- 2018-7-22
- おすすめ記事, 勉強計画の立て方, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは、中西です。
相変わらずとんでもない猛暑が続いております。
いまだに学校ではクーラーを教室につけていないところがかなりあるようです。マジですかと。
この全国で死人が出ている猛暑の中、クーラーのない部屋で1日何時間も座って勉強させられるとは、個人的には拷問に近いんじゃないかと思いますね。
「予算がない」と言うのがその理由らしいのですが、戦後70年も経った、21世紀の先進国(一応)の話とは思えないのは私だけでしょうか。
「教育国債」ならぬ「クーラー国債」でも作ればそれで解決するのに(←笑うとこ)
教育国債については、財務大臣が「親の世代が子供に借金を回すものだ」と言ってしまうのが我が国です。
そしてその発言の愚かさを大半の国民が理解できないほど、経済について多くの人が誤解しているのがこの国の実態です。
偉そうなこと言いたくないのですが事実なので言いますと、我々国民や政治家の経済についての無知さが、21世紀になっても多くの子供たちが
「熱中症で命の危険すらある猛暑の中で、汗だくになりながら学校で勉強しなければならない・゚・(ノД`;)・゚・」
という、ばかばかしい状況に陥っている真因です。
さて、ここから本題ですが、とは言え!
クーラーすらない学校だけど、夏休みはその分長い!
この週末から楽しい楽しい夏休みに入った学校が多いようですヽ(´∀`*)ノヒャッホ‐
地域によってズレがありますが、今週の半ばには大半の学校が夏休みに入ります。
特に受験生にとって夏休みは大きな山場ですから、絶対に失敗するわけにはいきません。
夏休みを成功に導くために必須となるのが「夏休みの計画」です。
これを作らないのは論外だと思ってください。ただし知っておいてほしいのは、計画と言うのは予定通り進める事は非常に難しいと言うことです。
じゃぁ計画を作るのは意味が無いかというとそういう話ではなく、
「結果的に予定通りいかなかったとしても、計画を作っておかなければもっと最悪の事態になる」
ということです。
だから結果的にどうなろうと、最初の段階で入念に計画を作り、作った後はそれを達成することに意識をフォーカスして夏休みを過ごしていく必要があります。
夏休みのような長期休暇において計画を作るときのポイントは、「じっくり時間をかけて入念に作成する」と言うことです。
要するに最初の段階で時間配分を間違った計画などを作ってしまうと、どんなに集中して頑張っても、
ベースの計画が間違っているのでたいして成長できない結果になりかねないわけです。
そこで
「夏休みにやるべき事は何か」
「夏休みに何の実力をつけるべきか」
「夏休みに何の勉強をどれぐらいの時間かけてやるべきか」
といった夏休みの方針やら計画を、数日使ってでもじっくり考えた方がいいです。
ある経営者は「1日の予定の10%の時間を使って計画を立てると良い」と言う話をしていました。
この法則に従うなら夏休みは40日あれば4日ぐらい計画作成に使ってもいいと言う話になります。(まぁ実際はそんなにかからないはずですが)
あるいはこんな話があります。
アインシュタインがある人物から
「『1時間でこれから出す問題について解決策を導き出さなければ、お前の命はない』と言われたらあなたはどうしますか?」
と聞かれたそうな。
で、アインシュタインはこう答えたそうです。
「最初の55分間は『問題を明確にすること』を考えることに費やします。」
実はこの話には諸説があり、本当にアインシュタインが言ったのかどうかは微妙なのですが、割と昔から言われている有名な話です。
10%とか55分間と言う数字の正確性はともかくとして、
「限られた時間内で物事を達成するためには、計画作成に十分な時間を取るのが大事」
ということです。
孫正義さんやビルゲイツですら参考にしている戦略の古典「孫子の兵法」にも、「まず勝ちて、後に戦う」という言葉があります。
最初の構想・計画・シミレーションの段階で考え抜いて、頭の中で勝利がイメージできる位に計画を練っておくことの重要性を説いているわけです。
まぁ普通に考えてもわかると思いますが、特に夏休みのようなたっぷり時間があるときほど、
勉強計画・勉強の方針が適当な人と、それらをしっかり作った上で勉強を進めている人とでは、大きな差が開いてしまいやすいと言う事です。
夏休みに突入した人はぜひ、数日かけてでも「この40日間で、何をどれぐらい勉強するのが最も効果的か」をじっくり考えてみてください。
それではまた。