こんにちは、中西です。
今日は、日曜日なので雑談系で。
(このメルマガは日曜は雑談・
小ネタになることが多いです)
今話題のイギリスの話について。
テレビ・新聞を見てないのでこの件を
マスコミがどういう感じで報道している
のかちょっとわからないのですが、
イギリスのEU離脱は、間違いなく世界史
の教科書に載るレベルの衝撃的な出来事でした。
ゲスイ大人な話から言うと、この歴史的
大事件による相場の変動で大儲けした人は
国内でも相当いますからね。
このニュースが流れた1日で数百万円単位
で儲けた人なんてゴロゴロいます。
数千万単位で儲けた人も相当いるでしょう。
なんせ為替がドル円で7円、ポンド円では
30円も1日で変動したのですが、こんなに
変動することなんて滅多にないのです。
(なぜそれが儲けにつながるのかピンと
来ない人は、受験が終わったら勉強しよう)
儲けた人はこの数日は笑いが止まらないか
と思います。まあもちろん、その逆に
大損した人もいるわけですが。。
しかしこの出来事の重要な点は
当然そんなところではなくて、
「グローバリズムが成立していない」
ということではないかと個人的には思います。
グローバリズムというのは、ようするに
「ヒト・モノ・カネ」
が国境を越えて、自由に行き来できる
ようになること。
今回のイギリスのEU離脱は、そのうちの
とくに「ヒト」の移動の自由化に、国民の
過半数がノーを突きつけたということでしょう。
なんせEUに加盟したままだと、外国移民が
入ってくるのを自国でコントロールできないのです。
つまり国家の主権もへったくれもないのが
EUというシステムだったわけですが、
経済のデフレ化でヒトの移動の自由
(=外国移民の問題)がもう国民の
許容できないレベルになり、
それが限界を迎えたということです。
このことからわかるのは、そもそも
EUというシステムが、加盟国みんなの
経済が調子のいいときしか成立しない、
ある種の幻想みたいなものだった
のではないかということです。
非常に理想的なビジョンのもとで成立した
EUでしたが、結局人間は国家という壁を
越えられないってことだと思いますね。
共同体の最小単位はおそらく「家族」ですが、
最大の単位は「国家」であり、それ以上の
共同体の単位など、実はないと。
たまに「地球市民」とか言う人がいますが、
幻想というか妄想だと思いますね。
ところが、日本では政治家が
「これからますます人手不足の時代になるから
外国人労働者を受け入れるしか成長はできない」
などと言っていたりします。
さらにマスコミもこれに同調するところが
多いようですが、これが実現したらいずれ
日本もイギリスの二の舞になるでしょう。
「人手不足」というと、何かマイナスのこと
のように解釈されがちですが、人手不足
ということは
“経済成長の大チャンス”
ですからね。
1960年~80年代ごろの高度成長期も
まさに人手不足だったわけです。
その人手不足を外国人の安い労働力で
まかなうような安易な道を選んだら、
国民の給料なんて上がるわけがありません。
実質賃金が上がらない国で、
国民が豊かになることはできないのです。
せっかく4年後に東京五輪もあり、
人手も不足、まさに今日本は経済復活の
大チャンスなのですが、
消費税再増税という完全に間違った失策と、
外国人労働者を増やそうとして、
わざわざ豊か(好景気)になることができる
経済の足を引っ張りまくっているのが、
我が国のトップのA倍さんなわけで
ございます・゚・(ノД`;)・゚・
というわけで、今日は雑談でしたが、
イギリスのEU離脱は決してヨーロッパの
遠い国の出来事ではなく、
我々日本人にとっても、もちろん受験生の
ほんの数年後の未来にとっても、
けっして他人事ではいられない
身近なテーマを含有しています。
イギリスをはじめ、最近のEU・ヨーロッパの
動向には他山の石になる部分が多いので、
これからもっと注意を向けておいた方が
良さそうですね。
それではまた。