- 2016-5-14
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する生活習慣術, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
前回、前々回と「消化活動(食事量)」と
「睡眠時間」の関係について解説しました。
ここまでの話を一言でまとめるなら、
「食べた量(回数)」と「睡眠時間」
は相関関係がありそうだ
という話。
ようするに、食べることで
→「消化するために内臓を働かせる」
→「内臓が疲れる」
→「睡眠(休息)が必要になる」
ということですね。
実際、前回ご紹介した9年間不食の弁護士
秋山さんは2時間ほどの睡眠で問題ないと
書きましたが、日中においても
「常に体が非常に軽くて爽快」
だとおっしゃっています。
「食べる」というのはそれほど多くの
エネルギーを使っているということです。
以前、タモリさんが27時間テレビの司会を
されたときに、27時間もの間一切食事を
とらなかったのは有名ですが、それは
「食べると疲れるから」
という理由からでした。
年間数百回の手術をこなすある医師の方も、
「手術のときは数時間前から食事をとらない」
とおっしゃっていました。言うまでもなく
手術は極めて神経を使う上に、人の命にも
かかわる重大な仕事です。
そういう責任重大な作業にあたり、
事前に食事をとることを危険だと
判断されているわけです。
私自身、年に何回か徹夜で仕事をすること
がありますが、こういう寝ないで締め切り
に間に合わそうとするときなどは、食事は
とらないようにしています。
前に一度、徹夜仕事を敢行中に、深夜に
遅い時間でしたが食欲に負けて食べて
しまったことがあります。そのあとはもう
何も集中できなくなって散々でした・゚・(ノД`;)・゚・
以上はあくまで一例ですが、多くの人の話
や事例を総合的にまとめると、どうやら
こういう結論になりそうです。
【 底力は空腹から生まれる 】
27時間テレビにのぞむタモリさんも、
手術に向かう医師も、締め切りに間に合わ
せるための徹夜仕事も、
ある意味でそれぞれの仕事における
「いざという時」といえますが、
こういう「いざという時」にお腹いっぱい
の状態ではほぼ確実に最高のパフォーマンス
は発揮できなくなるのです。
「腹が減っては戦はできぬ」
という言葉がありますが、これは昔の戦では
一度食事をとったら次にいつ食べられるか
わからないから今のうちにしっかり食べておこうぜ!
・・・という意味合いだったようです。
決して「空腹では満足に戦えない」という
意味ではありませんでした。むしろ
「腹いっぱいでは、戦はできない」のです。
まあ日常生活の中で「いざという時」は
それほど多くないかと思いますが、誰でも
「底力が必要な時」は少なくないと思います。
そういうときは
「底力は空腹から生まれる」
という言葉を思い出して、あまりお腹を
満たさないようにするのがコツですね。
それではまた。