- 2018-5-9
- おすすめ記事, 受験を突破する健康管理術
こんにちは、中西です。
先日、疲れを取るために都内のある大きめのスパ施設に行ってみました。
露天風呂に入ったあと、数百人ぐらい入れるドデカい休憩室みたいな場所でくつろいでいたのですが、しばらくするとアナウンスが館内で流れてきました。
「岩盤ヨガ」という、「岩盤浴」と「ホットヨガ」のおいしいとこ取りをしたような初めて聞く名前のサービスの案内です。
私は前に岩盤浴をいちどやって全く自分には合わなかったので、その案内も半分寝ながら聞いていたのですが、
その案内の中で、こんなアナウンスが流れてきたのです。
「・・・発汗は『デトックス効果』による老廃物の排出が期待できます」
このアナウンスを聞いたときに、「え!?」と一瞬耳を疑ったんですよね。
なぜ耳を疑ったのかと言うと、
「発汗によって毒素や有害物質を排出する」と言われてきた「デトックス」は存在しない
ことが科学的につき止められているからです。
「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告(ナショナルジオグラフィック)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/041200164/?P=1
まだこの研究結果が出てないときに、ある有名な医師がデトックスに懐疑的な見解を話されていて、私の中でも「デトックスだいぶ胡散臭い説」があったのですが、やっぱりかという研究結果。
どんなに激しく運動して汗をかいても、サウナでヘロヘロになるまで汗を流しても、「汗から毒素はほとんど出ない」のです。
まぁ汗をかくこと自体は健康に良いので、何となくイメージで、
「汗をかくとそこから毒素が一緒にドバーッと流れ出ているわぁヽ(´∀`*)ノ」
みたいな気持ちになっていた人が多かったのでしょう。
ところがそれは勝手なイメージで、簡単に言えば「デトックスは都市伝説だった」のです。
繰り返しますが、汗をかくこと自体は良いのです。が、その汗から「毒素や有害物質が一緒に流れ出ている」といった事実は存在しないということ。
ちなみに1日に1回、汗をしっかり流しておくと、疲れがたまりにくくなり、勉強にも集中しやすくなります。
だから「汗を流す」ことは健康面でもパフォーマンス面でもプラスになるのですが、「デトックス効果」は存在しないので、その違いはよく理解しておいた方がいいですね。
それではまた。