- 2019-5-22
- 勉強のやる気アップ法
こんにちは、中西です。
前回・前々回と、私が英語の勉強を黙読から音読に変えたらめちゃ楽しくなったよヽ(´▽`)/という話から、
ドーパミンと記憶の関係&論語の故事から「楽しむことが最強説」をお話しました(詳細は前回・前々回のメルマガを)。今回もこの流れで。
先日も書きましたが、私は英語の例文の音読を、これまで主に夜にやっていました。
自分の中で音読が楽しいのと、(継続を最重視して)「1日1分以上」という鬼ハードルの低いノルマを設定しているので、
エネルギーの低い状態でもやれるノルマと判断し、暫定的にしばらくその時間帯でやっていたのです。
それで、今日たまたま医学博士の吉田たかよし先生の本を読んでいたら、吉田先生は朝起きたら真っ先に5分くらいの短い音読をされているという話がありました。
ご専門の心療内科学や脳科学の中で、記憶しておいた方がいいという文章を音読して暗記されてるとのこと。
そもそも音読には脳幹網様体という「脳全体のスイッチ」にあたる部位を、オフからオンに切り替える働きがあります。それにより、
▼脳の覚醒レベルが一気にアップ
▼意欲アップ
▼思考力アップ
▼判断力アップ
・・・と、脳の複数の機能が同時に活発化するのです。
これらの音読の効能を考慮し、吉田先生は毎朝5分ほど専門分野の暗記したい内容を音読されてるわけです。
ちなみに5分というのは、上記の音読の効能を得るために最低必要な音読時間が5分だからだそうです。
私も上記の通り「1日1分以上」をノルマにして、実質5分~10分前後かけて英語の例文を音読していますが、「最低5分必要」というのは何となく感覚的にわかりますね。
逆に言うと、5分ほど音読するだけで、やる気が高まり、勉強に必要な思考力・判断力も高まるので、
吉田先生のように1日がスタートする朝や、(夕方以降でも)勉強前のタイミングで音読をしてから勉強をスタートさせる・・・というのがより効率的で、音読のタイミングで学習効率が高まることがわかります。
というわけで、音読は複数の器官(目・口・耳)を使う点において暗記効率が高いだけでなく、
【 脳を勉強モードに切り替える 】
という点でも科学的に効果が認められるので、実践するタイミングも意識し、「朝や勉強前に5分~10分ほどやる」のが“一石二鳥でより効率的”ということになりますね。
それではまた。