こんにちは、中西です。
今回は、モロ大学受験生向けの話を。
私が高3のときに習っていた
現代文のある先生の授業は、
正直ぜんぜん面白くなくて<(_ _)>、
実力アップにつながっている感覚も
ほとんどなかったのですが、
2学期から突然、
授業内容が一気に変わりました。
授業は50分でしたが、その前半を
「センター現代文の問題演習」
をして、後半でその「答えあわせ」
をする形式に変わったのです。
内容が変わった当初はとくに何も感じず、
言われるまま授業で問題演習を
していたのですが、
しばらしてすごく驚きました。
現代文の問題が、どんどん解けるように
なって行ったからですヽ(´▽`)ノ
授業のたびに、解くコツが
どんどんわかるようになり、
点数も飛躍的に上がって行きました。
当時、私は
「現代文の点数なんて、もともとの
国語力や資質が大きく影響しているから、
いくら頑張ったところで、そう簡単には
現代文の点数なんて上がるわけない」
と思っていたのです。
ところが、実際は、
問題演習をすればするほど、
どんどん点数が上がって行ったのでしたヽ(´∀`*)ノ
これは私だけの成果ではなく、
その授業を受けたクラスメイトは
全体的に現代文の点数が、
2学期からほんの1〜2ヶ月で飛躍的に
上がっていったのです。
このとき気づいたことが2つあります。
1つは、
現代文は、同じ国語の古典や漢文、
あるいは英語や数学や社会など、
他の科目に比べて
「実力がアップしていくイメージ」
が持ちにくい科目ですが、
実際のところは、他の科目と同様に
「やればやるほど点数が上がる科目」
だったという点です
(センターなど基礎〜中級レベルはとくに)。
ところが、現代文はなぜか
的外れな勉強のやり方を
している人もわりといて、
これまで私が相談を受けた受験生で
「天声○語や社説の書き写し」
を必死でしている子が何人かいました。
(だいたい親や先生に言われて
やっているパターンが多い)
ハッキリ言って時間のムダだと思ったので、
問題演習に切り替えてもらいました。
この手の「書き写し」的なことで
現代文の実力アップを図ろうとする話を
わりと聞くのですが、
そのやり方は、どう考えても遠回りしすぎです。
現代文を解く上で求められるのは
「正しい日本語の文章構成力」
ではありませんからね。
求められるのは、
「(問題文に)何が書かれているか」
「筆者は何を言いたいのか」
を読み解く力や、
「設問で問われている内容の根拠」
を探し出す力です。
なので、簡単にいえば、
現代文対策は
「問題演習(過去問含む)をしまくること」
がもっとも効果の高い勉強法になります。
こんなのはわかっている人には
当たり前すぎる話ですが、
まだ気づいていない人は早めに
この事実に気づかないと、
ムダな遠回りをしたり、
「現代文は点数は上がらないから
もう半分あきらめる(。´Д⊂) 」
的な間違った判断をくだす場合も
あるので注意が必要です。
もう1つ気づいたのは、
今思えば当たり前なのですが、
「試験の問題というのは
やればやるほど点数は上がるものだ」
ということ。
これは現代文に限りませんが、
問題演習に手を付けずに、
単にざっと問題を見ているだけだと
「こんな難しそうな問題を
あと数ヶ月で解けるようになるのか?」
などと思いがちですが、
ちゃんと実践していけば、
自分で思っている以上に問題は
どんどん解けるようになります。
大事なのは、それを
「実感として」
理解できるかどうか。
早い段階で実感として理解できた人は、
いっけん高い点数目標でも、
今後自分が成長していくイメージ(or確信)
が持てるので勉強のやる気も生まれやすく、
好循環に入れます。
「やればやるほど点数は上がっていく」
ことがある程度以上感覚的にわかっているから、
本番までにあとどれくらいやれば、
どれくらい点数が上がるかをイメージできると。
このイメージを持てるかどうかがポイントで、
その有無が、勉強に向かうやる気や
集中力に大きく影響するわけです。
というわけで、現代文に限らず、
「点数が上がっていく実感」
を早く持てるように、
この時期の大学受験生は
どんどん問題を解いて行ってほしいと思います。
実力が点数に表れるまでの
“実力の潜伏期間”
が長い場合もありますが、その場合でも
我慢して問題演習量を増やしていくと、
少しずつでも
「点数が上がっていく実感」
くらいは持てるようになるので
正念場だとおもって踏ん張ってください。
正直、その実感がある程度以上ないと、
本番で合格点を取れる確信がまるで持てません。
そうなると、今の秋ぐらいから年明けにかけて、
ただただ不安で不安でしかたがない・゚・(ノД`;)・゚・
という心理状況になると思います。
インプットも当然大事ですが、
一番実力がつくのは
アウトプット(問題演習)です。
ガンガン問題や過去問を解いて、
「点数(=実力)が上がってく実感」
を少しでも早く持てるようにしてください。
それではまた。