- 2017-3-24
- おすすめ記事, センター試験対策, 勉強を楽しむテクニック, 英語の勉強法

こんにちは、中西です。
前回は、おすすめ英単語帳(会話編)
をご紹介しました。
今回は「おすすめ英単語帳」としたので
上の本は会話における「単語」の暗記用になるのですが、
日常会話用の「フレーズ」を暗記したい人は、
同じイラスト路線だと、個人的にはこちらが革新的で凄いです。
上の2冊も「絵で見て覚える」点は同じなのですが、
「自分でビデオカメラを持っているような視点」
で日常会話のフレーズを覚えられる本になっています。
映画でも主人公がビデオカメラを持って撮影したものを
そのまま映画にした、いわゆる「主観映画」といった
ジャンルがあります。私が観た作品でいうと
ブレア・ウィッチ・プロジェクト
クローバーフィールド -HAKAISHA-
REC1
↑全部小学生が見たらトラウマになる
怖い映画ばかりですが(笑)
上の2冊は、こんな感じの自分視点(主観)で絵が描かれていて、
自分が外国人に話しかける(話しかけられる)ような目線のイラストで
日常会話を覚えていくことができます。なのでかなり実践的。
個人的には絵も漫画チックで好きな絵です。
で、ここからが本題ですが、
同じイラスト路線で、「会話系」ではなく
受験などの「読解系」のほうを重視したい場合、
2冊おすすめの英単語帳があります。
1つめは、こちら。
<おすすめ英単語帳(読解系1)>
イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880
これは、「イラスト」に「語呂合わせ」も付けて覚えられる
英単語帳です。
私は高2のときに英語の基礎単語や古文単語で
「語呂合わせ」の暗記をして、語呂合わせが
とんでもなく超絶に記憶に残ることを知りました(;゚ロ゚)
過去記事でいくつか語呂合わせ系の
おすすめ古文単語帳も紹介してますが、
「語呂合わせ」が凄まじく覚えられる実感をご存じない方は
ぜひ一度体感してみてほしいと思います。
(語呂合わせ嫌いな人もいますが「食わず嫌い」なら
一度試してみた方がいいです)
1の掲載例を一部紹介すると、
■provoke =怒らせる
プロボークサーを怒らせている。
■correspondence =書状
「これ、スッポンでんす」という書状が来た。
■analogy = 類似
穴も路地も”狭い”という点で類似している。
■cough(コフ) =咳(せき)、咳をする
古風な女性が「コフ」と小さく咳をしている。
■snatch =素早くつかむ、勝利をもぎ取る
砂地でアサリを素早くつかむ
■applicant =応募者
「アップルに行かんと!」と、(入社試験の)応募者がいる。
■distort =ゆがむ
this(この)トートバックは、ゆがんでいる。
↑このそれぞれにイラストが付いています(重要)。
語呂合わせだけでも覚えやすいのに、これにさらに
その語呂合わせを表したイラストも一緒に見ることが
できるわけです。
上の例でもわかると思いますが、語呂合わせというのは
多少強引に文を作るわけで、その強引さをイラストにすると
必然的に「ちょっとヘンテコな面白い絵」になりやすいのです。
で「ちょっとヘンテコな面白い絵」というのは、
真面目な人は拒否反応を起こすこともありますが、
実は脳科学的には無味乾燥なものよりよほど記憶に
残りやすいのです。
さらにそれによって暗記に「楽しさ」が
加わるのも大きなポイント。心理的に勉強に
ブレーキがかかっては生産性は落ちるに決まってますから。
語呂合わせ+ちょっとヘンテコな面白い絵
のダブル効果が働くと、「暗記効率」と「暗記する楽しさ」は、
ただ単に英語と意味を無理やり覚えるよりはるかに高まるわけですね。
なので英語に苦手意識があるような人には
とくにいいと思います。
よく語呂合わせ反対派の人が、反対の理由として
「脳内で余計な変換をしないといけないから時間がかかる」
という点を挙げるのですが、
私はこの点も少し違うのではないかと思っています。
たとえば
「provoke =怒らせる」を覚えたいときに、
最終的に「provoke 」を見て、瞬時に「怒らせる」
という意味が(極力日本語変換しないで)
頭に浮かぶようにするのが目標になるわけです。
その意味で、たしかに語呂合わせは日本語変換するために
1クッションが入るので余計といえば余計なのですが、
それはあくまでプロセスでの話です。
つまりどういうプロセスで覚えるにしろ、
最終的には脳内でいちいち日本語変換しない
ところまで行くのが目標なので、
プロセスは楽しく負担がかからない方がいい、
という考え方です。
たしかに完全に覚えるまでは
「provoke ⇒プロボークサーを怒らせている。
⇒怒らせる」
という1クッションが入って訳すので、その分余計な
時間がかかっているとは言えますが、
その1クッションが語呂合わせ(ダジャレ)+イラストによって
楽しく進められるので、
最終的に脳内で1クッションなしの
「provoke=怒らせる」に行き着くのも
早くなりやすいわけです。
(ちなみに本書は「1単語15秒」というふれこみ)
さらに重要なのは、暗記というのは記憶する
「フック」があると、頭に残りやすいですし
最悪忘れても、そのフックで思い出しやすくなるのですが、
「語呂合わせ」と「イラスト」
はその記憶のフックとして最適で、最悪もしド忘れしても
簡単に思い出せる”保険”のようなものが手に入るのです。
というわけで、英単語を「イラスト」と「語呂合わせ」
で覚えるのはかなり効率的ですし、何より
楽しくストレスなく進められるので上の本はおすすめですね。
そして、もう1冊かなりいいのがあるのですが、
そちらは次回にご紹介します。
語呂合わせが嫌いな人は、次回の方が合うと思います。
それではまた。