こんにちは、中西です。
連日お伝えしている通り、新型コロナのための自粛要請によって、
これから国内では「令和大恐慌」、世界的には「第二次世界恐慌」に突入していきます。
国内のニュースでその兆候がわかりやすく出てくるのは、先日もお伝えした通り、店舗経営の「余命」を考えれば、
おそらく4月に入ってしばらくした頃〜5月にかけてになるはずです。
どう考えても7月までもつはずもなく、遅くとも6月には、悲惨すぎる有名企業、有名チェーン店などの大型の倒産ラッシュが相次ぐはずで、
(その中には誰もが知っている有名な会社、有名な商品・サービス・コンテンツを提供してる会社も多数あるでしょう)
その倒産ラッシュのニュースを見て、ようやく多くの日本人が現在起こっている経済危機の本当の深刻さを理解し始めるのでしょう。
当然そんな有名企業の大型倒産ラッシュに入る前に、町の飲食店や小売店など、店舗経営のお店が次々に閉店に向かっていきます。
昨日の小池知事の会見では、週末の外出の自粛が要請され、それを受けて他の県も同じように追随しています。
これを聞いたときに、全国の街の店舗経営者が「売れ上げが全く立たずに、これから地獄を見る」という姿が、私にははっきり見えました。
私は実家が滋賀県のお土産物屋で育ちましたが、お土産屋さんと言うのはご存知の通り観光業になりますので、週末こそが売り上げ時になります。
もっと言うと週末の売り上げが、売り上げ全体のかなりの部分を占めているわけです。
これはお土産屋さんに限らず、週末の売り上げが事業の生命線になっている商店や会社は非常に多いと思います。
そのお店の生命線とも言える「週末の外出」の自粛を無期限で要請されたと言う事は、お店の経営者にとっては限りなく死の宣告に近いわけです。
当然倒産した経営者や、その会社に関わっていた会社員で失業した人たちの中から、自ら死を選ぶ自殺者も増えていきます。
本日京都大学の藤井聡教授と安藤議員との対談動画で、藤井教授が、
「ジョンソン(イギリスの首相)、メルケル(ドイツの首相)、トランプの3人は、頭の中で新型コロナのリスクと自殺者増加のリスクの両方をイメージできている。
日本の政治家の脳内は、自殺者の増加について全くイメージできていない」
とおっしゃっていました。全く激しく同感です。
私がこのメルマガで連日何度も何度も何度もお伝えしているのは、
新型コロナの自粛によって経済が深刻な危機に陥るにもかかわらず、
その「経済危機による自殺者激増のリスク」と「新型コロナによる死者のリスク」の2つを天秤にかけて判断すると言う当たり前のことすら全くやらないで、
目の前のわかりやすい新型コロナから逃れるためだけの対策にしか、政治家もマスコミも国民も目が行っていない、その恐るべき視野狭窄さがヤバすぎると警告を鳴らしてるわけです。
1ヵ月前のこちらの嫌々やった顔出し動画でも話しましたけど。(今見たら5300回再生されてますね)
当たり前ですが、この経済危機で若者も大きなダメージを受けます。
先日「第3次就職氷河期」が襲来すると言う話をしましたが、これはもうほぼ確実ではないかと思います。
いちおう他の関連記事も貼っときます。
企業の経営においては人件費というのが1番費用がかかるため、
大恐慌に突入して売り上げがたたなくなった企業は、生き延びるために真っ先に従業員の首を切らざるをえなくなります。
(私自身はその姿勢自体が間違っていると言う認識で、過去何度もそんな話をしていますが、実際のところは残念ながら非常に多くの失業者が出るでしょう)
当然就職活動もまともにできるはずもなく、私の世代が地獄のように苦しみまくった就職氷河期が、リーマンショックから10年ほどの時を経て、再び起こります。
残念ながら大学を卒業したのに、大企業に就職できないなんてのは当たり前で、中小企業にも就職できず、
非正規(派遣やバイト)として社会人のスタートを切らざるを得ない新卒の社会人が激増します(ここまではほぼ確定路線)。
しかし今回はこれまでの就職氷河期の中でも最も最悪の状況なので(繰り返しますがデータを見る限りどう考えても「第二次世界恐慌」になりますので)、
非正規として雇ってもらえればまだ良い方で、多くの若者はどこにも雇ってもらえないか、
雇ってもらえたとしても生きていけないような低時給のバイト、単発の日払い系のバイトとか、そういう極めて不安定な境遇に落ちてしまう「大卒の若者(有名大学含む)」も普通に激増します。
なぜわかるかと言うと、私自身が就職氷河期で死ぬほど苦しんだからです。
だって私の時ですら、早稲田を卒業しているのに、卒業直後からコンビニでバイトしてる奴とか普通にいましたし、
告白しますと私自身も卒業後の数ヶ月、深夜のカラオケ屋でバイトしてましたから。
確か週6だったので、完全に昼夜逆転、外が明るい昼間に寝ていました。早稲田を卒業したのに(つД`)
これが就職氷河期の実態ですが、はっきり言ってこの状態から這い上がるのは並大抵ではありません。
しかも繰り返しますが、これから起こる経済危機は私の時よりも明らかに間違いなくひどい深刻な経済危機になります。
私は不安を煽る気は1ミリもなくて、ただ正確に現実を伝えたいだけです。本来それを伝えるべきマスコミが全く機能していないので。学校の先生もそんな話しないでしょうし。
結果として、若者を中心としたネットカフェ難民のような人たちも続出すると思います。どう考えても必然的にそうなります。
既にネットカフェのお客さんの25%(4人に1人)が、行政的に「住居喪失不安定就労者」と呼ばれる状況で、これがいわゆるネットカフェ難民です。
大学に受かって4月からバラ色のキャンパスライフをイメージしている人も多いと思いますが、
キャンパスライフを楽しむのもいいですけど、お金や経済と言うものに真剣に向き合わないと、限りなく高い確率で地獄のような未来になる可能性が高くなります。
幸か不幸か、今回の自粛によって入学式が遅れる学校も多かったり、その後も在宅でのオンライン授業なども増えていますので、
今後について情報収集したり考える時間はかなりあるかと思います。
とにかくこれから当面全く先の見えない、100年に1度クラスの世界大恐慌になって生活が困窮するリスクが劇的に高まってますので、
4月から新生活をスタートする人は、ぜひ今のうちにお金についてどのようにして行くか、真剣に考えておくことを強くお勧めします。
それではまた。
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