- 2015-10-10
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
受験生は一定以上のレベルで
「やる気を維持する」
ことが必要不可欠なわけですが、
実際のところ、なかなか
やる気が出ないこともあります。
「モチベーションが高くても、やる気がイマイチ」
なんてことも普通にあるわけです。が、この話は、
「モチベーション」と「やる気」
を明確に区別できていない人は、
意味がわからないと思います。
たとえば大学受験生でいえば
「『あの大学に絶対合格したい!』
と強く思っているけど(=モチベーションは高い)、
なぜか今日は勉強のやる気が出ない(。´Д⊂) 」
というような状況。
こういうことって少なくありません。
このあたりの区別については鬼重要なので、
まだご覧になってない方は
こちらをどうぞ。
▼「集中力」「やる気」「モチベーション」の違いがハッキリわかる基準
そういった
「やる気が出ない」状況に
陥った場合のテクニカルな
対処法というのはたくさんあって、
このメルマガでも多数紹介してきましたが、
今回はテクニカルな方法では
解決できない場合の、
意外に見落とされがちな原因について。
「なぜか今日はやる気が出ない・゚・(ノД`;)・゚・」
というとき、どんなにテクニックを
駆使してもやる気が復活しない
パターンが1つあるのです。
つまり、そのやる気低下は
テクニックでは解決できないのに、
やる気アップのテクニックで
元に戻らないかと試行錯誤してしまうと。
でも状況は変わらず、
なぜ今日はやる気が出ないのか、
考えても原因がわからない。
そんなパターンです。
このパターンに陥ってるとき、
実はこんな懸念があります。
【 単なる「睡眠不足」を、
「やる気低下」と勘違いしている 】
という原因。
これ、私は今まで推定何百回と経験して、
ようやくこのパターンの存在に
気づいたのです(気づくの遅い(。´Д⊂) )。
ようするに「睡眠不足」という
ワードが持つイメージとして、
なんとなく
▼強い眠気が襲っていて、
目の下にクマができているとか、
▼目をこすりながら勉強しているとか、
▼首をときどきコックリさせながら
勉強しているとか、
そんな強い眠気と格闘している
イメージを持ってしまいがちです。
が、実際のところ、
そこまで症状が現れないステージの
「睡眠不足」
の状態も存在しています。
たとえば・・・
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<睡眠不足の症状ステージ(中西のイメージ)>
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5、白目をむいていらっしゃる状態
4、時どき首カックン。寝オチ寸前状態
3、自覚できる強い眠気
2、自覚できる弱い眠気
1、自覚できないレベルの眠気(←ここを「やる気低下」と勘違い)
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つまり、
「あー、ちょっと眠いな~」
という“自覚があるレベルの眠気”なら
まだ睡眠不足にも気づきやすいのですが、
そのもう一歩手前あたりに
“自覚ができないレベルの眠気”
というのがあるわけです。
そして、このステージの眠気は、
明確な「眠気」という形で
自覚がしにくいせいで、
その感覚を
「やる気が低下している」
と勘違いしてしまいやすい、ということ。
本当は単なる
「自覚できないレベルの
軽度の睡眠不足(眠気)」
なのに、それを
「今日はなんかやる気がイマイチ出ない」
と思ってしまう。
この場合、いくらやる気アップ系の
テクニックをいろいろ試しても
ムダに終わります。
だって、原因は
「(軽度の)睡眠不足」
なんだから。
はい、そうです。
この場合はもう基本的に
眠る(仮眠をとる)
しか解決する道はありません。
もし睡眠不足が原因でないなら、
いろんな方法があるわけです。
たとえばちょっと前に書いたこれとか。
しかし睡眠不足が原因なら、
上の記事のような対処をしても
根本的には解決しません。
「やる気が低下している」
と感じたときに大事なのは、
まずその原因を見つけ出すことですね。
(仮説であったとしても)
原因の目星がつけば、
対策をこうじることができるので、
解決への道が開けます。
原因を間違って認識してしまうと、
正しい対処ができなくなり、
状況がなかなか解決しません。
「今日はどうも、やる気がでない(。´Д⊂) 」
と感じたら、その原因の1つとして
【 単なる睡眠不足を「やる気低下」と勘違い 】
していないか、チェックしてみてください。
それではまた。
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