- 2023-12-17
- 経済の話
こんにちは、中西です。
最近、数十年ぶりにアニメを観るようになりました。
映画でアニメを観ることはありましたが、シリーズで放送されていたアニメを観るパターンは久々です。
きっかけはいくつかあったのですが、直近では京大の藤井聡教授が
「進撃の巨人」
という人気アニメが終わった話をされていたことからです。
物語の内容は、簡単に言うと人類が無数の巨人と戦う物語です。
しかもその巨人は人格や知性もなくて、簡単には死なない、まるでゾンビの巨大版みたいな生き物。
100年前から人類がその得体のしれない大量の巨人から生活を守るために、円形の巨大な高い壁を何重にも作ってその内側に人類が住み、平安を保っていました。
ところが、突然巨人たちに壁をやぶられて100年の平安が壊れ、人類の一部が自分たちを守るために立ち上がる・・・ざっくりそんな感じの話です。
私も10年くらい前に「進撃の巨人」の単行本をレンタル漫画で借りて最初の方だけ読んでいたのですが、途中で読むのをやめてそれっきりになっていました。
2023年にまだアニメをやっていたことにも驚きましたが、藤井教授が興味深いことを言ってたんですよね。
個人的にかなり興味深い話だったので、思わず文字起こしまでしてしまいました。話のついでにシェアします。
(以下、藤井聡教授のラジオの文字起こし)
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「これ(「進撃の巨人」のこと)やっぱりね、一番のポイントは、
『塀の中にいる奴隷から自由になる話』
じゃないですか。
で、結局今、岸田文雄さんというのは不戦の契りのようにアメリカの奴隷になり、
まぁ岸田さんだけじゃないですけど、日本の自民党の幹部どもっていうのは、アメリカの奴隷になり、財務省の奴隷になり、
その自民党の幹部どもが作る官邸の奴隷として僕ら生きているわけじゃないですか。
壁の中で生きている。そこで一人の男の子として女の子として生まれたわけじゃないですか。そしたら
「駆逐してやる!」
「なんだこれは。ぶっ壊してやる!自由だ!」
って思うっていうのが、あの(進撃の巨人の)ストーリーじゃないですか。
あの感覚がね、日本人にゼッッタイ必要なんですよ。ゼッッタイ必要なんですよ。(2回繰り返し強調)
だからね、進撃の巨人はぜひ見て頂きたいと思います(中略)
(主題歌は)こういう詞なんですよ。なかなかストレートで
『俺たちは奴隷じゃねぇ。生まれた時から自由だ。虚勢を張って極を生きる。真実が現実になるまで』
だから今アメリカに支配されてる、財務省に支配されてる、岸田文雄に支配されてる、自民党にやられてる、
『ふざけんな!日本独立してやる!デフレ脱却だ!』
とかって僕が京都の片隅で言ってるのは虚勢を張ってるだけのものですけど、
でもそれはね、あのエレンの物語っていうのは、現実にするんですよ。
ということで皆さん、戦えば、勝ちます!勝つことがある。
【駆逐してやる!】だから」
※引用:[2023.11.20放送]「政治ムラ」の常識を覆せ! ~岸田文雄が国民に嫌われる根本理由~(藤井聡/KBS京都ラジオ)
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・・・・こんな発言だったのですが、少し補足しますと、
「進撃の巨人」は物語の初回で、主人公のエレンという男の子が、目の前で母親を巨人に食い56されてしまうんですね。そこからエレンは、
「巨人をこの世から一匹残らず駆逐してやる!!!!」
という凄まじい憎悪と執念と覚悟を持ち、
巨人と戦う軍団に入って「この世から巨人を駆逐する」というミッションを果たすために仲間と共に立ち上がる、という話です。
藤井教授は、この「進撃の巨人」で人類が到底勝てそうもない圧倒的な強さを誇る巨人の大群と対峙し、エレンが
「この世から駆逐してやる!!」
という大目標で戦いを挑んでいった、その精神性が、今の日本人に
「ゼッッタイ必要なんですよ!!」
と、非常に強く強調されていたのです。
それで私もとりあえずAmazonプライムで無料で観られるアニメの第一話から観まして、現在シーズン2まで行きましたが、藤井教授の言っている意味が激しく分かりました。
おそらく藤井教授は、巨人を駆逐するために戦いを挑むエレンの姿と、財務省やアメリカというリアルの超巨人たちと戦うご自身を重ねていたのだと思います。
(財務省の巨悪は最近森永卓郎氏が「ザイム真理教」を出版して異例のベストセラーになり、ようやく世間に認知されましたが、藤井教授は10年以上前から財務省と戦っておられます)
私も「進撃の巨人」を観ていて思うのですが、母親を56されたエレンの
「巨人を一匹残らず駆逐してやる!!」
