- 2024-2-15
- 受験を突破する健康管理術, 睡眠効率アップで集中力UP
【今日のFocus】
「高糖質で高脂肪の食事は、
睡眠に悪い影響を与える」
【解説】
ウプサラ大学の研究によると、若い男性15人の食事と睡眠の関係を1週間調査した結果、
高糖質・高脂肪の食事は、深い睡眠の質が低下し、睡眠に悪影響が出る可能性があることがわかりました。
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<まつわる話(ゆるい雑談)>
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こんにちは、中西です。
私が食事をするときに、必ず気にするのが糖質です。
理由はシンプルで、食事に糖質が多いと食後に体調が崩れることが多いからです。
糖質が多いと血糖値が急激に上下することで、眠くなりやすくもなります。
この感覚自体は、多くの人が日々体験しているかと思いますが、
今回の研究は食後だけでなく、夜の睡眠にまで悪影響が出ていたと言うのは興味深いです。
まぁ今回は研究者も指摘しているのですが、15人と人数が少なめなので、この研究で確定的なことが言えるわけではありません。
ただ私の実感としても
「高糖質が睡眠に悪影響を与えている」
というのは感覚的にわかる部分があります。
日本人の成人の6人に1人が糖尿病もしくはその予備軍と言う点も踏まえても、やはり高糖質の食事には注意したほうがよさそうです。
糖質の睡眠への影響を調べた研究はまだ少ない感じですが(私が知る限り)、今後の研究でどんどんこの辺もはっきりしてくるでしょう。
高脂肪も同じ結果が出ていましたが、脂肪そのものは一般的に思われるような「肥満につながっているわけではない」という研究もあります。
その割に脂肪を摂ると空腹感は消えやすいことが少なくありません。
高脂肪はダイエットの敵ではなく、むしろそれを売りにした
「高脂肪断糖(低糖質)ダイエット」
というダイエット法もある位です。(私も1度試してみましたが、割と良かったです)
冒頭の研究では、高脂肪も同じような結果になったようなので、睡眠の観点では、高脂肪の食事も避けたほうが無難かもしれませんね。
(繰り返しますが、私自身は高糖質には悪いイメージがありますが、高脂肪にはそこまで悪いイメージがありません。高脂肪のデメリットに対する知見より、メリットの方を複数知ってるため。改めてデメリットのほうも調べてみます。)
「糖質制限(or脂肪制限)をしたら睡眠効率が上がった」
といった体験談をお持ちの方は、よかったら教えてください。
【参照】Exposure to a more unhealthy diet impacts sleep microstructure during normal sleep and recovery sleep: A randomized trial – Brandão – 2023 – Obesity – Wiley Online Library
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/oby.23787