- 2015-10-19
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こんにちは、中西です。
私は大学に入学してから
時間があり余っているのに任せて
いろいろと本を読んでいたのですが、
その中で非常に印象に残っている
言葉がいくつかあります。
当時読んだ本の中で、とくに強烈に
印象に残っている言葉の1つに
私が好きな上智大学名誉教授の
渡部昇一先生が、
「人生でもっとも大切なこと」
とおっしゃていた話があるのです。
「人生でもっとも大切なこと」
なんて、ある意味で究極のテーマであり、
なんともすごい命題ですが、
渡部先生がおっしゃっていた
「人生でもっとも大切なこと」
とは何かといいますと、
【 「できない理由」を探さないこと 】
というものでした。
これこそが
「人生でもっとも大切なこと」
と先生はおっしゃったのですが、
大学生の私にはなぜこれが
「もっとも大切」
なのかがいまいちピンと来なかったのです。
「大事なことなのはまあわかるけど、
『人生でもっとも大切』
ってのはよくわからんな」
ぐらいの感想。
それから何年もたった今、
この言葉をあらためて思い返すと、
だいぶ受け取る印象が
変わっていることに気づきました。
今この言葉を思い出すと
「一番大切」
とおっしゃった意味がようやく
少しわかる気がするのです(遅い。。)
たとえば、大学受験で失敗したり、
納得行かない結果に終わる
といった場合、
いくつかある失敗理由の中でも、
そのかなり大きな部分を
占めるものの1つが
「できない理由を探したこと」
ではないでしょうか。
冷静に突き詰めて考えていくと、
究極的には
「できない理由を探したこと」
が、失敗の原因だったと気づくことが
少なくないのです。
が、怖いのは、ほとんど
「無意識レベル」
で、できない理由を探していて、
—————————————-
【 自分自身が
「できない理由を探している」
ことに気づいていない 】
—————————————-
ということがある点です。
これって、本当に怖いです。
たとえば、自分が今、
本気で受験勉強に取り組んでいないとして、
それはなぜなんだろうか
と考えてみると、
無意識に
「まだ本気で勉強しなくていい理由」
を探していたりすることがあります。
「自分が本気になっていない理由」
なんて、探せばいくらでも見つかるのです。
たとえば・・・
▼まだ本番まで少し時間に余裕があるから、本気になれない
▼ 直前期になったら本気になるから、まだ本気でなくてもいい
▼ 来月から本気になろうと思っている
▼ そのうちいつか本気になれる気がする
▼「本気になれば自分はすごい」と思っているが、
本当は本気になっても成果が出ないのが怖いだけ
▼ 最近文化祭や体育祭で忙しいから、
それが終わってから本気になろう
▼ 自分の周りは受験に対する意識が低いから
私も本気になれない
▼ まだ本当に行きたい志望校が最終決定していないから
本気にはなれない
▼ 自分の家は勉強する環境が整っていないから、
本気で勉強できない
▼ 逆転合格した先輩は12月頃から本気出したらしいから、
自分もまだ本気でなくていい
▼ 昨日家族(友人)とちょっとケンカしたから、
今日は本気になれない
▼まだベストな参考書が見つかっていないから
本気になれない
▼ 今度の定期テストが終わってから、
本気で受験勉強に取り組もう
▼ 今日は雨フリだから本気になれない
・・・とまあ、ちょっと考えただけでも
こんなに出てきます(笑)
(ちなみに、最後の
「今日は雨フリだから本気になれない」
は、ネタではなく以前
本当にいた受験生の話(゚o゚;))
こんな感じで「できない理由」なんて、
探し出したらいくらでも
どんどん出てくるわけで、
そんな言い訳をいい出したら、
何もできないまま
時間だけがすぎていくよと。
繰り返しますが、怖いのは、
「できない理由」
は自分から意識的に探さなくても、
無意識に近いレベルで
探していることがある点です。
この「できない理由探し」は
受験生に限らず、もちろん私も含め、
誰でも普通にありうること。
だから、
「自分は『できない理由』を
無意識に探していないか?」
と、第三者的な目線で、自分自身に
頻繁に問いかけるくらいで
ちょうどいいと私は思っています。
それくらい、
「できない理由探し」
は誰もが陥りがちな罠なわけですね。
受験生にとって緊張感の高まる
秋シーズンに突入していますが、
この時期に来て本気になれていない人は
「まだ本気にならなくてもいい理由探し」
をどこか無意識にやっていないか
振り返ってみてほしいと思います。
それではまた。
P.S
昨日は先週に引き続き、ふたたび
ブログのアクセスが過去最高記録を
更新しましたヽ(´▽`)ノ
連動して、その他の数値も
過去の記録をいろいろ更新。
昨日の本メルマガ登録者数も
とんでもない人数でした…(。´Д⊂)
もっとより良い記事が書けるように
謙虚にがんばりたいと思います<(_ _)>