こんにちは、中西です。
私たちは誰でも「自分とはこういう人間だ」
という自分自身に対する認識を持っていて、
これを心理学用語で「セルフイメージ」
(自己概念)といいます。
この「セルフイメージ」は、自分自身の過
去の経験や習慣、親からの育てられ方(か
けられた言葉)や人間関係などに影響を受
けて次第に形成されていくもので、思いの
ほかこれが人生に大きく影響を与えています。
ちなみに私が提唱する集中力ピラミッドで
は、「モチベーション」のさらに根底の土
台の部分に「セルフイメージ」が存在して
いると定義しています。
よってセルフイメージは、その上位層にあ
る「モチベーション」→「やる気」→「集
中力」と、最終的には「勉強の集中力」に
まで影響を及ぼす要素になりますので、
ここがグラついている人(低すぎる人)は、
ここをまず改善しないと長期的には勉強に
集中できない場合が少なくありません。
▼「集中力」「やる気」「モチベーション」の違いがハッキリわかる基準
で、ここからが今回の本題なのですが、こ
の「セルフイメージ」のように、実は1日の
「時刻」というものにもイメージがあると
私は考えています。いわば
「自己イメージ」ならぬ
「時刻イメージ」です
(↑うまいこと言えた(´-`)キモチイイ)
どういうことかというと、「6時台は起床す
る時刻」「12時台は昼食の時刻」「19時台
は夕食の時刻」「23時台はまったりする時
刻」「24時すぎは寝る時刻」・・・・とい
うような、
1日の各時刻(時間帯)における、
自分自身が持っているイメージのことです。
この各時刻に対するイメージは、セルフイ
メージ同様に、自分自身の過去の経験や習
慣、一般的に認識されている常識などから
少しずつ構築されています。
自覚してるかどうかは別にして、誰もが1
日の各時刻(時間帯)ごとに、この「時刻
に対するイメージ」を持っていて、
多くの人が共通して持っているイメージの
時刻もあれば(ex 12時台はランチの時間)、
自分特有の時刻に対するイメージ(ex 15時
は仮眠タイム、20時は筋トレタイムなど)
も持っています。
この「時刻イメージ」は、「生活習慣とし
てすでに定着している行動」がそのイメー
ジにつながっていることが多いですが、
見方を変えると「時刻イメージ」を強く持
っていることによって、その生活習慣をう
まく維持できているともいえるわけです。
これは卵が先かニワトリが先かという話に
なりますが、いずれにしろ、「時刻イメー
ジ」が存在しているならば、自分の「生活
習慣」を変えたいときは、この「時刻イメ
ージ」も脳内で書き換える必要があるとい
うことです。
たとえば、もう長年ずっと「お風呂に入る
のは23時台」という習慣が続いていて、そ
の時刻イメージが脳内に染みついている人
がいるとします。
この人が生活習慣を朝型に変えようとして、
21時台にお風呂に入る習慣を完全に定着さ
せたい場合、「お風呂は21時台」というイ
メージに書き換える必要があるわけです。
そのやり方は「セルフイメージの書き換え」
の要領とほぼ同じで、新しいほうのイメー
ジを何度となく脳内で思い描き(事前にシ
ミュレーションし)、
実際にその時刻になったらシミュレーショ
ンどおりに実行するという、この
「新イメージのシミュレーション→実行」
を繰り返すことで書き換わっていきます。
脳内の「時刻イメージ」がしっかり書き換
われば、習慣化はもう達成したも同然ですが、
脳内で前の時刻イメージが残っている場合
は、なかなか行動が付いてこないので、習
慣化が遅れたり、挫折しやすくなります。
というわけで、気候も暖かくなってきてこ
れから生活習慣を変えたい人も多いと思い
ますが、その場合、脳内に染みついている
「時刻イメージ」も同時に変える必要があ
りますので、
新しい習慣を作る場合は、まず脳内で何度
も「その時刻に自分が新習慣を実行してい
るシミュレーション」をしておき、
実際にその時刻が来たらシミュレーション
通りに行動することを繰り返して行くのが、
最も確実性が高い習慣の変え方になります。
それではまた。
P.S
「時刻イメージ」という概念を考えた人や
この言葉を使ってる人がいるかググって
みたのですが、とんでもない検索結果が
でてしまいました(゚ロ゚;)
「〇〇イメージの検索結果を表示しています」
と出るのですが、その〇〇ってのが・・・
興味がある人で怖いものに強い人は
「時刻イメージ」で検索してみてください(笑)
ギリギリR15とかではないはず。
ただし画像検索はおすすめしません。。
用語については結論的には他にいませんでしたので
時刻イメージは私の造語ってことでいいでしょう。