- 2016-11-24
- 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ, 受験を突破するマインドセット, 潜在意識・自己暗示の活用, 目標を設定する
こんにちは、中西です。
前回は、受験後の「未来のイメージ」
の持ち方について解説しました。
一般論とはだいぶ違う話でしたが、
「明るい未来」をイメージすることだけが
すべてではない、という話でございました。
▼不合格をイメージせよ
~「落ちる」「スベる」に過剰反応する人へ~
今回はこの流れで、軽めの補足的な話を。
アメリカの女子プロテニス選手の
ビリー・ジーン・キングさんという方が、
こんな言葉を残しています。
「人生を振り返ったときに何と言いたいか、
それですべてが決まる」
つまり、自分がもう人生の終盤に差しかか
ったと仮定して、そのときに過去の人生を
振り返って、自分はどんな感想を言いたいか。
その「振り返ったときに自分は何と言いた
いいのか」で、それまでのプロセスが決ま
ってくるという話。
で、今回私がおすすめしたいのは、「人生
を振り返ったとき」に何と言いたいかでは
なくて、
「受験時代を振り返ったとき」に何と言いたいか
です。
上のビリー・ジーン・キングさんの表現を
借りるなら、
「受験時代を振り返ったときに
何と言いたいか、それですべてが決まる」
ということになります。
受験が終わった未来において、あなたは
自分の受験時代を振り返り、いったい何
と言いたいのか。
それを「先に決めてしまう」というテクニック。
その言いたい言葉を頭に浮かべるだけでな
く、ノートや紙やアプリなどにしっかり書
き出しておくのもポイント。
そして、
「必ずこの言葉を言ってやる!」
と固く決意する。
「この一言を言うために頑張ってきた
ヽ(;▽;)ノ」
と受験後に、未来の自分が言う言葉は何か。
それを考えてみるのは、決して無駄な作業
ではないはずです。
なぜなら、それが一つの目的としてモチベ
ーション(≒やる気)アップにつながる可
能性が高いからです。
「この一言を言うために努力する」
という話で思い出したのが、ドラゴンボ
ールの初期に登場するジャッキーチュンの
エピソード。
最初の天下一武道会で、当時まだ若い悟空
とクリリンに対して、ジャッキーチュンと
いう老人が立ちはだかり、彼らが武道会で
優勝するのを阻止する話があります。
実はこのジャッキー・チュンは、悟空と
クリリンの師匠である亀仙人が変装した姿でした。
並ぶ者がいないほど、どんどん強くなって
いた弟子の悟空とクリリンに対して、
「世の中には上には上がいるんだ」
ということを教えるために、師匠自らが
変装して武道会に参加したのでした。
亀仙人はジャッキーチュンに変装し、二人
の前に立ちはだかり、自ら武道会で優勝。
元の姿に戻ったあと、弟子の二人にこう言います。
「世の中上には上がいるのがわかったか。
これからも油断するんじゃないぞ」
そう二人に伝えました。そして最後に
「この一言を言うためにずいぶん苦労したわい」
と心の中で思って亀仙人がホッとするという話。
ドラゴンボールを読んだ人なら誰でも知っ
てる有名エピソードですが、まさに
「未来でこの一言を言うために」
頑張っていく話の好例だと思います。
受験生も同じで、近い将来に確実に訪れる
「受験時代を振り返るとき」に、
誰に(自分自身に)何と言いたいかを考え
ることは、大きなモチベーションの1つに
なり得ますので、よかったらあなたも考え
てみてください。
「絶対この一言を言ってやる!」
と強く思える言葉がおすすめですね。
相手は誰でもいいです。自分自身はもちろ
ん、友達か、恋人か、先生か、親か、先輩
後輩か、親戚か。
返事が無くてもいいなら、
私(中西)にでもいいですよ(笑)
決まったらそれを毎日眺めましょう。
考えるのにそんなに時間はかかりませんか
らね。それぐらいで今から本番まで、わず
かでも勉強のパフォーマンスアップにつな
がるなら安いもの。
前回「言霊」の話を少ししましたが、今
自分が口にする言葉にはパワーがあるの
はもちろん、
「未来で自分が口にする言葉」
をイメージすること
にも、パワーは宿るということです。
それではまた。