という凄まじい怒りのモチベーションは本当に熱いですし、物語としては最高に面白い。
このエレンのメンタリティを、今の腐敗の極致の、さらにその先の畜生道の極限までまで落ちぶれまくった、
自民党に寄生する本物の国賊議員達と財務省に重ねて言うとすれば、例えば
「自民党と財務省を、この世から一匹残らず駆逐してやる!!!」
という表現になるでしょう。
そういうメンタリティが、今の日本人に、絶対に絶対に必要だ!と、藤井教授はおっしゃっているわけでございます。
なぜなら、彼らは自らの私利私欲のために、国民から、
「財源として税金・社会保険料は必要だから」
という完全な嘘をデッチ上げ、国民が必死で稼いだ収入の半分を強奪し続けてきたからです。
(税金は財源ではありません。財源は国債発行のみで全て賄えます。日本は自国通貨建の国債しか発行していないため)
おまけに、本来産まれたはずの子ども数千万人をこの世から消失させ、
経済苦で少なく見積もっても数十万人の国民を組織的に56し、
この2年間ですら、ワクチン利権による薬害で、少なく見積もっても十数万人以上もの国民を56した史上最大の薬害事件を起こし(さらにそれをマスコミと結託して徹底的に隠蔽し)、
先進国で唯一、30年も経済を衰退させ続け、
国民の大半を貧困地獄に叩き落としておきながら、
自分たち政治家だけは特別と勘違いしているのか、世界一の議員給料に飽き足らず、
数十年にもわたり、ずっと裏金で脱税を行い続け、極限まで私腹を肥やしてきたのです。
信じ難いことに議員1人や2人ではなく、与党の自民党という組織全体で。
それが違法で犯罪だと、しっかりと認識していながら。
同時進行で、統一教会と言う日本国民だけを明確にターゲットにした本物の反日詐欺組織と手を組んで集票し、
統一教会によって国民から大勢の被害者が出ていてもスルーし続け、自分たちの政治家としての立場を盤石なものにしていた。
彼ら自民党議員たちの犯罪は、
「国民への裏切り行為」「腐敗」
などという言葉すら生優しく思えるほどの万死に値する大罪であり、彼らは
紛れもなく本物の「国民の敵」「犯罪者集団」
だったのです。
それが自民党の正体だったということが、今回のパーティー券による裏金問題で確定しました。
「財政観が根本的に間違っている」
という究極の大問題のはるかはるか以前に、彼らは
シンプルに悪質な犯罪者たちだった
ということです。
「税金は財源である」という虚構のフィクションに騙され、
必死で市場(所属組織含む)に価値を提供して稼いだ資産を彼らに強奪され、
人生と生活と命を破壊されまくった国民やその遺族たちから、
【 お前らを私たち国民の手で「一匹残らず駆逐してやる!!!」 】
と激しい怒りとともにターゲットにされ、自民党議員が逮捕されたり、それ以外の手段で
「駆逐」
されたとしても、自業自得でしかあり得ません。
(「駆逐」はもちろん例えです。投票活動“など”)
これほどまでに想像を絶するほど政権与党が腐敗しまくっている状況で、なんと
まだ「新しい事実」が次々と出てくるのですよ。
彼らによる、新しい犯罪の事実が。
①安倍派議員へのキックバック提供時、派閥職員が領収書の受領拒否「困るからいらない」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6485225
②<独自>安倍派複数議員「中抜き」 パーティー収入不記載拡大、10億円超か
https://news.yahoo.co.jp/articles/dda3cf3d7bdb26b73dc475375939aca35ceaf1fd
①は、安倍派の派閥議員が(お金集め目的の)パーティー券を販売し、ノルマの超過分をキックバックとして受け取った後に、
派閥側が議員からの領収証の受領を拒否していたスクープです。
つまり、安倍派は組織的に裏金を作っていたということ。極めて悪質な犯罪です。
②は、安倍派の複数の議員が、ノルマの超過分を派閥側に報告せず、こっそり抜き取って、自分の口座に振り込んで「中抜き」していたスクープです。
やってることが悪質すぎてわかりにくいのですが、ようは今回の大事件はパーティー券を販売したときに、もともとのノルマの超過分をキックバックとして受け取っていて、
それを政治資金収支報告書に記載しなかったことが、違法で脱税にあたり、犯罪だったわけです。
ところが、それだけでなく、
販売ノルマを超えた時に、派閥側にすら報告もせず、直接自分の銀行口座に振り込んで「中抜き」していた、とんでもない議員も複数いたということです。
つまり、今回大事件になっている
「裏金の入手方法」
が、なんと2通りあったということ(゚o゚;;
この反社そのものの自民党のクズ議員たちは、誰のために政治家になり、誰のための政治をしていたのでしょうか。
