- 2015-7-22
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 受験を突破するマインドセット, 潜在意識・自己暗示の活用
こんにちは、中西です。
今週から夏休みに入って
1日中フリーに時間を使えるようになったヽ(´▽`)ノ
という受験生も多いと思いますが、
今回はそんな夏休みの
「勉強時間」
について。
これまでOCPをとおして
一日中時間を使える
受験生の勉強時間を見てきて
確信したことがあります。
それは
【「勉強時間の壁」は心理的なもの 】
だということです。
自分がこれまで
「一日に何時間くらい勉強したことがあるか」
という、その過去の記憶によって
勝手に自分の中で
「心理的なハードル」
が出来上がっているのです。
たとえば1日に最長で5時間しか
勉強したことがない人は、潜在的に
「5時間くらいが自分の勉強時間の限界値」
だという一つの心理的な
ハードルが出来上がっています。
そのハードルが出来上がっていると
たとえば「10時間勉強する」というのは、
過去の最長記録の2倍に相当するため、
「1日に10時間なんて、
とんでもない勉強時間だ(゚д゚lll)」
と思ってしまいやすいのです。
しかし私が見てきた限りですが、
1日中時間がある受験生で
「1日10時間の壁を超えよう!」
と思った人は、
ほとんど例外なく超えています。
本人の心理的なハードルさえ取っ払えば、
実はそんなに難しくないのです。
あとは、
以前「自己効力感」の記事で書いたとおり、
同じ受験生で1日10時間勉強している人なんて
いっぱいいる事実を目(ま)の当たりにすれば、
「自分もできるのかも」
と思えて、このハードルを越えるための
自己効力感がアップするのです。
<関連記事>
この記事↑で書いた
自己効力感の構成要素の1つである、
【 代理経験 】
(=自分以外の他人が、何かを達成したり
成功したりすることを観察すること)
も、自分の心理的ハードルを壊す
有効な方法の1つだということですね。
私がそういう
「1日の勉強時間」の
心理的なハードルを超えていく
受験生を多数見てこれたのは、
OCPでは毎日の勉強時間が
わかりやすく表示されるからです。
全メンバーが
▼今週は、何曜日に、何時間勉強したのか
▼今週は、現時点で、トータル何時間勉強しているのか
・・・そういった勉強時間が
ひと目でわかるようになっています。
嫌でもその人の勉強時間が
目に入ってくるので、
メンバー同士(とくに1日中勉強できる
大学受験生同士)なら、
互いの勉強時間に刺激を受けざるを得ません。
「あ、この人はちょっと前まで
1日6時間くらいしか勉強できてなかったのに、
今週から毎日10時間超えてるやん。
すげー!俺も頑張らないと!」
と自然に思えるわけでございます。
つまり自分で思っている
「1日に出来る勉強時間」
というのは多分に心理的な
問題だということです。
であれば、
そんな自分で勝手に作っている
壁なんて壊さないともったいないです。
本当は1日10時間勉強できるのに、
「私は1日6時間くらいが限界」
などと勝手に壁をつくったまま毎日をすごし、
夏休みの最後のほうになって
「あれ、私も1日10時間できるんだ!ヽ(´∀`*)ノ 」
とようやく気づいたら、
これはどう考えてももったいないです。
「心理的なハードル」なので、
一度超えたら、次からは
たいがい難しくなくなります。
だったら、そのハードルを
早く越えないと損なのです。
重要なことだからもう1回言いますが、
「1日の勉強時間」の壁は心理的なものだから、
早めにクリアした方が絶対に得なのです。
わかりやすいので10時間を例にしましたが、
9時間でも8時間でも7時間でも、
あるいは逆に12時間13時間でもいいです。
とにかく
「一回でいいから、自分の勉強時間の壁を越えて、
心理的なハードルを壊してしまおう!」
と考えてみてください。
そのハードルを壊す時期が早ければ早いほど、
あなたが合格する確率は上がっていきます。
そして一度そのハードルを壊せれば、
「前まではなんで1日たった7時間の勉強で、
あんなに大変そうにしてだんだろう(;´Д`)」
と低いハードルに四苦八苦していた
過去の自分が不思議に思えるようになりますよ。
たしかに勉強時間だけが
重要ではありませんが、
超えられる壁なのであれば、
さっさと早めに超えておいた方が
いいですからね。
というわけで、
“受験の天王山”
である夏休みを、
後悔することなく、心底納得行く形で
しっかり時間を使い切りたいという人は、
ぜひ1日も早く
「勉強時間の心理的なハードル」
をぶち壊しておいてほしいと思います。
それではまた。