- 2015-11-20
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~基礎編~
こんにちは、中西です。
ご存知の方も多いと思いますが、
今日、こんなえぐいニュースが
全国をかけ巡りました。
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「嫌なやつ(18782)と嫌なやつ(18782)
足すと皆殺し(37564)」
女性教諭、算数授業で「不適切」語呂(産経ニュース)
http://www.sankei.com/affairs/news/151120/afr1511200007-n1.html
「神奈川県藤沢市の市立滝の沢小学校で、
女性教諭(40)が算数の授業の際に
『嫌なやつ(18782)と嫌なやつ(18782)
を足すと皆殺し(37564)になる』
とする語呂を読み上げて電卓の使い方を教えていた
ことが20日、市教育委員会への取材で分かった。」
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・・・いや~なんというか、
微妙なニュースだなって感じです。
個人的には小4にもなれば、
これくらいのシュールさというか、
ブラックな面白さって、
言葉遊びとして十分理解できる
年齢だと思うのです。
ただまあ、学校の授業としてやるには
ちょっとだけワードが良くなかったかな、
という程度。全国区のニュースに
なるほどではない気がします。
冷静に考えて、これが全国ニュースになるって、
ちょっとしょうもなすぎやしませんかね。。。
おそらく最後の答えが
「皆殺し」
で語呂合わせが成立したから
“事件”になってますが、たとえばこれが、
「嫌なやつと嫌なやつを足すと、いいとこもある」
くらいの語呂でオチていたら、
問題にはならなかったでしょう(たぶん)
この女性教諭は
「数字に興味を持ってもらうためだった。反省している」
とのことですが、その意図はとてもわかります。
嫌なやつを
「皆殺し(37564)」は良くないですが
「蹴り入れたろか」くらいならセーフだったのに。
そんな語呂ないけど。。
さて、このニュースは
“不適切”な語呂合わせ
でしたが、
実は「語呂合わせ」そのものは、
もう皆さんご存知のとおり、
勉強としてはとっても面白いわけです。
無味乾燥な勉強が多い中で、
▼記憶への定着率が非常に高く、
かつ、
▼面白く学べる
という点で、「語呂合わせ」というのは
かなり貴重。
私が高1~受験生時代には、
英単語・日本史などで語呂合わせを使って
覚えたこともあるのですが、
なんといっても最強に良かったのは
「古文単語の語呂合わせ」
でした。
文系として一通りの科目をやった経験で
言わせてもらうと、
語呂合わせの中でもとくに
「古文単語」
は語呂合わせと非常に相性が良かった
と感じています。
もうね、
「古文単語の語呂合わせ」って
ほんとーーに、記憶に残りやすいです。
このあたりの古文単語と語呂合わせの
相性の良さをうまく突いた参考書が、
有名な「ゴロゴ」ですが、
意外にあまり知られてなくて、すごくいい
「古文単語の語呂合わせ」の参考書
と前から思っているのが、こちら。
1分間シリーズの他のものはどうか知りませんが、
少なくとも、この「1分間古文単語240」は
語呂合わせとしては、ものすごくいいヽ(´▽`)ノ
と私は思います。
こちらがこの参考書の中身の画像ですが
↑このように、色分けまでされて
記憶に残りやすくなっている上に、
なにより漫画の絵のクオリティが高いので
とても楽しく読めます。
私が高校時代に使ってたやつなんて、
もっとしょぼ~~い絵でしたから(笑)
真面目な人はこういうのが
生理的に合わないかもしれませんが、
古文単語を語呂合わせで覚えたときの
あの“定着率のすごさ”を知らない人は、
たぶん最初は記憶への残りやすさに
ビックリすると思います。
単なる語呂合わせだけだと弱いのですが、
そこに
「その語呂合わせに関するイラスト」
が一緒に付くと、
とんでもなく記憶に残るのです。
もう「忘れようが無い」という感じで。
「1分間古文単語240」は、
その名のとおり240語だけなので
数は少ないですが、
逆に言えば非常に短期間で終わらせられますし、
大事な基礎的な単語を固めたいなら、
これを入門書にして、この参考書から
ゴロゴや他の古文単語の参考書に入っていく
という手もあります。
受験生でまだ古文単語にまともに
手をつけてなくてやばい人や、
これから勉強していく高校1~2年生などには
個人的にかなりおすすめ。
しいて欠点をいえば、
語呂合わせの場合は、
1語につき1個の意味しか覚えられない点です。
が、まず語呂合わせで1個の意味を覚えて、
それ以外の意味もある単語は、そこから
追加しながら覚えていけばいいわけです。
また、最悪1個だけでも意味を覚えておけば、
他の意味も本質的には似ていたりするので、
その1個の意味から推測できることも
少なくありませんからね。
すでに古文単語の勉強が十分進んでいる受験生が、
あえて今から切り替える必要はありませんが、
▼古文単語の進み具合が
現時点でイマイチな受験生とか、
▼古文単語の基礎がまだできてない人
▼ある程度進んでいるけど基礎をより固めて
単語の漏れを防ぎたい人
などは、この
「1分間古文単語240」
は漫画みたいに休憩がてら読めるので、
とてもいいと思いますね。
それではまた。