こんにちは、中西です。
前回、いろんな意味で“かなり危険”な内容の記事を書きました。
▼日の丸・君が代に違和感がある理由~私たちは二度敗戦している説~
今回は、なぜあんな記事を書いたのかという「商売上の意味」について、ぶっちゃけトークを。
私はこのメルマガ(ブログ)を、ボランティアではなく「商売」でやっております。「商売」という言葉に嫌悪感を感じる方は、「ビジネス」と言い換えてもらっても同じです。「商売」(ビジネス)は資本主義社会における根幹の行為ですから、商売を否定する方は北朝鮮などに移住するしかありません(ノд-。)
そんな商売でやっているこのメルマガ(ブログ)において、商売といっけん何の関係性もないように見える前回のような“危険な記事”をなぜ書いたのか?
もちろん、最大の理由は、前回の記事でご紹介した例のGHQの裏プログラムの存在を知らない方がいたら、まずは知っておいた方がいいんじゃないかと思ったから。しかしこのメルマガ(ブログ)で何の脈絡もなくそんな話はできないので、8月15日という一番問題意識が高まる日に合わせてご紹介したわけです。
これが最大の理由であり、表向きの理由なのですが、商売(ビジネス)でやっている限り、本当の意味で「商売上何のメリットもない情報」を配信することはできません。
では、前回のあんな“危険な記事”が、私の中でどんな商売上の意味があったのか。
結論からいうと、ああいう記事を書くことで、読者さんの「心をゆさぶる」ことが狙いでございました。
前回のような記事は、情報発信者としては本当に危険な記事なのです。絶賛してくださる人もたくさん出る代わりに、不快感を持つ人・メルマガを解除する人が続出する可能性もかなり高いからです。最悪は読解力の低い人から特定思想の持ち主だと誤読されたり、変なレッテルを貼られる危険もあります。
そんなただでさえリスクの高い内容なのに、私は前回のタイトルに「日の丸」「君が代」なんていう鬼危険すぎるワードを挿入しています。
そんな危険なタイトルにしなくても、もっとマイルドなタイトルを付けることはいくらでもできたのですが、あえて不快感を持つ人が一定の割合で出る可能性が濃厚なワードを件名にぶちこんでおきました<(_ _)>
その理由は、読者さんの「心をゆさぶる」ためです。この場合、「ゆさぶる」というのは心が「マイナス」の方にゆさぶられることも含みます。ひらたく言えば、読者さんに「不快感を持たれてもいい」と思って配信していたのです。
なぜ「不快感を持たれてもいい」のか?読者さんはいわば大切なお客様ですから、常に気分よく読んでもらうことが大事なのではないのか?
もちろんわざと人を不快にさせることはいけませんが、情報を届ける際に「誰かを不快にさせることを恐れる」のが一番良くないのです。
たとえばイメージの数値ですが、記事に対する不快指数がー10になったら、「もうこんなメルマガは読めない!」と思われて解除されてしまうとします。+10は「このメルマガは素晴らしい!」と絶賛される状態とします。心の振り幅はー10から+10まであると。
ー10まで不快にさせてしまうとアウトですが、「ときどき最悪でー9ぐらいまで不快な気分にさせてしまう」のは、私の中ではアリなのです。なぜなら、ー9もその対局の+9も、「心がゆさぶられる振り幅」は同じだから。
前回の記事は、私としては+9~10を狙った記事ではありましたが(実際そういうご感想を多数いただきました)、+の振り幅が大きい内容の場合、その分だけどうしても-の振り幅も大きくなってしまうのです。つまり大きく-に受け取る人も一部に出てくる可能性が高いということ。
ところが、重要なのはここから。
前回のような危険な記事でかりにー9まで不快にさせてしまっても、1週間2週間とたつうちに、その数値はー8、ー7、ー6・・・とどんどんその「不快さ」は薄れていきます。ところが、「不快さ」は消えるのですが「心を大きくゆさぶられた」という記憶だけは残るのです。
結果、しばらくしたら、読者さんの心には、このメルマガ(ブログ)が「なんだか気になるメルマガ(ブログ)」という存在になります。大事なのは、この「気になる存在」になることなのです。
「気になる存在」になることができれば、それはつまり読者さんの心の領域の何%かに(ごくわずかとはいえ)入りこむことができたということです。また、「気になる存在」になれたのであれば、メルマガも開封してもらえる率が高まります。当然それは、売り上げにもつながっていきます。つまり商売上の意味があるわけです。
この「気になる存在」になるのは、決してこういう情報発信においてだけ重要なポイントではありません。学校や仕事の人間関係においても、全く同じなのです。
いい人すぎると「相手を不快にさせることを恐れる」あまり、当たり障りのないことしか言わない。すると、時間がたったときに「誰の心にも残らない人」になってしまうのです。ところが、多少周りを不快にさせても言うべきことを言っている人は、時間とともに不快感は消え、「気になる存在」として逆に信用を高めていったりするのです。
思春期に最も大事な異性関係(!)においても同じ。大好きな人がいても、相手に「気になる存在」になってもらえなければ、何もスタートできません。
実は悪い男の中にはこのあたりをよくわかっていて、相手をわざとギリギリ不快にさせたあとで(不快指数ー9ぐらい)、突然連絡を絶って、しばらく放置するという高等テクニックを使う者もいます。すると相手は上のとおり時間とともに不快感だけが消えて「気になる男」にさせていく、みたいな手口を使うそうな(゚口゚; 「あいつ、ムカつくやつだったけど最近なんか気になるわ。あれ、これって恋かしら?」みたいにもっていくというすごい手法(゚д゚;)
何が言いたいかというと、私と読者さんとの関係も含め、ありとあらゆる人間関係において、相手にとって自分が「気になる存在」であることが大事だということです。また、そうならなければ、さして深い関係性を築けていないということです。それではきっと誰も幸せにすることができないし、きっと自分も幸せになれません。
だから、ときに「相手を不快にさせることを恐れず、言うべきことを言う」のが重要になります。たとえ相手を一時的に不快にさせるリスクがあったとしても、その一時的なマイナス(不快感)を相手に与えてしまうことを恐れすぎてはいけないのです。当然、最大限言葉には配慮しますが、本当の意味で深い信頼を築いて行くには、人の心を動かし、まず「気になる存在」になることが前提だからです。
余談ですが、お笑い芸人やタレントさんでも、人気稼業のトップに君臨している人たちは、全員ほぼ例外なく“毒舌”の持ち主だというのは、この心理メカニズムが働いているからだと考えられます。
ちなみに、ここまで“手の内”を明かす理由は、「このメルマガ(ブログ)は、ときどき超突っ込んだ本音の話をするメルマガ(ブログ)だ」と少しでも驚いていただき、少しでもあなたにとって私が「気になる存在」になるためなのは、言うまでもありません(笑)
何とかして明日もこの仕事で食べてくために、秘中の秘を一つご紹介しました(。´Д⊂) (ー10になりませんように・・・)
それではまた。