- 2015-10-20
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ, 受験を突破するマインドセット
今回は、ついに「受験生の恋愛」について語ってみる
こんにちは、中西です。
今回は、みんな大好き恋愛について(ノ∀`*)ノ彡
受験生の恋愛について考えてみましょう。
ちなみにこれまでも何度か、受験生にとっての禁欲論などをいろいろ書いてきました。
<関連記事>
音楽論。~「受験生の音楽鑑賞」はアリか、ナシか~
読書論。~「受験生の読書」は有りか無しか~
孤独論。~受験生の「孤独」の意外なメリット~
自信論。~受験生はどんな「自信」を持つべきか?~。
今回の「恋愛論」も、このシリーズになります。
今までほとんど語らなかった「受験生の恋愛」について徹底的に考えてみます。恋愛中の君は、このページを「お気に入り」に入れておくように。
まずは誰も興味が無い「中西の受験時代の大恋愛ストーリー」を公開!
私は個人的な話をするのは嫌いなのですが(そもそもプライベートの話が好きではない)、テーマがテーマなので、誰も興味無いでしょうが、一応軽く私の受験時代の大恋愛の話をしておきます。
私は浪人時に、毎日予備校の自習室通いをしていました。
実家の滋賀から自習室のある京都まで、電車で1時間ほどかけて通っていたのですが、毎朝7時20分ごろに到着し、自習室が開く10分前に並んでいました。まあ気合は入っていたのであります。
毎朝、その最前列に常に並んでいる3人グループ(男1、女2)がいたのですが、その中の女の子1人を好きになりました。
それまでしゃべったことなんて当然ありませんが、毎日いるので気になって、そのうち好きになってました。
完璧に片思いで別に会話もほとんどなかったです。
一度彼女の前の席になったときに、机から鉛筆が落ちて、それを拾ってもらったことがあります。
・・・えっと、私の受験時代の大恋愛の話は以上です。
これまで完全に非公開だった私の恋愛話をついに公開しました。この物語がテレビ局の目に留まり、ドラマ化のオファーが来たら真っ先に皆さまにお知らせします。
ドライすぎるけど、ぶっちゃけ「時間」という観点なしに、「受験生の恋愛」は語れない説
話を戻しますと、「受験生の恋愛は、是か非か」というテーマについては、私は究極的には「時間をどれだけ使うか」という物差しで考えるべきだと思っています。
・・・なーんていうと、恋愛中のあなたには「恋愛を時間なんかで計られてたまるか!」「考え方がドライすぎる」とか思われそうですが、本当に突き詰めてこの問題を考えていくと、このテーマは必ず「時間」という物差しで考えざるを得なくなるのです。
そもそもこのテーマの設定自体が、要約すれば「残り時間があまりない受験生が、恋愛をしてもいいのか?」というテーマですから、「時間」という基準を無視して、このテーマを語ることはできません。ドライですがこれが私の考えです。
「受験に恋愛はムダ」なのか?受験時代の恋愛は、「永遠の愛」にはならないのか?
その観点でいうと、過去、「読書論」「音楽論」などでも書いたように、もう大筋の結論は出ているといえます。
つまり「受験に支障が出るような恋愛ならやめるべき」ということ。
最近、息子3人を東大医学部に入れたお母さんが話題になっていましたが、あのお母さんも「受験に恋愛はムダ」という考え方でした。こういう考え方は批判もあるのかもしれませんが、大筋では、私も同じ考え方です。
理由は、受験は「期間限定のイベント」かつ「一生を大きく左右する」のに対し、10代の恋愛はそこまで将来に影響しないことが多いからです(ボルテージは高いけどヽ(´∀`*)ノ)。
ちょっと酷かもしれませんが事実を一つご紹介しますと、ある大手通信教育会社の調査で、高校生カップルが大学後もそのまま付き合う確率は、すごーく低いことが判明しています。
「俺たちの愛は永遠なんだ!」と言いたい気持ちはわかりますが、統計的には高校時代の恋愛は一時的な恋愛で終わる可能性が高いのです<(_ _)>
(いちおう希望も伝えておくと、私の妹や部活の友人の一人は、高校時代のクラスメイトと結婚してます。つまり高校時代の恋愛が「永遠の愛」の場合もたしかにあるにはあるとヽ(´∀`*)ノ )。
「恋愛」と一口に言っても、いろんなパターンがある。そもそも「恋愛」の定義は?
