- 2017-7-29
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強のやる気アップ法
こんにちは、中西です。
夏休みのような長期休暇や休日の勉強とい
うのは、自分で自由に時間を使えて、やる
ことも自由に決められますヽ(´▽`)/
これは一見いいことのように思えますが、
一方で「強制力」がまったく無いため
自己管理能力が大きく問われるわけです。
こういった「強制力」が無い状況の場合、
とくにリスクが高まるのは、
「勉強のやり始め」
です。
「学校へ行く」「塾へ行く」「授業を受け
る」といった「強制力」がある状況下なら、
自分の気分に関係なく、嫌でも勉強のスタ
ートを切れます。
ところが自由度が高すぎると、気楽でスト
レスがないのはいいのですが、
「スタートするきっかけ」を自分なりに作
っておかないと、いつまでたっても自分の
「勉強したい気分」にまかせるしかなく、
スタートするきっかけが見つからないまま
時間がすぎて行ってしまうことになるのです。
ひどい場合は、1日中「勉強のやる気がし
ない」状態が延々と何日も続いてしまい
かねないリスクもあるわけです。
こういった状況を防ぐ一番のコツは、勉強
をすると決めた時間になったら、とにかく
「間髪を入れずに」
勉強を始めてしまうこと。これがコツです。
たとえば、早起きして「午前7時30分から
勉強する」と決めていたのに、なんだかん
だと理由をつけて、スタートをどんどん遅
らせてしまう。
このパターンの何が良くないかというと、
遅れた分だけ「時間を失う」のはもちろん
ですが、
それだけでなく、遅れた時間に比例する形
で「やる気も失う」ということです。
このあたりの心理メカニズムについては、
以前こちらの記事にも詳しく書きました。
「スタートすると決めたのに、
実際はやれていない時間」
が長引けば長引くほど、スタートに対する
心理的な負担が大きくなっていくわけです。
結果、時間の経過に比例して、どんどん
やる気を失い、自己嫌悪レベルも上がっ
ていきます。
これは勉強に限らず何でも当てはまる法則
だと私は考えています。
このブログの執筆もそうですが、たまに
執筆開始までにいろいろ考えて、書き始め
るまでにやたらと時間がかかることがある
のですが、
そういうときほど執筆スタートに対する
心理的負担がどんどん大きくなっていて、
やる気も減少しまくって、最悪書き出せ
ないこともあります(ノД`)・゚・。ブンゴウカ
(その場合はあきらめて、時間か場所を
変えることになります(;´д`))
小説家で「最初の1行にもがき苦しむ」
「書き出したらあとは一気に書ける」
という人は少なくないですが、あれと
似ています。
先日亡くなられた渡部昇一先生も、
「とにかく書き出すことが大事」
という話をされていましたが、それは脳内
で考えるより書き出すことで構想が見えて
くる側面と、もう一つは
「書き出すことで、やる気を失うリスクを
回避できる」
という側面の両方の意味があったと
個人的には解釈しています。
ちなみに現在募集中のオンライン自習室
では、こういった「勉強の開始宣言」も
いつでも何度でもできますので、
自由度を保ったまま、宣言効果による
強制力も利用できるという、“いいとこ
取りの環境”で自学自習が可能になります。
勉強を開始するタイミングに自信の無い
人は検討してみてください。
期間:7月20日(木)より8月10日(木)24時まで
というわけで、自由度の高い夏休みや休日
には、やると決めた時間が来たら、ウダウ
ダ理由をつけて開始時刻を遅らせるのではなく、
「この最初のタイミングが一番重要だ!!」
と意識して、間髪を入れずに、とにかく
すぐに勉強を開始してしまうように、
この点はよく注意しておいてください。
それではまた。