- 2025-10-17
- メンタルの話, 勉強のやる気アップ法, 勉強のストレス解消法, 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは、中西です。
仕事や勉強に集中するためには、ストレスを抱えないことも重要なポイントになります。
そのストレスを軽減する方法は複数ありますが、中でも比較的効果の高い方法の一つが、「笑う」ことです。
あなたも経験があると思いますが、たくさん笑ったり爆笑をしたら気持ちがスッキリして、メンタルも安定しやすくなるわけです。
この笑いがメンタルにもたらすプラスの影響というのは、過去にも研究で認められている部分がありましたが、
先月末に東北大学がまた新たな研究結果を発表していましたので、今回はそちらをご紹介したいと思います。
結論から言いますと、
【 日常生活でほとんど笑わない人は、よく笑う人に比べて抑うつ状態になるリスクが1.5倍高い 】
ということが判明しました。※参考:本メール下部に記載
これまでの研究で、日常生活でよく笑う人は、その時点で抑うつ傾向にある人が少ないという報告がありました。
「抑うつ」というのは、「気分が落ち込んで何もする気が起きない」「憂うつな気分」といった一時的な心の状態を指します。
ちなみにこの一時的な抑うつが長く続いて日常生活に支障をきたした時に、うつ病と判断されます。
日常生活でよく笑っている人は、この抑うつ傾向である場合が少なかったわけですが、問題はこの研究だけでは
「笑わないから抑うつ状態になっているのか」
「抑うつ状態だから笑わなくなってしまったのか」
が区別できないという点でした。
そこで東北大学の今回の研究では、よく笑う人とほとんど笑わない人を長期間追跡調査し、その上で抑うつ状態になるリスクに違いがあるかどうかを調べました。
目的としては、「笑わないから抑うつ状態になる」というこの仮説が正しいかを検証する、というものだったようです。
この研究では、高齢者3万2,666人を約6年間追跡調査したようなのですが、その結果、
日常生活でほぼ毎日笑う人と比べて、ほとんど笑わない人は新たに抑うつ状態になるリスクが1.5倍高いことが判明しました。
さらに、笑う頻度は低ければ低いほど、抑うつ状態になるリスクが高い傾向があることもわかったようです。
逆の言い方をすると、たくさん笑えば笑うほど、メンタルが抑うつ状態になるリスクからは無縁に近づいていく、と言えると思います。
実際、私の周りの人やこれまで出会ってきた人たちを思い返してみても、
よく笑う人はこういったメンタルの問題になるような抑うつとは無縁のように見える人が多かったです。(もちろん落ち込むこともあるでしょうが)
そして、そういう人が、例えばメンタルの悪化で長期間仕事を休むといったことも、私の経験上はありませんでした。
メンタルが病んで長期間休業になってしまった人は、だいたい皆さん完璧主義で真面目で、きっちりした人というタイプが、私の経験上では多かったですね。
また一般的にも、そのようなタイプの人が抑うつになりやすいということは知られています。
今回の東北大学の研究は高齢者を対象にしたものでしたが、年齢が若い人でも、ほぼ間違いなく同じだろうと思います。
もちろん若い分、多少は抑うつになりにくいなどはあるかもしれませんが、大筋の傾向としてはそれほど変わらないはずです。
で、ここからが実は今回の本題なのですが、
私はこの研究を見て、日常生活でほとんど笑わない人が、どうやったらよく笑えるようになるかを考えてみたのです。
笑うということは、何か面白いことが起こったとか、面白い話を聞いた時、面白いコンテンツを見た時・・・といった状況がほとんどだと思います。
そうすると、直接人と会話をしてよく笑うか、番組や漫画や動画や音声などの何らかのコンテンツを見て笑うか、
といった大きく二通りのパターンがあるのではないかと思います。
くすぐって笑う手もありますが、さすがにその笑いは不自然な気がしますので笑、今回くすぐりは違うでしょう。
あと、ハプニング的に何かが起こって、つい笑ってしまうパターンもあると思いますが、それは自分でコントロールできませんので、これも省いて考えました。
まず一つ思いついたのは、「いつもより”よく笑う”ことを意識してすごす」ことです。
