- 2016-11-8
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
以前私が個別コーチングをしていた受験生
(高3女子)に、ものすごくアツくて前向
きな子がいました。
夏まで部活をしていて、8月から受験勉強
を開始したのですが、目指していたのは
地元で有名な国立大学で、
全然時間がない中、周りの他のメンバーを
巻き込みながら、情熱的に毎日勉強してい
ました。
私自身も多くのことを教えてもらったので
すが、その子が自分専用の掲示板にこんな
ことを書いていたのです。
「1秒あれば1単語できる」
・・・これどう思いますか?私はこれを見
たとき正直「凄いな」と思いましたね。
たしかに考えてみれば、単語の復習であれ
ばパッパッパとチェックできるので、1秒
で1単語くらいのペースで復習することも、
物理的には可能だと思います。
ただ、普通それをあえて文字にするかなと。
彼女はあえてそれを言葉にし、いつも見え
る箇所に貼っていたわけです。その意気込
みが凄いなと思ったのです。
ここでは書ききれませんが、そういう
自分の言葉や存在や行動をとおして
(自分ではそのつもりはなくても)周りに
ガンガン刺激を与えていくタイプの人って
いそうでいないです。
これは私の予想ですが、上の言葉をいつも
見ておくことで、「1秒あったら1単語やろ
う」という文字通りの意味とともに、
「1日全体を通して時間を絶対に無駄にしない」
という覚悟を、彼女は再確認していたのだ
と思います。
「1秒も無駄にしない!」という気持ちを
持つことは大切ですし、
学校や塾でも熱い先生なら
「1秒も無駄にしない意気込みを持とう!」
といった話をされる方もいると思いますが、
個人的にはそれだけだとどうも言葉が抽象
的で、実際の毎日の行動にまで落とし込み
にくいように思います。
「1秒あれば1単語できる」というのは、抽
象的なマインド論ではなく、実に具体的な、
ある種「方法論」なわけです。
ここまで具体的・端的に言葉にされると、
実際に数秒でも時間が空いたり、ちょっと
の間ぼーっとしてたりしたら、
「あ、今の時間で5単語くらいできたかも!」
とリアルに思うこともできます。
そういう状態で毎日を送れば、長期的にも
時間の無駄を最小限に抑えられるはずです。
ここまでの話で共感できる部分があった人
は、ぜひ試しに、いつもよく見るところに
「1秒あれば1単語できる」と書いた紙を貼
ってみてください。
かなりシンプルですぐに出来るお手軽なや
り方のわりに、人によっては効果は相当高
いタイムマネジメント法になると思います。
それではまた。