こんなゴミみたいな議員連中が与党の最大派閥として政治をしていたら、
そりゃ日本国民は貧困になり、先進国で唯一経済成長できない国家に落ちぶれるのは当然です。
また、今回の大事件で安倍晋三元総理が、どれほどまでの凄まじい巨悪だったかが、改めてはっきりと浮き彫りになりました。
安倍元総理が亡くなる前も亡くなった後も、彼を政治家として、まるで国士のごとく絶賛し続けていた愚かすぎる保守言論人・インフルエンサーたちが山ほどいましたが、彼らはいま息をしているのでしょうか。
自分たちが絶賛していた安倍晋三の凄まじいまでの巨悪が明るみになり、これまで間違った主張をしていた事実が都合が悪いから、
この件で「安倍晋三の巨悪」には一切触れないでダンマリを決め込んでいる卑怯な言論人・インフルエンサーばかりですが、
同じく安倍晋三を絶賛し続けていた高橋洋一教授は、非常に苦しい言い訳と言いますか、醜い擁護を続けています。
▼「会長になった際、安倍元総理は不記載・虚偽記載をやめるよう指示した」 高橋洋一が言及(ニッポン放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e695247e08ac12f197d47808ab64f1584806432e
上記の高橋洋一氏の安倍擁護の意見が、どれほど適当かと言うのは、興味がある方はご自身で考えてみてください。
あと、私が本メルマガでたまに高橋洋一教授の名前を出したり、彼の動画や言葉を引用することがあるので、
私が高橋教授を全面的に信用しているように勘違いされることが以前から非常に多いです。(個別でよくそういう話になり、そのたびに誤解だと説明しています。)
経済ネタで扱いたい題材は常にストックがあるので、高橋洋一氏が実は全面的には信用できない言論人だと言う話をする機会をずっと後回しにしていたのですが(それより重大な問題が多すぎるので)、
彼がどこまで信用できて、どこまで信用できないかを理解していない人がとても多いため、そのうちまとめて記事にしようと思っています。
実はタイトルもずいぶん前から決まっていて
「高橋洋一を信じるな!」
です。
それぐらい、彼は元財務官僚として財務省の裏側や、官僚視点の実務の話など信用できる部分は信用できるのですが、信用できない部分も実は相当大きい人なのです。
わかりやすく比較すると、京都大の藤井聡教授への私の信用度は97%ほどだとすれば、高橋洋一教授に対する信用度は65%から75%程度です。
例えば彼は、インボイス賛成、水道民営化賛成(経営権で利益)、太陽光発電で商売、維新にすり寄る、安倍晋三擁護、と言う立場です。
この1行だけでいかに信用できないかと言うのはわかる人には十分わかるはず。
その上で、実は「財政観も間違っている」のです。
(これは意外に思う人が多いかもしれませんが、根本的な部分で実は彼は明確に間違っています。
と言っても何度かこのメルマガで書いているので、全部しっかり読んで覚えてくださっている方ならわかるかと。また改めてがっつり書きたいと思いますが、彼は財政出動を政府のバランスシートで判断しているからです。
そして彼はそのバランスシートを作った張本人なのです。
ここは闇が深いので、また別の機会にちゃんと説明します。
ついでに言うと、私が日本保守党を好意的に見つつも全面的に賛同できないのは、トップの有本香さん・ 百田尚樹さんが2人とも財政観を間違えていて、それゆえに高橋洋一教授を同党のアドバイザーにしているからです。
余談ですが、ここまで言っておきながら、私は彼らの事は人として全員好きなんですけどね。もうそろそろいい加減、早く間違いに気づいてくださいというだけ)
というわけで、「自民党の裏金問題」という空前の大事件は、論外すぎて、もう何もかもがめちゃくちゃとしか言いようがなく、
根本的に与党が何十年にもわたり犯罪組織だったわけですから、政府として成立していなかったわけです。
本日、岸田総理の支持率が16%、不支持率が79%になって、戦後80年で最低だそうです。
もう本当の本当に、政府として当たり前のことすら欠落しすぎて、国家としての基本的な体裁すらまるで整っていないのが、令和の日本だということです。
絶望を10回ぐらい通り越してコントのようですが、そんな冗談みたいな国で生きているのが、私たち日本国民なのです。
究極のところ、政治に無関心だったり、こんな犯罪組織を選んだ我々日本国民にも大いに責任があります。
我々の失敗は、我々の手で立て直し、まともな日本を取り戻すしかありません。
投票活動を通して、自民党と財務省という巨大な利権に寄生し、自らの私利私欲のためにこの四半世紀で何十万人もの国民を56し、
今もなお、我々国民を56しにかかってきている連中を、
「この世から一匹残らず駆逐する」
以外に、この国が発展する未来は絶対にあり得ません。