- 2025-2-20
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
食後に眠くなる人は多いと思いますが、原因の一つとして、炭水化物による血糖値の上昇が挙げられます。
ところが、同じ炭水化物でも、例えばお寿司を食べた後に眠気があまり来ないと感じたことはないでしょうか。
私自身は以前からそれを感じていて、なぜお寿司だと眠気がご飯よりも来ないのか、自分の中で謎でした。
ところがこの謎については、私の中で数年前に完全に解けました。
結局原因は何だったかというと、
【 炭水化物というのは温度が冷めることで食物繊維が増えて、血糖値の上昇が緩やかになる 】
からです。
この食物繊維をレジスタントスターチといいます。
レジスタントスターチというのは、難消化性デンプンというもので、食物繊維の一種として腸内環境を改善してくれたり、血糖値を緩やかにしたりしてくれます。
炭水化物というのは、冷やすことによって、糖質であるデンプンの一部がこのレジスタントスターチに変化するのです。
つまり、炭水化物は冷ますことで糖質が減り、食物繊維の働きをする成分が増えるので、血糖値の上昇がご飯よりも緩やかになります。
なので、私がお寿司を食べた時に食後にあまり眠気が来ないと感じるのは、これが原因だったわけです。
高級寿司だとシャリが温かくなるので、この限りではないのですが、もっと手軽に食べられるスーパーや回転寿司などの寿司だとシャリは冷めているので、血糖値の上昇が起きにくいということです。
同じ理由で、おにぎりも冷めているので、温かいご飯よりは食後に眠気が来づらいわけですね。
そして実はこの観点で考えると、
玄米のおにぎり
が最強なんじゃないか?と思いまして、私は最近玄米をおにぎりにして食べてみました。
玄米は先日メルマガでも詳しく書いた通り、白米に比べてもともと血糖値の上昇が緩やかなのです。
したがって、温かいまま食べたとしても玄米は食後の血糖値は緩やかなのですが、
これをさらに冷ました場合は、より食後の調子が良くなるのではないかと思い、玄米を冷ましておにぎりにして何度か食べてみました。
結果、私の感覚では明らかに食後の調子が良かったですヽ(´▽`)/
また、味も色々と具材を混ぜれば、非常においしかったです。毎日これでも行ける感じ。
というわけで、ご飯(炭水化物)は冷まして食べた方が食後の血糖値が上がりにくいので、
食後の調子を狂わせたくない人は、おにぎりじゃなくてもいいので、ご飯は冷ましてから食べた方がベターになります。
よりこだわるなら玄米にして、さらに玄米を冷まして食べるのが、
「食後の調子が悪くならないお米の食べ方」
としてはベストなんじゃないかと思いますね。
ご飯は食べたいけど、食後の調子を落としたくない人は参考にしてみてください。