とはいえ、人間ですからいくら「ムダ」だと言われても、好きになるときは、もう理屈ではなく好きになってしまうわけです。
パターンとしては受験前から恋愛をしている場合と、私のように受験中に好きになる場合もあるわけですが、このとき、どこまでを「恋愛」と定義するかで、話がかなり変わってきます。
私のようなちょっとした「片思い」も恋愛ですし、お互い時間が無くてコミュニケーションの大半がLINEやメールのやり取りだけの恋愛もあります。
滅多に会えない遠距離恋愛もありますし、毎日のように会ってラブラブ・いちゃいちゃ・ぶちゅぶちゅ<(_ _)>しているのも恋愛ですし、なかにはお猿さんのような恋愛もあるかもしれません。。なんせ「恋に恋する」時期でもありますから、際限は基本無いようなもの。だから危ないともいえます。
片思いからラブラブまで、どれもすべて恋愛といえますが、こと「時間」という観点で考えた場合、相手とのコミュニケーション量が増えるパターンほど、単純に時間を失うリスクが高まるといえます。
・・・ええ、これがドライな考え方なのは重々わかってますよ。しかし繰り返しますが、この「時間」という点を考慮せずに、受験生の恋愛論を語ることなどできないのです。
恋愛というのは理性ではなく、基本的に本能でやるものだからこそ、注ぐエネルギーは大きくなりやすいです。それはつまり時間を注ぐことでもあります。
一方で、恋愛というのは、短期的に終わる可能性も大いに秘めています。
恋愛は「幻覚」と同じ!?だったら「後悔する可能性が低いほうに力を注ぐ」という考え方もある
そもそも大脳生理学的にいうと、恋愛は「幻覚」と同じなのです。
ある人を猛烈に好きで好きで仕方が無くなったかと思えば、そのすごい熱が一気に冷めることもある。この意味ではたしかに「幻覚」と変わらないのかもしれません。
恋愛はもともとそういうものなわけですが、問題は、それをどこまで受験生が許容するかですね。
私は、一生を大きく左右する受験生活において、本能的・感覚的であり、短期的に終わる可能性も低くはない恋愛にエネルギーと時間を注ぎ込んでしまうと、それで受験に失敗した場合、あとで後悔する可能性が高いと思います。
一方で、受験に合格しようが失敗しようが、「一時的に恋愛の時間を抑えて勉強に一生懸命に励んだこと」を後悔する人はほとんどいないと思われます。そんな後悔の話は聞いたことがないですし。
めちゃくちゃ冷めた見方をすれば、本当に恋が“幻覚”と同じであり、どうせ幻覚のように惚れるなら、「大学に恋する」くらいがちょうどいいともいえます。惚れるなら、全力で志望校に惚れましょう!・・・・はい、大人が望む答えはこれね。でも、それが難しいわけです(笑)
1つはっきり言えるのは、異性を愛することに注ぐエネルギーを、期間限定で大学に恋焦がれるエネルギーに転化できた人は、受験では相当強いということです。
気になる異性はいるけど理性でコントロールして、基本、志望校に惚れている。これが最強の受験生。
「理想の恋愛」のケーススタディは、あの大人気漫画にあった!?
個人的に「受験生の理想の恋愛パターン」のわかりやすい例だと思うのは、最近映画にもなっている「バクマン」の主人公の恋愛です。
「バクマン」は高校生のコンビが人気漫画家に上りつめていく漫画ですが、あの主人公の男の子は、自分の漫画がアニメ化されるまで、恋人(中学校の同級生)の声優の女の子とは顔も合わせないでメールのみOK、アニメ化したら結婚しよう(←たしかこんな設定)という、なんとも健全で爽やかな恋愛でした。
これは漫画の話ですが、十分参考に値すると思っています。実際こういったルールを作って付き合っている受験生カップルも多数いますから。
つまり「受験が終わるまで、会うのは控える」(会う時間・頻度を明確に決める)といったルールを自分たちで作り、そのルール内で恋愛するということです。
受験生の恋愛の条件は、「時間」についての明確な「ルール」づくり
私は「受験生なんだから恋愛なんてしちゃいかん!」とまでは言いません。
海外のある実験では、「親密な人とのコミュニケーション」がストレスを解消させることもわかっていますし、その付き合いが受験のエネルギーになることもあります。
何より好きな人と会うことは楽しいですし、結果かりに短期的なもので終わっても、きっとそれは一生の淡い思い出になるでしょう。しかし理性で時間をコントロールできずに受験に失敗した場合、その思い出は“苦い思い出”に変わる可能性も秘めています。
なので、受験生にとってもっとも大事な「時間」という観点では、恋愛はそこそこ大きなリスクも抱えていることをよく理解しておきましょう。
とくに片思いではなく、すでに付き合っている恋愛の場合は、絶対に「時間」に関する「ルール」をしっかり作る必要があると私は思います。そしてそのルールを二人で守る。でないと、際限なく時間を食いつぶしかねませんからね。
実際のところ、大学に入ったら恋愛なんていくらでもできます。入学してからめくるめく大恋愛をしまくっても、全然遅くはないわけです。焦って人生の大事な時期に、恋愛に溺れて受験に失敗してしまわないように自戒してほしいと思いますね。
以上、私が考える受験生向けの恋愛論でした。よかったら参考にしてみて下さい。
それではまた。
<関連記事>
音楽論。~「受験生の音楽鑑賞」はアリか、ナシか~
読書論。~「受験生の読書」は有りか無しか~
孤独論。~受験生の「孤独」の意外なメリット~
自信論。~受験生はどんな「自信」を持つべきか?~。