- 2017-4-25
- おすすめ記事, 受験勉強のスタート準備, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
大学受験には他の受験にはない、独特の
傾向がいくつかあります。その1つが、
高3になっただけでなんとなく全員が
「受験生」になったと考えてしまうことです。
実際、先生から「君たちは今年受験生だから」
とか「俺たちもう受験生だな」的な会話も
展開されますが、
そう言われている「受験生」の大半が、
まだ志望校が決まっていない(;゚ロ゚)
なんてことも普通にあるわけです。
私は受験生というのは、厳密には「志望校
が決定」した時点でなるものだと思います。
「英語の資格を取るつもり」とだけ決めて
いて、英検なのかTOEICなのかTOEFLなのか
通訳案内士なのか決めていない人が、
「私は英語の受験生です!」と言っていたら
変でしょう。
志望校が決定していないということは、受
験生として何もスタートしていないと思っ
ておいたほうがいいです。
学校で授業を受けて、与えられた課題をこ
なして、それでなんとなく「受験勉強をし
ている風」な気がしてしまうかもしれませ
んが、
それはただ高3として勉強しているだけで、
受験勉強ではないということです。
当たり前ですが、受験生として受験勉強を
するということは、目標となる「志望校」
がすでに決まっていて、その志望校に合格
するための勉強を進めていくということです。
「学校の勉強」がそのままイコール「受験
勉強」になるとは必ずしもいえず、受験を
突破するには「志望校に合格するための勉
強」にフォーカスする必要があるわけです。
大学受験生(とくに高3)というのは、こ
のあたりがごっちゃになっていることが多く、
そのせいで「志望校の決定」というもっと
も重要な決め事を後回しにしてしまう人が
少なからずいます。
これはどう考えても間違いで、単純な話と
して、「志望校の決定」が早ければ早いほ
ど有利ですし、逆に遅ければ遅いほど不利
になり、合格できる確率が遠のいて行くのです。
ちょっと前にも書きましたが、学校に言わ
れるがまま素直に真面目に勉強しているだ
けではムダに時間がすぎていく可能性が濃厚で、
受験を本気で突破したいなら「自分の志望
校に徹底的にフォーカスした勉強」が必要
になってきます。
それが基本的な戦略になるので、その戦略
を遂行する上で「学校の勉強」が使えるな
ら利用すればいいですし、
不要なら極力切り捨てる(最小限に抑える)
方向で検討するのが、順番としては正しい
といえるのです。
そう考えると、「志望校の決定」ができて
いない受験生は、とても受験生とはいえな
い状態なので、
大学に行きたいと考えているなら、少しで
も早く志望校を決められるようにリサーチ
して行ってください。
「○月○日までに決める!」などと暫定で
もいいので「期限を決める」とよりいいです。
北朝鮮の情勢がどんなに危機的になっても、
政府は国民を手取り足取り助けてはくれな
い(どころか危機すらまともに教えない)ように、
あなたの大学受験がどんなに危機的にやば
くなっても、学校は助けてくれませんし、
あなたが受験生として危機的な状況にいて
も、それを教えてくれることはないでしょう。
結局、「自分の身は自分で守るしかない」
のは、あらゆる物事におけるこの世のルー
ルですので、
このあたりで大人になって、学校も塾も基
本的に頼れるものではない・自分でなんと
かして突破するしかない、という当たり前
の事実に早く気づいてほしいと思いますね。
それではまた。