しかし、これまであまり笑わなかった人が、人とのコミュニケーションにおいて突然よく笑うようになると、相手に不信がられる可能性も出てきます(゚o゚;)
また、その不信がられる可能性を考慮して、あえてよく笑うようにすることができないという場合もあるはずです。
そこで私が思いついたのは、YouTubeなどの笑える系の動画で短時間(5分以内くらい)のものを何か選んで、
それを見るときに普通にぼーっと見るのではなく、
【 めちゃくちゃ大げさに笑ってみる 】
という方法です。
単なる思いつきだったのですが、試しにYouTubeで3分ほどのお笑い系の動画がありましたので、
「ちょっとでも何かギャグを言ったら大げさに笑ってみよう」
と身構えて、3分間その動画を見てみました。
そうしたところ、3分間のうち、かなりの回数、爆笑しまくってしまいました。
普通に見ていたら絶対ここまで笑わなかったであろうネタにも、少しどころか、かなり大げさに笑うようにしてみたのですが、
やってみたら意外にこれが楽しいのです。
しかも不思議なことに、通常見ていたら絶対に面白くない、無表情のまま見ていたであろうギャグだったとしても、
今回はあえて無理やり笑おうというつもりで笑っているので、ちょっとしたギャグとかボケでも思いっきり笑いました。
すると、笑っている間に【 本当にそのギャグやボケが面白く感じてくる 】のです。(ノ∀`*)ノ
よく「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」という言葉がありますが、それでいうと
「面白いから笑うのではなく、笑うから面白くなる」
という感じでした。
そして、爆笑しまくって3分経った後、めちゃくちゃスッキリしていることに気づきました。
普段そういった動画を3分見たぐらいで、こんなにスッキリすることはまずないのですが、
今回はあえて無理やり「ちょっとしたギャグでも大げさに笑う」と覚悟を決めて見ていたので、とにかく無理やり笑いまくったのですが、
その「無理やり」といっても全然苦になる無理やりではありません。
一応、笑うきっかけのギャグやボケみたいなのは存在しますので笑うことはできますし、
先ほど言ったように笑っている間に本当に面白い感じがしてくるので、ますます笑えるという変な循環に入りました。
この状況を別の誰かに見られていたら確実に危ない奴なのですが、あくまで実験的に自分でやっているので全く問題ありません(たぶん)。
その後も何度か試してみましたが、この
「お笑い系の動画(お笑い系アニメ動画も可)を無理やり笑うつもりで、3~5分なの視聴中、ちょっとでも面白いことがあったら無理やり大げさに笑いまくる」
というのは、かなり使えるテクニックだと感じました。
しかもその後、非常にスッキリするので、仕事や勉強に向かう活力も湧いてきます。私は明らかにやる気が出ました。
生身の人間相手ではないので、不自然がられることもありません笑
個人的にはこれは結構大きな発見になりましたので、今後毎日やっていこうと思っております。
というわけで、日常生活でよく笑っているとメンタルが良くなって、抑うつにもなりにくくなります。
そうは言っても、いきなりよく笑うのは難しいという方は、短時間のちょっとした笑える要素のあるお笑い系の動画なりアニメなり音声なりを視聴しながら、
【 そのコンテンツの視聴中だけでも、無理やり大げさに笑う 】
ようにしてみてください。
M-1とかの漫才動画でもいいと思いますね。M-1は4分ですので、時間的にもちょうどいいと思います。
繰り返しますが、普段自分が笑うレベルの3倍ぐらい大げさに笑うのと、
仮に面白くなかったものでも、ほんのちょびっとでも面白いギャグなりボケだったら、とにかく大げさに笑いまくるのがコツですね。
誰でも手軽に出来て、即効性も高いのでかなりおすすめ。
ちょっと疲れたら、そのたびにやるのもいいと思います。
家族や周りの人に見られないように、よかったらやってみてください。
もちろん、電車でやるのは禁止です笑
※参考
「日常生活でよく笑う人はうつになりにくい ~毎日笑う人と比べて、ほとんど笑わない人は抑うつ状態に至るリスクが1.5倍~」東北大学大学院歯学研究科・歯学部
https://www.dent.tohoku.ac.jp/news/file/20250926_01.pdf


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