- 2015-8-19
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 効率的な時間管理術, 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
受験勉強をしたり
日常生活を送っていると、
【 心理的に「ちょっと重いもの」 】
という感じの作業が、
必ずと言っていいほど発生します。
(ここでいう「重い」というのは、
あまり積極的にやる気がしない心理状態のこと)
ほとんどの人は、
日常的にこういう心理的に
「ちょっと重いもの」
を処理しないといけない場面に
遭遇するわけですが、
私も長年そういうタスクを
いかにうまくラクに処理するかの工夫を
いろいろと凝らしていく中で、
ある時、こういう
「ちょっと重いもの」
に対処するときに注意しないといけない
“法則”
が存在することに気づいたのです。
その法則というのは、
「ちょっと重い」ものは
【 放置した時間に比例して、重くなっていく 】
という法則です。
この法則が、
「ちょっと重い」と感じる
すべてのタスクに当てはまることに
あるとき気づきました。
たとえば、メールやSNSなどの「返事」。
絶対に返事をしなければいけない場合は
とくにそうなのですが、
その返事をすることが心理的に
「ちょっと重い」場合、
これを放置すればするほど、
その放置した時間に比例して、
どんどんその心理的な
「重さ」
が大きくなっていくのです。
たとえば、食事後の「食器洗い」。
一人暮らしを経験したことがある方や
主婦の方ならわかるかと思いますが、
「食器洗い」も基本的に楽しい作業では
ありませんので、
心理的に「ちょっと重いもの」にあたります。
これも食べ終わったあと、
流し台に洗わないといけない
食器を放置する時間が長くなればなるほど、
その放置した時間に比例して、
どんどん心理的に重くなっていくのです。
数日も放置したら、
あまりにもめんどくさくて
洗う気が失せていたりします(。´Д⊂)
たとえば、受験勉強のTodoリストの中の
「苦手意識のある勉強」。
受験勉強でも、苦手科目とか苦手分野の場合、
無意識にその勉強を後回しにして
しまうことがあります。
しかしその放置した時間が長引いて、
一日のあとになればなるほど
勉強するのが「重く」なるのです。
ましてその日はやらずに
翌日、2日後、3日後などと
あとに回してしまったりすると、
その放置した時間に比例して
どんどん重くなって、
取り掛かる気が失せていくのです。
たとえば、対人関係の「声かけ」。
思春期の読者さんが一番心当たり
ありそうなのは
「気になる異性への声かけ」
なんか典型でしょう(笑)
クラスの気になる人と会話をしたくて
「あの人に何とかして話かけよう」
(ノ∀`*)ノ彡☆
なんて思うのはいいのですが、
その状態で1日、2日、3日・・・とたって
いつまでも声をかけられない状態が続くと、
どんどん心の中で「最初の一言」を
かけることが
スーパー大チャレンジ
に感じられるようになるわけです。
で、5日目あたりにようやく声をかけたら、
若干声が震えてしまったり(N西氏の経験談)。
そりゃあ5日間も思いつめての一言だったら、
声も軽く震えます(笑)
たとえば、授業の復習。
これも授業直後にやるのが一番ラクで、
その日のうちに復習できれば少しラク、
翌日、2日目、3日目と経過するほど
どんどん重くなって、やる気が失せていきます。
上記のいずれも
「ちょっと重いもの」
に当たるわけですが、どれも
【 放置した時間に比例して、重くなっていく 】
という現象が共通しています。
逆に言えば、
放置する時間を極力短くすれば、
心理的な負担も最小限に
抑えられるということです。
つまり
「ちょっと重いもの」に関しては、
心の中で“バケモノ”が成長する前に
【 すぐにやってしまう 】
のが正解になります。
だから、この手のことは
「間を開けない」
でやるのがコツですね。
私の知る限り、要領のいい人は
この当たりの事を直感的に理解していて、
食器洗いなんかも
食後にすぐ終わらせています。
Todoリストの「重いもの」も、
要領のいい人は、できるだけ
一日の早い段階で終わらせています。
気になる異性に対しても、あまり思いつめずに(笑)
声をかけてみるのが正解。
声をかけるまでに時間をかけたら、
だいたいロクなことにならないです・゚・(ノД`;)・゚・
このように「ちょっと重い」と感じる
タスクについては、
放置した時間に比例して
重くなっていくので、
「放置する時間を短くする」
(=できる限り「すぐにやる」)
のがもっとも要領がいい
処理方法になります。
余談ですが、
この法則が発生するメカニズムは、
おそらく
「自己洗脳」(アファメーション)や
「催眠術」などと同じで、
長時間にわたり「重いもの」を放置することで、
潜在意識に繰り返し
「あの『ちょっと重いもの』を
早くやらないといけない(やりたくないなぁ)」
という負の暗示を、無意識レベルで
自分に何度もかけてしまっているような状態
になるからだと思われます。
(私の仮説ですが)
自己洗脳・自己暗示・催眠術というのは
「言葉の繰り返し」によって
脳をだます(作り変える)作用ですので
心理的に「ちょっと重いもの」を
長時間放置するということは、
それが「重いもの」だと
何度も自分に言い聞かせてしまう
のと同じ形になると考えられるからです。
結果、時間とともにやる気が
失せていくのでしょう。
というわけで、
「ちょっと重いもの」と感じるタスクは、
できるだけ放置せずに、
「すぐにやってしまう」
のが最もラクに乗り越えるコツですね。
それではまた。
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