- 2017-6-7
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 勉強の習慣化, 勉強の集中力をアップさせる考え方, 勉強を楽しむテクニック
こんにちは、中西です。
前回は、
「勉強を毎日確実に続けるコツ」
というお話でしたが、この流れでもう1つ。
数日前にこんなニュースがありました。
▼タウンページ、通販カタログから必死ネタ集め
…4コマ漫画年間1100本の植田まさしさん(スポーツ報知)
http://www.hochi.co.jp/topics/serial/CO019592/20170602-OHT1T50121.html
ご存知「コボちゃん」などで知られる
4コマ漫画の大御所、植田まさしさんの
仕事の話です。
年間1100本もの4コマ漫画を作るということ
は、1日3本(以上)を作る計算になります。
さらに3本制作するためには、おそらくその
数倍のボツネタ・ボツアイデアが存在する
はずなのです。しかも御年70歳ですよ(°□°;)
植田さんはそんなハイペースを何十年も続
けておられるわけですが、4コマ漫画の
ど素人の私でも、1つだけ容易に想像が
つくことがあります。
それは植田さんは絶対に
「4コマ漫画を作る“型”」
を持っておられるということです。
“型”というのは、別の言い方をすると、
作り方の“パターン”のこと。
「4コマ漫画を作るときは、
こういう型で作っていく」
といういくつかの“パターン”が存在する
はずで、そのパターンに当てはめながら
4コマ漫画を作っているのは絶対に間違いない、
“型”なしでそれだけの量を量産できるはずがない。
・・・・と、記事を読む前に思っていたの
ですが、読み進めていくと、やはりこんな
記述がありました。
——————————–
「タウンページや通販カタログ、ありと
あらゆるものから探します。
あとは辞書。文字から想像するんです。
ピンと来る単語があったら、絵を描いてみる。
例えば『スポーツ新聞』だったら、まず
新聞を読む人の絵を描く。次に『どこで読
んでいるんだろう?』と想像して駅のホー
ムや電車の中を描いてみる。
それに自作の『チェックリスト』を掛け合
わせる。これには『大きくしてみる』『逆
から見てみる』など項目が30~40くら
いあって、
それを試しながら考えていると、
アイデアができるんです」
——————————–
これが植田さんの
「4コマ漫画を作る“型”」
だということです。
今回私が何を言いたいのか、勘のいい方な
らわかったかと思いますが(笑)、
継続的に勉強に集中し、継続的に勉強を
こなしていく上においても、この
「自分なりの“型”を持つ」
というのが極めて重要なポイントになる
ということです。
型というのは上記の通り“パターン”のこ
とですから、
ようするに、自分なりに毎日確実に勉強が
出来るパターン、毎日確実に集中できるパ
ターンを持っているかどうか、
ということが受験を突破する鍵を握る
ということになります。
その“型”は、さまざまな情報を参考にし
ながらも、最終的に「自分なりの型」を
自分で作っていくしかありません。
その“型”を身につけるタイミングが
早い人ほど合格できる確率は高まりますし、
遅い人ほど合格が遠のきます。
「自分なりの型」が出来上がっていない人
が、中長期にわたり、安定して物事を量産
できるわけがありません。
たとえ植田さんのような人であっても、
その型なしには年間1100本の生産は
絶対にムリだと思います。
何かにつけてこの“型”を意識するのは重要で、
たとえば小論文を書く際にも、いくつかの
型(パターン)があって、その型(パター
ン)に当てはめると書きやすくなります。
私のメルマガ執筆なんかも全く同じで、
もう完全に“型”が存在しています。
冒頭は「こんにちは、中西です」ではじま
って、「それではまた」で終わります。
本文の途中では最初に一度結論を言って、
具体例・事例・体験談などを出して結論を
補いながら(今回もそう(´-`))、
「というわけで」と言って、最後にポイン
トをまとめて締める、というのが一つの型
として出来上がっています(他にももう少
し違うタイプの型もありますが)。
私がメルマガを長期的に継続できている
理由の1つが、この「型」があるからです。
その型に当てはめるだけでいいので、いち
いち文章の構成とかでは、ほとんど悩まな
いですみます。悩むとしても
「今日はどの型でいこうかいな」
と一瞬だけ考える程度なので、最初の切り
口さえしっかりしてれば、あとはスーッと
そこまで苦しむこともなく書けるわけです。
この型がなければ、メルマガを書くたびに
毎回ムダなところで苦しみ、ムダな労力を
使うことになります。絶対挫折するパターンです(笑)
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車を運転する人が、目的地を決めたら、
あとは「運転の仕方」をいちいち考えない
でも運転できるのと同じ感じですね。
「運転技術」もある種の型ですから。
受験勉強も全く同じで、この“型”がある
かどうかで勉強のパフォーマンスが大きく
左右されます。
なお、すでに型を複数持っていても気づい
ていない場合もあるので、あえて意識して
「自分にとって○○(特定のテーマ)の型ってあるかな」
と一度考えてみるといいと思います。
気づかぬうちに型があったなら、それを意
識することで、一気にラクになるのでヽ(´▽`)/。
余談ですが、私が自分のメルマガの“型”
に気づいたのは、メルマガを配信して何年
もたって、何百記事も書いてからでした。
読者さんに役立つ面白い情報を配信するこ
とを心がけているうちに、自分の書き方
(メルマガの構成)に型があることに
「あとで気づいた」のです。
おそらく植田さんも、4コマを作って量産
しているうちに、その型(パターン)があ
ることにあとで気づいたと思われますが、
大事なのはここなのです。
そうやって「自分なりの型」が出来上がれば、
その“型”が「自分の財産」になるのです。
社会人で、それが仕事の中枢部の型であれ
ば、その型が“富”をもたらしてくれる可
能性も飛躍的に高まります(゜∀゜)トミ♪。
というわけで(←キタ!!)、勉強をはじ
め、物事を
「ラクに」「継続して」「安定して」
「高い生産性で」「大量に」
こなしていくには、“型”があるかどうか、
それを意識しているかどうかで全く変わっ
てきますので、ぜひこの点は覚えておいて
ほしいと思いますね。
それではまた。(←型!)
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