- 2015-3-15
- 大学入学前の準備, 大学生活について考える, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
私の母親のいとこの息子
(つまり私の「またいとこ」)で、
私と同じ年の男がいました。
彼とは高校が同じになって、
クラスこそ違いましたが、隣のクラスだったので、
2クラス合同の体育の授業で一緒になりました。
それまで顔も知らなかったのですが、
母から彼の苗字は聞いていたので、
体育の授業中に体操着の名札を見て、
「お、こいつか」と思って初めて声をかけました。
「よー!俺、中西」と私。
「え?あー!!おっ・・・おおぅー!」と若干ぎこちない彼。
彼も気づいていたようです。
まあ学校の授業中に血のつながっている同じ歳の男から
声をかけられるのは、あまり気持ちのいいものではありません。
「俺ら、なんか『またいとこ』らしいで」と私。
「あー聞いた聞いた。そうらしいな。でも俺ら『はとこ』やろ」と彼。
「え?『はとこ』?いや、俺は『またいとこ』って聞いてるが」
「いやいや俺ら『はとこ』やで」「マジかよ。『はとこ』って何?」
「親同士がいとこやろ」「それは『またいとこ』やん」
「いや『はとこ』やろ。」「どうちゃうの?」
「よーわからんけど、とりあえず俺らの血はつながってるぽい」
「たしか、『おじいちゃんが一緒』になるんだよな」
「いや、『ひいじいちゃんが一緒』ちゃうか」
・・・みたいな会話をえんえんして
初対面から超議論になったのですが、
結果的には『はとこ』も『またいとこ』も同じでした。。
その彼の親父が、少し前に認知症になりました。
私が母に彼の親父の近況を聞いたときに、
母から返ってきたメールがこれ。2日前のメールです。
「入退院の繰り返しやわ。家に居る時は、名札付けてはるし…
でも誰でも明日は、我が身やと思ってるわ~。
お母さんは、今、大好きな仕事が出来て幸せです。
今日も入浴介護3人して汗びっしょりやけど
ほんとうにやりがいあるわ。(後略)」
・・・後半はほっこりする内容が続くのですが、長いのでカット。
私が一番響いたのは「今、大好きな仕事が出来て幸せ」という箇所です。
前も書きましたが、うちの母は土産屋の仕事の“息抜き”と言って
介護の仕事に行っていたほど介護大好き人間です。
今は土産屋はやめてますが、介護の仕事が
時給100円になってもやると思います。
認知症になったまたいとこの親父さんも介護するかもしれません。
以前、こちらの記事で数年後の「超就職氷河期」の
再来の可能性を指摘しましたが、
記事にも書いたとおり、人材不足の業界は
この「氷河期」が当てはまりません。
その典型が介護の業界なのです。
人材不足の業界・職業というのは、総じて
「大変」「労働時間が長い」「難易度が高い」
「3K的」「時給が低い」(エンジニアのように
平均的に高給だけど、人材不足のパターンもあり)
といった仕事の傾向が強いのです。
ただ、日本は今後も生産年齢人口
(仕事ができる年齢の人口)が減っていくので、
全体的に人材不足の業界が徐々に増えていきます。
問題はそれよりも早いスピードで
2017年4月にほぼ確定した「消費税の再増税」という
大愚策よる“最悪のデフレ時代”がその後訪れるため、
私の推測ではそのときの新卒
(この4月から新受験生・新大学生になる人)にとっては、
人生でもっとも大事な時期に、
超がつく就職氷河期になる
可能性が高いということです。
しかも政府は全体的な人材不足を
外国人労働者で補おうとしているので、
それが実現すると、人材不足の業界ほど平均賃金が下がります。
国全体が人材不足というのは、本来は給与がアップし、
就職もしやすくなり、経済が成長するチャンスなのです。
戦後の高度成長期がそのパターン。
しかし安倍政権は、労働単価(=時給)が低い外国人労働者を
国内にたくさん入れようとしています。結果、
「生産年齢人口の低下による人材不足というチャンス」を
活かせない可能性が非常に高いのです。
なぜそんなことになるかというと、
賃金を安く抑えたい企業(&その企業から恩恵を得る一部の人間)が
政治に口を出しているからです。
本当は豊かになれるはずの国なのに、一部の人間・組織と
それに影響された政府のミスリードによって、
豊かになれない方向に進んでいく可能性が、今のところ超濃厚です。
そんな時代に、大学で何をどうすごせばいいのか。
このあたりの話を建前を完全排除で
本音のみで語りまくったのが
「大学生活パーフェクト攻略法
~ヤバいくらい本音で語る大学論~」です。
合格した人、とりあえず1~2年は遊びますか?
新受験生、とりあえず大学のことはよくわからないけど受験勉強しますか?
判断は、あなたにお任せします。
▼「大学に行く意味」も「大学時代やるべきこと」も、
学校では一切教えてくれない件