- 2019-5-21
- おすすめ記事, 勉強を楽しむテクニック, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
前回は、英語の勉強を黙読から音読に変えたらめちゃ楽しくなったよヽ(´▽`)/という話でした(詳細は前回のメルマガを)。今回はこの流れで。
前回書いたように、黙読から音読を試して英語の勉強が楽しくなり、明らかに生産性がアップしました。
集中できますし、時間があっというまに過ぎていきます。
好きな漫画を読んだりゲームをやっているときの時間の過ぎ方は早いですが、あの感じに近いわけです。
それで久々に思い出したのがこの言葉。
「これを知る者は、これを好む者に如(し)かず。
これを好む者は、これを楽しむ者に如(し)かず」
有名な孔子の論語に出てくる言葉で、意味としては
「ある事柄を知っているだけの人間は、それを好んでいる人に及ばない。
その事柄をを好んでいる人間は、それを楽しんでいる人間には及ばない」
という感じですね。つまり
「知る」<「好む」<「楽しむ」
ってことで、「物事を楽しむ人が最強」ってことです。
これは2500年も昔の根拠のない非科学的な教え・・・では全くなくて、実は脳科学的にも説明できます。
人がワクワクしたり楽しんでいるときには、有名なドーパミンという脳内物質が分泌されているのですが、
このドーパミンは記憶増強物質でもあるのです。つまりドーパミンが出ているときに実行したことは、記憶に残りやすいんですね。
したがって、勉強のパフォーマンスの観点で考えたとき、
「楽しむ」=「ドーパミンが出ている」=「記憶に残りやすい」
という図式が成り立つということ。
あなたのこれまでの勉強経験で、「楽しく勉強した内容は記憶に残っていた」といった経験はないでしょうか。
心当たりがあれば、それはドーパミンの効能が作用している可能性が高いです。
逆にストレスレベルが高い状況だと、脳も体も生産性を落としやすいです。免疫力も落ちますし、長期に及ぶと認知症のリスクまで高まります。
こういったことを総合的に考えると、どうも人間というのは「ストレスの高い状況で我慢し続ける生き方」よりも、
「何事も楽しむ生き方」の方が本来のあるべき姿なのではないか・・・そんなふうに思わざるを得ません。
というわけで、2500年ずっと受け継がれている故事からも、現代の脳科学的な観点からも、
「人間、“楽しむ”ことが最強説」
はかなり信憑性が高そうなので、同じ事なら眉間にシワを寄せるのではなく、できるだけ楽しんで勉強しちゃってほしいと思います。
それではまた。