- 2023-12-18
- 受験を突破するマインドセット
【今日のFocus】
「脳も筋肉と同じで、『負荷』をかけることを怠っていると、『負荷』をかけるのがどんどん億劫になる説」
【解説】
筋トレなど「体に負荷をかける運動」を長期間怠っていると、運動することや、日ごろから体を動かすことが億劫になっていきます。
逆に、日ごろから筋トレをして運動をしたり、仕事でよく体を動かしている人などは、いつも体に負荷をかけているので、
いつでも必要な時に、それほどストレスなく体を動かすことができます。
私の母も70歳なのに、動きがヘタな若者よりめちゃ機敏なのですが、日ごろから在宅介護の仕事で体を動かしているからだと思います。
脳もこの筋肉と同じような構造になっているのではないかと私は考えています。
私自身は、それが仕事だからと言うのもありますが、普段からそこそこ難しい文章を読んだり、答えのないことをウンウンと唸りながら、悶々としながら考えたり、アウトプットをしたりなど、頭を使うことが日常茶飯事です。
そういう状態が四六時中当たり前なので、難しい文章を読むことが億劫だとか、何か特定のテーマで考えることが億劫だと言う感覚があまりありません。
これがもし普段から簡単な文章ばかり読んでいたり、アウトプット0でインプットばかりしていたり、自分から主体的に物事を考えて判断するようなことをほとんどしていなければ、ちょっとでもそういう行為をするのが億劫になっていたと思います。
肉体の筋力は、鍛えれば目に見えてわかりやすく筋肉がつきますし、逆に鍛えなければ、視覚的にもわかるほど衰えていきやすいですが、
「脳の筋力」は目に見えませんので、衰えていても気づきにくいと思います。
この資本主義社会では「自分の頭を使って考える」ことができない人は確実に貧困になりますので、
こういう「脳の筋力」の部分で、目に見えない格差が発生している可能性があります。
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<編集後記(雑談)>
日本がここまで衰退した原因は、今大騒動になっている「自民党の裏金問題」でもわかるように、政治の究極の腐敗です。
しかしそもそも、そんな自民党は国民から選ばれています。
正確には、投票に行かない国民が世界的に見ても異常に多い国なので、結果的に投票率が1番高い自民党が与党になってしまっているわけです。
では、なぜ半数もの国民が投票に行かないかと言うと、理由は複数あると思いますが、結局のところ、「政治に関心がない」と言う層が多いからです。
なぜ政治に関心が向かないかと言うと、これも複数理由があるでしょうが、そもそもその分野の情報量が少なければ興味が湧きにくいです。
情報量が少ない理由は、
「なんとなく政治の事は知らない話や専門用語も多いし、難しそうな話も多いから」
という形で、そもそもその分野の情報に触れていないからとっつきにくい、と言う要素が大きいと思います。
そうであれば、日本が衰退している問題の根本にあるのは、多くの国民(特に若者)が「難しい言葉を避け続けていること」ではないでしょうか。
健康にとって長期に及ぶ運動不足は、深刻な弊害を生み出す可能性がありますが、脳にとっても長期の
「運動不足」「負荷をかけることを避ける」
という状態は、個人においても、その集合体である組織や国家においても、深刻な問題を引き起こすということかもしれません。