがポイントになりますね。
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