- 2019-3-27
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
ここ最近は、春休みのような「時間の自由度が高い休日」を充実させるコツについてお話しております。 今回もこの流れで。
先日このメルマガで「1日の中で影響力の大きい朝のルーチンは重要」という話をしました。
特に「ルーチンの順番を決めておく」ことにより、1日を快適にスタートできるという話でした。
ただルーチンというのは、朝の習慣に限りませんからね。日中や夜の習慣もルーチンですし、
さらに生活習慣ではなく、勉強自体がルーチンのタスクになっている人も多いと思います。
つまり、ルーチンというのは朝だけでなく、1日のどこかで取り組むべきものであり、それは「生活習慣」もあれば「勉強」もあるということです。
こういった「毎日必ずやる必要があるルーチンタスク」を確実に処理していきたいときに、非常に効果の高い方法が「時間を固定する」というものです。
「何時から〇〇をする」
というふうにそのタスクを実践する時間(時刻)が決まっていると、 達成率が上がることが心理学の研究でも判明しています。
ちなみにこれを(いい意味で)ちょっとクレイジーなレベルで20年ぐらい実践し続けたのが、先日引退したイチローさんです。
これについて紹介している記事がありましたので、以下一部引用しますと、
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「イチローといえばバッターボックスで袖を引っ張りながら、バットの先端をバックスクリーン方向へ向ける仕草が有名です。
これは彼にとって最高のパフォーマンスを保つための“ルーティン”なのですが、
試合前のおにぎりのみならず、彼の日常生活は5分刻みのスケジュールや膨大なルーティンで占められています。
例えば昼食を摂るのは球場に出かけるぴったり30分前とか、
トーストを焼くのはきっかり2分30秒とか……。
それらの習慣を緻密に計算しながら家事をこなさなければいけない弓子さんの労力は大変なものだと思います」
“夫が会社の飲み会で今夜は夕食を作らなくていい”といった、一般の主婦のささやかな喜びも、弓子さんにはなかったという。
「イチローは遠征先から帰宅したときも、それが何時であっても自宅で食事を摂るそうです。
たとえ深夜や明け方でも、帰宅時間を予測して、絶妙のタイミングで食事を並べなければいけません。
メニューも8品とか9品というのですから、弓子さんにとって食事作りはまさに“真剣勝負の場”だったのです」
引用:イチロー夫人 深夜でも9品!守り続けた厳格な食卓ルーティン
https://jisin.jp/sport/1723753/
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・・・という感じで、イチロー選手のあの偉大な業績を残した背景には、「ルーチンの徹底した管理」があったことがよくわかります。
▼日常生活は5分刻みのスケジュールや膨大なルーチンで占められている
▼昼食をとるのは球場に出かけるぴったり30分前
▼トーストを焼くのはきっかり2分30秒
▼メニューも8品か9品
これらに加えて、朝昼兼用のカレーライスを8年ほど1日も欠かさず食べていたエピソードは有名です。
しかもカレーにはトッピングなどのバリエーションも一切なく、毎日同じシンプルなカレー。イチローさんによると「カツカレーなんて邪道だ」とか。。
さらにこれらはあくまで「日常の生活習慣」のルーチンなので、仕事のルーチンが別途きっちりと決まっていたわけです。
以前何かの番組でその練習メニューを見ましたが、非常に細かいメニューが時刻と共に決まっていました。
ここまで徹底的にルーチンを管理し、時間を固定していたことが、彼の偉業達成の背景にあったということです。
一般的に見れば、上記のルーチンの徹底ぶりはクレイジーとも言えますが、
クレイジーなルーチンの徹底をしていた人間が、クレイジーな偉業を達成した人間と同一人物というのは、どう考えても偶然ではないと個人的には思いますね。
というわけで、学校という「強制力」が働かない長期休暇や休日においては、自分で自分を管理する以外に1日を充実させることができませんが、
そのためのシンプルで強力な方法として「ルーチンの時間を固定する」という方法がありますので、参考にしてみてください。
それではまた。
P.S
先日も書きましたが先週の金曜・土曜にメルマガが届かなかったという声を複数頂きましたので、ご覧になれなかった人向けに、以下にメルマガをアップした記事リンクを貼っておきます。
ちなみに「メモを~」の記事は、単なるメモ論にとどまらない非常に重要な内容になっているので、まだの方はぜひご覧くださいませ。