- 2017-6-1
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こんにちは、中西です。
先日、記憶に関する脳のメカニズムの話の
中で、「寝る直前」に布団の中で横になっ
ている状態は、
アイデアが出やすい“ゴールデンタイム”
だという話をしました。
理由を簡単に復習すると、布団の中で横に
なっている「寝る直前」というのは、
部屋の明かりが消えて、意識がボーッとす
ることにより、日中ずっとスイッチが入っ
ている意識である「顕在意識」が薄まって、
「潜在意識」にアクセスしやすくなるから
です。これはオカルト的な話ではなくて、
物理的・論理的に普通に導き出される脳
のメカニズムの話です。
よって、もう寝ようとして布団に入ったに
も関わらず、ボーッと横になって暗い中で
何か考えていると、
もう寝たいのにいろんなアイデアや気づき
が出てくることが少なくないわけです。
それをわかっている人たちは「枕元にメモ
帳を置いている」ことが多いです。もちろ
ん私も昔から置いています。
で、ここからが本題なのですが、実はもう
1つ、1日の中で“同じ理由”でアイデアが
出やすいゴールデンタイムがあるのです。
それはいつかわかるでしょうか?
よかったらちょっと考えてみてください。
・・・勘の良い人ならすぐわかったと思い
ますが(笑)、そうです、もう1つのアイデ
アが出やすいゴールデンタイムとは、
「目が覚めた直後」
です。
つまり朝に目が覚めて、
“まだ起き上がらずに”“布団の中で”
ボーッとしているタイミングです。
これが「寝る前」とほぼ同じ理由により、
もう1つの「アイデアが出やすいゴールデン
タイム」になります。
ただしこれには条件があって、目覚まし時
計をかけて起きている人の場合、「目覚ま
しが鳴る前」である必要があります。
(「鳴ったあと」でもいいのですが、その
場合一度目覚ましを止めてから、ボーッと
する時間を確保することになるのであまり
健全なやり方とは言いがたいです。
また、アイデアが出る確率面でも、目覚ま
しが鳴って一度顕在意識が起きますから、
あまり効率的ではない場合が多いです。
これは私の実感として)
ここからの起きやすい季節はとくに多くな
ると思うのですが、朝目覚ましを設定した
時間(or起きる予定だった時間)よりも、
早く目が覚めてしまうことがあると思います。
6時半に起きるつもりが、目が覚めて布団
の中で時計を見たらまだ6時すぎ、みたい
な状態です。
この「予定より早く目が覚めてしまったタ
イミング」が、実は
「アイデアが出るゴールデンタイム」
なのです。理由は、上記の「寝る直前」と
ほぼ同じ。
ひらたく言えば、さっきまで寝ていたよう
な顕在意識が薄い状態で「ボーッとできる」
からです。
今度あなたがこのタイミングに遭遇したと
きは(つまり予定より早く目が覚めたら)、
一度そのままの状態で
「いろんなことに思いを巡らす」
ようにしてみてください。
もちろん「最近一番重要なテーマ」や「そ
の日の予定」などに思いを巡らしてもOKです。
それにより、そのテーマに関するアイデア
や気づきを得られることは多いです。
「あ、あれ忘れてた!!」なんてことを
思い出すこともあります(笑)
が、「テーマを決めないでいろいろ思い巡
らす」ぐらいの自由度で“妄想”を繰り広
げていると、
ときどき日中には思いつかないような
とんでもないアイデアが出てくることもあ
るので(何度も経験済み)、
その点もよかったら覚えておいてください。
そう考えると、せっかく朝に予定より早く
目が覚めたのに、
「お、まだ起床時間まで20分ある!スマホ
でLINEと最新ニュースをチェックしておこう」
なんて考えて、布団の中でスマホをいじる
のは、どう考えても
「アイデアや気づきが生まれるゴールデン
タイム」のチャンスを逃していることにな
ります。
だって、スマホのチェックなんて起きてか
らいつでも出来ますが、ゴールデンタイム
は日中にはほとんどないですから。
というわけで、「寝る直前」と「目が覚め
た直後」というのは、脳のメカニズム的に
「アイデアや気づきが得られやすい
ゴールデンタイム」になりますので、
このタイミングには数分程度でもいいので、
ぜひボーッとしながら、いろいろ妄想を
膨らませてみる(´-`)ことをおすすめします。
それではまた。