- 2023-12-19
- 働き方・キャリアの話, 受験を突破するマインドセット
【今日のFocus】
「『知らない単語を調べる』ことから逃げない習慣が、人生の明暗を分ける。」
【解説】
前回、筋トレと同じように「脳にも負荷をかけることが重要」という話をしました。
この「負荷」というのは、例えば知らない単語がある文章を読んだり、問題の解決方法を考えたり、アイディアを生み出したり、主体的に判断するといったことです。
さらにもう一つ、脳にかける負荷の1つとして
「知らない単語を調べる面倒な作業」
があります。
最も一般的なのが「ググる」ですが、これに限らず、とにかく生きていく上で大事な分野において「知らない単語」を放置しないことです。
この作業から逃げないことが、資本主義社会、とりわけ21世紀の資本主義社会では極めて重要になります。
「知らない単語を見つけたら、その場ですぐググって調べる」
という習慣を身に付け、毎日息をするように当たり前に繰り返していく。
それを継続することで、語彙力が上がり、様々な文章が読みやすくなります。
結果、世の中を見る解像度が上がり、世界の真実に徐々に近づき、脳の「筋力」がどんどん付いて、頭を使うことが億劫でなくなります。
頭を使って「脳に負荷をかける」ことが苦でなくなると、中長期的には高い確率で、人生が豊かになっていきます。
——————————————-
<編集後記(雑談)>
最近、ネットの政治・経済系のニュースを見ていてふと思ったのですが、
昔はこんなふうにスラスラ読めていなかったなと。
例えば20年前でも普通にYahoo!ニュースはありましたが、政治・経済のニュースを読んでいても、
「難しいことがいっぱい書いてあるな(-。-;」
という印象でした。
内容が難しいと言うよりも、文章に書かれている単語に、意味がわからないものが多すぎました。
といっても、別に必ずしも専門性の高い用語と言うわけでもなく、よく聞く単語の意味すら、雰囲気でしかわかりませんでした。
資本金って何?法人って?貸借対照表って?上場って? 総務って?M&Aって?TOBって?
国債って?プライマリーバランスって?債務って?為替って?金融緩和って?実質賃金って?
比例代表って?閣僚って?事務次官って?派閥って?天下りって?
・・・みたいなところから全て始まっています。
政府と内閣の違いがわからず、調べたこともあります笑
わからない単語が見つかった時点で、よほどのことがない限り、その場で必ずその単語の意味を調べてきました。
そういうのを多分20年くらい続けているのですが、いつの間にか気づいたら、政治経済のニュースでわからない単語があまり無い状態になっていました。
いつの間にスラスラ普通に読めるようになったんだろう?全く記憶にありません笑
もちろん今でもわからない単語に遭遇する事はありますが、本当に息を吸うように何の苦も無くその場でググって調べているので、どの単語をいつ調べたかなんて記憶すらありません。
ただ、はっきり覚えているのは、昔は政治経済のニュースはとても難しく感じていたことと、その頃に
「このままわからない単語を放置していたら、永久に何もわからないままだ」
「わからない単語は、いずれ調べなければならないわけで、だったら毎回その場ですぐ調べよう」
と思った瞬間があったこと、
また最初の頃は、いちいちわからない単語を調べる行動がすごく面倒に感じていたこと、
その後長い間、わからない単語を見つけるたびに、その場でググって調べ続けてきたこと。
気づいたら、それが当たり前になっていました。
「習慣は運命を左右する」
と言いますが、こんな「ググる習慣」の継続が意外と大きな武器になるのかもしれません。
もし世の中にそういう習慣を持っている人が少ないなら、相対的に資本主義社会では勝ちやすくなると思われます。