- 2016-2-17
- おすすめ記事, 受験生が陥る不安・焦りの対処法, 直前期の勉強法, 過去問の勉強法
こんにちは、中西です。
昨日、ある難関大学の受験を
間近にひかえた受験生から、
こんな相談が届きました。
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現在A大の○○学部を目指して勉強していますが、
最近急な不安に駆られて勉強が手につきません。
過去問を解いていて少し分からないだけで
かなり焦ってしまい、何も頭に入ってこなくなります。
全部解く必要はないのは分かってますが
このままじゃ無理だとも思ってしまいます。
またその影響なのか、以前完答した問題も
今やったら出来ないんじゃないか、
と思い始めてしまい、気持ち悪くなるほどです。
食欲も減ってきてしまいました。
そこで兄に「過去問を解くのをやめたら?」
と言われました。
過去問を解くのをやめるべきなのでしょうか?
また、不安が和らぐ方法を教えてほしいです。
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・・・ということで、簡単にいうと
「不安で過去問に手がつかない」と。
まず不安がやわらぐ方法はいくつかあります。
最近ならこんな方法を紹介しました。
ただ、彼の状況を見る限り、
上のテクニックだけでは状況は
改善されない可能性があります。
なにより試験が直前ですので、
勉強をしない方法で一時的に気を紛らわしても、
状況自体は何も前に進まないのはわかっているはず。
お兄さんの
「過去問を解くのをやめたら?」
という言葉にそのまましたがうと、
ただの現実逃避になるわけです。
しかし、今は焦って過去問が手に付かない。
であるなら、「一時的に」という条件をつけて
「一時的に過去問を解くのをやめる」
のならありです。
その間何をするかというと、
これまでやってきたことで
記憶があいまいな部分の復習や、
模試の復習、弱点カードの復習など、
【「大事な分野であいまいな部分」
を徹底的につぶしていく作業 】
をやります。
この勉強は基本的に「復習」ですから
過去問ほどエネルギーはかかりません。
しかも、直前にいずれ必ずやっておかないと
いけない最終チェックでもあり、
あいまいな部分を最後につぶしていく
重要な作業なので、
短期間でかけた時間分以上の
実力上昇も十分期待できます。
いずれにしろ、最終チェックの復習系を
中心にやってみてください。
これは現実逃避ではありませんし、
しばらくそれを続けていけば、再び
過去問をやろうと思えてくる可能性は高いです。
過去問は当然いずれやる必要がありますが、
どうしても今現在は手が付かないなら
「一時的に」過去問はやめて、
最終チェック系の復習に
しばらくシフトしてみると
時間も無駄にならずに済みます。
それではまた。
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