- 2017-4-6
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強の習慣化, 勉強を楽しむテクニック
こんにちは、中西です。
今の高校生だと知ってる人はあまりいない
かもしれませんが、8年ほど前に
という本が大ヒットしたことがあります。
ダイヤモンド社の本で、たしか200万部以
上も売れて、AKBの前田あっちゃんと
川口春奈が主演で映画化もされました。
ちなみに「もしドラ」は略称で、正式名は
「もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
(岩崎夏海著)
という異様に長いタイトル。
※なお物語の元となる原書のドラッカー「マネジメント」(エッセンシャル版)はこちら
で、私はこういうメガ大ヒットした本は読
む気が失せるタチで全く読んで無かったの
ですが(ビリギャルとかも読んでない)、
前にそのダイヤモンド社の別の編集者さん
と飲む機会があって、何かの話の流れで
「『もしドラ』読んだことないです」
と言ったら
「『もしドラ』はすごく面白いですよ!!」
と若干切れ気味に言われたことがありました(笑)
「そうなんですか!読んでみます!」と
元気よく返事しましたがその後も読む機会
に恵まれず<(_ _)>、ちょっと前にようやく
映画を見て、
そこからしばらくして、最近になってよう
やく本を読み始めました(´-`)8ネンカカッタ
今やっと本の真ん中ぐらいまで来たのです
が、ここに来て個人的に興味深い記述を見
つけたのです。
主人公で高2から野球部の新人マネージャー
になったみなみ(映画では前田敦子)が、
同じ女子マネージャーで幼なじみでもある、
難病で入院中の夕紀(映画では川口春奈)
に働きかけて、
やる気のない野球部を甲子園出場させるた
めに、部員一人一人と夕紀を病院で面談させ、
全員の本音を聞き出すシーンがあります。
つまりみなみからすると、入院中の夕紀と
野球部全員に自分から働きかける(「マネ
ジメント」する)必要があったのですが、
そのときに彼女が参考にしたのが本屋で見
つけたドラッカーの「マネジメント」とい
う世界的名著でした。
その「マネジメント」という本に、こうい
う記載があったのです。
「マネジメントは、生産的な仕事を通じて、
働く人たちに成果を上げさせなければならない」P57
ようは「働く人たちに成果を上げさせる」
ことが、マネジメント(=マネージャーの
みなみ)の重要な役割だと書かれていたわけですね。
ではどうやったら部員たちに成果を上げさ
せられるのか、みなみは考えるのですが、
そのときにまた「マネジメント」を参考にします。
そこには仕事は「働きがい」が必要で、そ
れを与える方法としてこう書かれていました。
「働きがいを与えるには、仕事そのものに
責任を持たせなければならない。
そのためには、
1,生産的な仕事 2,フィードバック情報 3,継続学習
が不可欠である」(P74)
・・・おお!!こりゃすげぇ!と。
私は今の仕事を始めた当初から「受験」を
突破する方法と「仕事」で成果を上げる方
法は相当に共通点があると考え、そういう
情報発信も多数してきましたが、
今回はその典型例ですね。
上のマネジメントの引用文で、
「仕事」を「勉強」に、
「働きがい」を「勉強のやりがい」に変えても、
全く同じなのです。つまり、
「勉強のやりがいを与えるためには、
勉強そのものに責任を持たせなければならない。
そのためには、
1,生産的な勉強 2,フィードバック情報 3,継続学習
が不可欠である」
・・・これまで受験生に対して何度も何度
も何度も何度も言ってきたこと、そのまま
でございますやんヽ(´▽`)/(昨日もそんな話でした)
最初の「勉強そのものに責任を持たせ」る
という部分は、ようは
「強制的に無理やり勉強をやらせても、
その人は勉強にやりがいを持つことはできないよ」
ということです。
1の「生産的な勉強」とは、ひらたくいえば
「勉強法」「集中法」のことです。和田先生
の「受験は要領」とも同意。
2の「フィードバック情報」とは、簡単に
いえば「振り返り」です。
自分が計画を立てて実行したことを、1日ご
と、1週間ごとに振り返る。第三者(上の人
や仲間)がそれをチェックしてくれたらなお良し。
(昨日書いた「記録を取る」というのもこの1つ)
3の「継続学習」とは、もうそのままですが、
勉強を毎日小さくコツコツと続けることが
偉大な成果を上げること。
まさに、上の「マネジメント」のくだりは、
会社経営においても、野球部の運営におい
ても、受験生の受験勉強においても、
まったく同じように当てはまるということですね。
その3つは「成果を上げるための本質」です
から、目的を持つすべての営みにおいて
共通するわけです。
というわけで、あなたが受験生活を通して
「勉強のやりがい」
を得たいなら、
「生産的な勉強」「フィードバック情報」「継続学習」
の3点セットが“不可欠”になりますので、
具体的なノウハウやテクニックも大事ですが、
これから受験勉強をスタートするにあたり、
こういった「勉強の本質的な部分」を
まずしっかり抑えておいてほしいと思います。
それではまた。
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