- 2017-3-21
- おすすめ記事, 勉強のモチベーションアップ, 受験の意味を考える, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
前前前世、じゃなかった、前前前回、
「考え抜く」ことの重要性について、
あるいは受験教育業界で初かもしれない部
分まで、突っ込んで具体的に詳しく書いて
みましたが、
この「考え抜く」というのは、「何につい
て」かといえば、当然ながら「すべての物
事、すべての事象について」になります(°□°;)。
ようは「考え抜かなくていいテーマ」なん
て存在しないわけですよ。
とはいえ、ふだん考え抜き慣れていない人
(日本語が変?(・・;))に、最初のとっかか
りとして、効率よく考え抜くためのポイン
トを1つご紹介すると、
自分が現在取り組んでいる(関わっている)
ことについて、常に
「そもそも、なぜこれをやっているのか?」
を考えるようにするのがコツの1つになります。
これ、ものすごーーく重要なコツなので、
この思考習慣が無い気がする人はよく覚え
ておいてほしいのです。
というのはですね・・・
「そもそも何でこれをやっているのか?」
という思考がスッポリ抜け落ちたまま、ただ
「惰性で」「前からやってるから」「それが常識だから」
といった理由だけで、あるいは
「周囲に流されて」「人に言われるがまま」
「世間の常識に縛られ」「親や先生が言うから」
といった理由で、
【自分の頭でろくに考えないで】物事に取
り組んでしまっているせいで、おかしなこ
とになってしまった人や組織や会社や行政が、
あまりにも多いからです。
受験生の視点でいうと、一生懸命毎日やっ
ているその参考書・その問題集は「そもそ
も何で、それをやっているのか?」という
ことです。
そもそも何でその授業を受けているのか、
そもそも何でノートを一生懸命とっている
のか(「よく考えたらノート取る必要ない
やん(;゚ロ゚)」なんてことも)も、
常に考えていないと、気づいたら無駄なこ
とをしていることが非常に多いのです。
すべてに自分なりの答えがあるならいいの
ですが、自分でもよく考えたら、なぜそれ
をやっているのかあまりわかってない(;´д`)
なんてことも本当によくあります。
もっといえば、
「そもそもなんで受験をするのか?」
です。
資格試験は当然として、大学受験でも当た
り前のようにそれをすっと答えられないと
話にならんと思います。
それは私が提唱する「集中力ピラミッド」
において最も土台となる「モチベーション」
に当たる要素だからです。
すっと答えられないということは、そこが
グラついていると言うことです。
参考:「集中力」「やる気」「モチベーション」の違いがハッキリわかる基準
ただ大学受験の場合は、これまでずっと中
学・高校と学生生活しか知らないわけです
から、その年代を通りすぎた民間人から教
えてもらわないとわからない部分がかなり
あるだろうと思って、
私は数年前に学校や塾でもまず教えてもら
えない、けど絶対知っておくべきと言える、
大学についての話をまとめた
「大学生活パーフェクト攻略法
~ヤバいくらい本音で語る大学論~」
を作ったわけです。(販売停止中。4月には販売予定)
結局、この教材も私が高校時代からずっと
「そもそも何でこんな授業を受けているのか」
「そもそも何で大学に行かないといけないのか」
「そもそも大学に行くメリットって何なの?」
と考え続け、大学時代にも考え続け、社会
人になってもまだ考え続けて、ようやく見
えてきた結論の一部をまとめたものなのです。
こんな感じで、自分が今取り組んでいるこ
と・関わっていることについて、「そもそ
も何でこれをやっているのか?」を考え続
ける習慣があれば、
ムダに苦労したり、ムダな時間をすごした
り、大きく失敗する確率もかなり減少して
いきます。
重要なのは、それを「常に考え続ける」
必要がある点です。
理由は、自分や周りの状況は刻一刻と変わ
っているから。この世に変化しないものな
どありませんからね。
何も考えないで生きている人というのは、
この「状況が変わっている」のにそれに
気づけなかったり、
気づいても遅すぎたり、うまく適応できな
かったりして、“最悪の事態”に進んでいきます。
残念ながら、人間は状況が変わっても惰性
で毎日同じようにすごすほうがラクであり、
その性質をうまく利用できる事もあるので
すが(パターン化による生産性アップなど)、
何も考えない人はその惰性のままムダに時
間がすぎて行き、気づいたときには手遅れ
だったりヽ(´o`;、チャンスを逃していた
り(つД<)・゚。、変化に対応できなかったり
するわけです。
というわけで、「考え抜く」ことをこれか
ら習慣にしたい人は、まず
「そもそも何でこれをやってるんだろう?」
と、何かにつけて、根本から考える癖を
付けるところから始めてみるのが非常に
おすすめです。
それではまた。