- 2016-11-14
- おすすめ記事, センター試験対策, 効率的な勉強法~中上級編~, 直前期の勉強法
こんにちは、中西です。
受験勉強は大きく分けると
「インプット」(例:参考書を繰り返す)と
「アウトプット」(例:問題を解く)
があります。
受験生として全く同じように勉強に時間を
費やしても、結果が大きく変わってくるこ
とは少なくありません。
その理由の1つが、このインプットとアウ
トプットにかける“比重”の違いなのです。
この2つの比重を間違ってしまうと、勉強
時間は同じなのに、
A君は実力の上昇率が高く、B君はいつまで
たっても実力が上がっていかない
・・・なんてことはザラにあります。
一般的によく言われるのは、
「インプットを7割ほどやったら、
アウトプットに行く」
というパターンですね。
7割からあとの8割、9割、10割にしていく
のは時間がかかるので、7割ほど参考書が
進んだと判断したら、
そこからはアウトプット(問題演習)に
入っていく(アウトプットしながらイン
プットを進める)といい、という話。
基本、そのイメージでいいと思うのですが、
ただあくまでこれは“平常時”(時間に
まだ余裕があるとき)のパターンなわけです。
もう時間に全く余裕がなくなってきた
状況において、同じような比重で進めて
いっていいのかという問題があります。
私の見解ですが、もう時間的に余裕が無い
状況の人が、いつまでも
「インプットをもっとしっかり進めてから
アウトプットに移ろう」
と考えているのはかなり危険ではないか
と思っています。
状況によってだいぶ話が変わるので一概
には言えないのですが、たとえばこの時期
の大学受験生でいうと、
センター試験のいずれかの科目で、まだ
インプットメインで勉強をしていて、
「このインプットがしっかり終わったら、
過去問をやるぞ」と思っている人は、
本当にそれで大丈夫かよく考えてみた
ほうがいいですね。
もし自分の勉強の進め方に自信がないなら、
学校の先生に自分のその科目の進み具合と
今後の予定をざっと伝えて、その勉強比率
でいいか確認してもらうのも一つの手です。
とくにセンター試験は“慣れ”の要素も大
きいので、単純に「その分野の知識をイン
プットすれば点が上がる」というわけでは
ありません。
センター独特の問題の出し方や独特の時間
配分に慣れる必要があるわけです。
よって時間が全然無い状況になったときに、
究極の選択的に
「インプット重視かアウトプット重視か、どちらか選べ!」
という話なら、その状況だと圧倒的に後者
の方が結果につながる可能性が高くなります。
まあアウトプットといっても、アウトプッ
トしながらインプットもできるわけですからね。
センター試験に限りませんが、試験までの
残り時間が無くなっていく中では、状況に
応じて勉強のやり方も臨機応変に変えてい
く必要があります。
インプットはそれ自体は実力がシビアに問
われない分、けっこう楽しかったりします
からね(´-`)
その楽ちんゾーンに長く浸っていると足も
とを掬われかねないので、この2つの比重
にはいつも注意しおいてほしいと思います。
それではまた。