- 2015-10-9
- おすすめ記事, 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
以前、私の仕事先の同僚で
ちょっと変わった男がいました。
基本的に性格のいい奴で
人としても好きだったのですが、
1個どうしても理解しがたい
ことがあったのです。
それは、コーヒーを飲むときに
「コーヒーフレッシュ(ミルク)を4個入れる」
という信じがたい習慣があったこと(゚д゚lll)
4個て!!
もはや、もとのコーヒーのブラック感は
全くなくなり、カフェオレがさらに薄く
なったような色になっておりました。
毎回休憩時間に
彼がコーヒーフレッシュを
入れまくる様子を見るたびに
私は気持ち悪かったのですが(笑)、
それは
「ミルクを4個も入れている」
から気持ち悪かったのでは、
実はありませんでした。
私が気持ち悪かったのは、この
コーヒーフレッシュの“正体”
を詳しく知っていたからです。
そう、あのコーヒーフレッシュは実は
【 ミルクでもなんでもない、ただの油 】
だということを。
よくカフェなどで店員のお姉さんから
「ミルクはお付けしますか?」
などとかわいい笑顔で聞かれますが、
そのたびに私は心の中で
「どこがミルクやねん」
と突っ込んでおります。
少し冷静に考えればわかりますが、
本当にまともなミルクであれば
(まあ私は牛乳すら胡散臭い飲み物だ
と思っておりますが、その見解はここでは置いておき)、
あんな常温で何日も
放置できるはずがありませんからね。
私の中では
コーヒーフレッシュの“正体”
は当たり前すぎる話なのですが、
意外に知らない人が多いようなので、
今回は読者さんの将来の健康のために解説。
このカフェやファストフード店で
ふつうに「ミルク」と店員が称している
液体の正体は、これです。
【 植物油に水を混ぜ、
添加物で白く濁らせて、
ミルクっぽく仕上げたもの 】
以上。これがやつの正体です。
「トランス脂肪酸を含む食品と危険性」
というサイトの解説が一番わかりやすいので、
引用させてもらいましょう。こちら↓
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「実は、コーヒーフレッシュには、
牛乳や生クリームといった乳製品は
入っていません。
簡単にいうと、
水と油を混じりやすいように
するために乳化剤を加え、
とろみをつけるために増粘多糖類を加え、
色を調整するためにカラメル色素、
日持ちをよくするためにph調整剤
を加えただけのものです。」
(出典:トランス脂肪酸を含む食品と危険性http://transfat.karou.jp/coffee/)
—————————————————-
・・・・つまり牛乳なんて
1滴も入っていないのです(;゚ロ゚)
ミルクでもなんでもない、
【 白色に染めた、ただの添加物いっぱいの油 】
を、まるで牛乳であるかのような、
あるいはそれが多少は入っているかのような
「ミルク」
という呼称で全国の店員さんが笑顔で
「お付けしますか?」
とおすすめしていると。
・・・ねぇママ、こういうのって
日本語でなんて言うんだっけ?
たしか、さ・・詐・・・・ぐぃぁ!
やめとこ。
そう、カニなど1ミリも入っていない
「カニかまぼこ」
とか、
「無果汁」でメロンが1滴も入っていない
「メロンジュース」
とかあの類(たぐい)です。
あの類ですが、
世間の「ミルク」としての認知度と
体への悪さを考慮すると、
個人的にはかなりたちの悪い
うさん臭さ全開の食品
ではないかと思っております。
ちなみにコーヒーフレッシュの
1つ1つは小さい入れ物に入っているので
原材料の表示義務がありません。
この点も多くの人がミルクと
勘違いしやすい原因の一つでしょう。
もちろん袋には
原材料名が書かれているわけですが、
その中の
「植物性油脂」
というのがやっかいなのです。
これこそが、悪名高き
「トランス脂肪酸」
のことです。
トランス脂肪酸というのは
数々の病気の原因と指摘されていて、
ここ数年世界的に規制が進んでいる成分です。
今年はアメリカでも食品への使用が
全面的に禁止されることが決定しました。
よく考えてみてください。
すでに何十年にもわたって
食品市場に流通しまくっているものを
政府が使用禁止にしたのです。
よほどのことだと思った方がいいでしょう。
合成保存料とか着色料とか、
そんなのでも使用は認められているのに、
すでに何十年間も販売して
市場が出来上がっていた成分を全面禁止にするって、
相当ヤバイという確証があるからと考えるのが
自然ではないでしょうか。
わりと多くの人がこの
「植物性油脂 」
っていう名前の雰囲気だけで
「植物性なら動物性より、
ヘルシーで健康っぽくね?」
くらいの認識で、体に悪くないと
思ってしまうようですが、
真実はヘルシーどころではありません。
むしろ「Hell(地獄)」「死」の方が近い気すら・・・
しかし、日本ではまだこのトランス脂肪酸は
「日本人は少量しか摂取しないから
とりあえずOKってことで!」
というレベルの、
個人的にはぜんぜん納得できない理由で
使用は認められております・゚・(ノД`;)・゚・
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参考:農林水産省の見解
「トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、
トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、
日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。」
(農林水産省のHPより引用)
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今回は、ここ数日配信してきた
食品シリーズのラストとしてご紹介しましたが、
コーヒーフレッシュと
今後どう付き合っていくかは
ここまでの内容をもとに
あなたが判断してくださいませ。
ちなみに私はコーヒーを飲むときに
“ミルク”はまず入れませんが、
どうしてもブラックではなく
“ミルク”を入れたい気分が強いときだけ、
ごくたまに1~2滴だけ“ミルク”を
足らすことがあります。
もしくはミルクっぽいものが飲みたいなら
コーヒーに“ミルク”を入れるのではなく
最初からカフェオレなどを注文するようにしています。
私はそんな感じで自己防衛しておりますが、
今回の話があなたの“ミルク”との今後の付き合いを
考えるきっかけになれば幸いです。
それではまた。
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